23.賛! Air H"
私のデータ通信手段は、きっぱりPHS Onlyである。
自宅では母艦+CE-170TS+MI-E1+P-in comp@ctで逆さてるろーど。職場や札幌を含めた外出先ではFIVAもしくはMI-E1でP-in comp@ct。623Pを使うのはE1のみで、それも電池がやばいときか、CF内MP3の再生位置を保持したいときに限られる。
通信というのもなかなかに歯止めが利かないもので、ネット対戦ゲームとかチャットの類いには一切手を出さないある意味ではスタティックなやり方なのだけれど、通信費は月に数万のオーダーである。まずいっしょ、この状態は。
この状況で迎えたAir H"の登場は、控えめに言っても福音である。
本当なら、MC-P300を速攻購入する手もあった。少なくともFIVAでの通信費は抑えられるわけで、それなりに十分意味はあったのだが、やはりE1ではcomp@ct使い続けなきゃならんのがネック。運用バランスを変えることも考えてはみたのだけれど、変動要素が多すぎてまとまらず、結局この案はお流れ。
5月のビジネスショウで参考出品されて以来、ずぅっと待たれていたCF Type IのAir H"カードは、そういうわけで"出たら買う"一品だったのである。
本稿執筆現在で、いまだZaurusでの動作確認は公式には発表されていない。が、10/3時点で既にユーザによる動作報告が上がり、なんのことはないまっとうに使えている。10/4 CEATEC後の呑み会ではMarさんに実際の接続シーンを見せてもらい、自分のE1に設定入れ込んでもらったりもして(私の機体でniftyが繋がらないのに業を煮やした大将が、ならばとPRINの設定も入れてくれたのだった)、準備万端相整った。10/5昼、RH2000Pをつなぎ放題コースで購入。
10/5-6日で確認した繋がり具合は、以下のとおり。
これを要するに、
E1での動作確認という意味では、本体機能のメールとインターネットはもちろん、ユーザMOREのWWW天気予報、TVジャンキー、FTP Patchのいずれにおいても、正常動作が確認できた(ちなみに、ModemType=3。TR1+MC-P300の場合とは設定が異なる)。
ただし上記3つのいずれにおいても、処理中にRH2000Pのモードランプが緑点滅し(待ち受けモード)、MORE側が待ち状態のまま遷移しなくなる現象が、たまに見られている。最初は吉祥寺で気づき、先ほど札幌でも再現した。電話番号末尾の#61をとり、かわりに初期化コマンドにAT@O61を指定したりしてみたが、やはり場合によっては再現。
どうも、"次の処理"に移行するときに電波状態がよくないと、RH2000P側が勝手に待ち受けに移行するような動き、に、見える。たとえばWWW天気予報であれば、接続後に指定ページに飛ぶ段階、FTP PatchであればPPP接続後FTP接続に行く段階。勝手なことをしないでパケット再開待ちのままでいてもらいたいわけだが、どうもその辺りがうまく動いていないようだ。
これがシャープ社から正式対応が表明されていないことに絡むのかどうかよくわからんのだが、上記電波状態がけっこう不安定であることとあいまって、時として問題になるかもしれない。まっとうに繋がっていれば大丈夫使えるので、さほど大きな問題ではないけれど。
スピードとしては、32kパケットそれなりってところだろう。まっとうに繋がった場合はniftyの方がPRINより体感として速かったこともあったが遅かったこともあって、まぁようするに現段階では、やっぱり速くはない。メール受信とかWebブラウジングであれば特にストレスを感じるほどではない、とはいいつつ、Vectorニュースを受けたりするとバーの進みの遅さを感じるし、重いページは総じて遅さに拍車がかかる。ウチを軽く作っておいてよかったなぁと我田引水したくなるくらいのストレスは、かかったりすることもある。
でもまぁとにかく、これは水物というか状態によるものなんで、現時点ではあまり気にしていない。なにしろ定額だもん。でかいファイル落とすときでも、にっこり笑って放っておける安心感の方が大事である。
デザインについては、やはり少々残念である。みっともないのは、かまわない。たしかにみっともないんだけど、そういうことを気にしていたらCE-AP1なぞ使えないのだ。
そうではなくて、危ないのだあれだけはみ出すと。てこの原理ということがあって、なにかの拍子にえらい負荷がかかってしまいそう。とても、ノートPCに挿しっぱなしで気軽に鞄の中というわけにはいかない。また、E1にP-in comp@ctを挿したままで落としてしまってCFスロットがいかれたという例は多いのだが、この場合comp@ctはたいてい無事なのだけれど、RH2000Pはダメになりそうな気がする。可動式アンテナ部分がまた、根性ないし。
挿しっぱなしで胸ポケットがけっこう辛いのも痛いのだが...これまでと天地逆にすれば一応安定はする。こっちはなんとか、これでしのごう。
もう一つ厳しいのが、P-in comp@ctと同じく、3.3V給電要求であること。これ、私の自宅の母艦につけているPCMCIAドライブでは、ダメなのよなぁ(※追記参照)。Zaurus旧機種でも大丈夫というので世評が一気に高いのに、あぁ残念無念もう一息。くっすん。私のドライブが異様に古いということなんだろうけど、でもだって、611Sとかは使えてたんだもぉん。状況によっては、USBタイプのなんやかやを検討しなきゃならんかも。
という諸々があるにせよ、"セッションが切れない定額接続"。いや、こんなに気持ちがいいものだとは思わなかった。裏にオンラインでブラウザ立ち上げながら駄文書くとか、掲示板関係は腰を据えてオンラインとか、これまでは考えられなかったスタイルである。
もちろんADSLやケーブルテレビなどを利用して定額常時接続の環境を享受している方は当の昔にご承知のことなのだが、私にとっては初体験。加えてなにしろ、出先でも車の中でも電車の中でも、"セッションが切れない定額接続"なのだ。
やぁっと、まともに"インターネット"に参加できたような気がする。
(2001/10/06)
(2001/10/09 追記)
P-in comp@ctが自宅母艦(及び職場マシン)に装着しているPCMCIAドライブで動作できなかったとき、私は電圧について根本的に誤解していた。comp@ctは3.3V給電を要求するのだが、comp@ctのLED表示状態から電圧が問題だとわかったとき、電圧が"不足"していると思い込んでしまったのである。
RH2000Pは5V/3.3Vで動作することはマニュアルにも明記されているのだが、この誤解ゆえ、母艦のドライブでは動かないと思ってしまった。3.3Vすら供給できないんじゃ、5Vなんて無理じゃん、って。
まったくもってお恥ずかしい話で、縁側にてGIGAさんにご教示いただくまで、この根本的な誤解に気づいていなかったのである。
さきほど帰京、早速インストール、接続試行。ヘぇっへっへっへ、繋がるよおい繋がるよぉ...
いずれ駄目もと承知でテストするつもりではいたが、ご教示いただかなければさらに、無駄な時日をかけてしまったかもしれない。繋がったら繋がったで、"なんでじゃぁ"と騒いでいただろうし。GIGAさん、ありがとうございます。
もちろんこれがNGだった場合は"逆さてるろーど"の対応状況が気になるところだったのだが、GIGAさんによると、これもそのまま動くようである。が、すんなり素直に動いてしまったため、拙宅では"逆さてるろーど"は、その役目を終えた。今まで(特に家庭融和のために)どれだけ役立ってくれたかしれない。こちらについても、お礼申しあげる。
さて...これで、OSAさんやアレックスさんの論調に、諸手を挙げて賛同できるぞ。"旧機種"でも動く。素晴らしい素晴らしい素晴らしい。
Zaurusの場合"特別なドライバなしに"ってのも含めて極大にありがたいわけだが、PCだとさすがにやはりinfファイルくらいは要求されるだろうな。まだ探していないけれど、TDKのサイトには恐らくダウンロードサービスくらいあるだろう。どうにでもなる。
夢の自宅定額接続である。あわせて機器を選ばない点で、私もTDKに惚れた、と言わせていただこうこの際だ。ぶらびっしも。
しかし...定額と書いて寝不足と読むのだなぁ...
(追記終わり)