20.おまけ巡礼記
20010630の関西オフでとことんまで呑んだ私は、翌朝9:00のアラームまで意識不明。ずばっと飛び起き、シャワー身仕度書込みと一通り終え、チェックアウト。
まずは腹ごしらえ。ホテル近くの丸天屋でうどんを食す。なんか、壁一杯にうどんについてノベてあるけれど、うぅむ、高松を経験した身から言わせてもらうと、まだまだ甘いなぁ。でもま、出汁系うどん自体久々。おっけぇ。
さぁて、どうするか。本当なら2時間早く起きてお得意の巡礼と行きたかったところだが、是非もない。空は一面曇り模様、なぁんか遠出する雰囲気でもないなぁ。大阪をほとんど知らんので、この際てってー的に歩いてやれ、とモバイルマップで当たりをつけ、分速100m全開。
そうだなにしろとにかく、551蓬莱の豚まんだけは食わねば。いしかわおやぶんに電話...ありゃ、ご存知なかったの。心得た、とgoogleで検索。なにぃ、52店舗...? しゃらくせぇ、本店行っちゃる。なんばね、よしよし。と言ってるところに、PAKUさんから電話。"豚まんの場所ですけど..." "あ、ごめん、今検索しちゃった"...ははは。
こういう時の私は、ほとんどすたすたかたつむり状態である。あー、そういう絵本があるです。とおまわりとおまわり。
...なんじゃおい、暑いぞ。どんどん天気がよくなってくる。最終的には、東京でいえば銀座にあたるエリアをずばずば歩くんだけれど、うおぅ照り返しがきつい。
ちょうど昼時に、551蓬莱本店着。豚まん2個買う。しっかしご覧の状態で、えらい人である。この写真を撮るのにもタイミングが厳しくて、目の前の人の流れが切れたほんの一瞬。
手にした豚まんを、さてどこで食おうか...思案一瞬、なんだかもう街中にいるのがイヤんなった。そうだ、飛鳥、行こう。
天王寺から近鉄吉野線特急、おぉ連絡スムーズじゃ。車内で豚まんを食う。なるほど旨い。んー、好みからするとちょっと甘いかな。なんかもう、行くとなったら気もそぞろ、とにかくせいちゃってせいちゃって。
橿原神宮前着、速攻でマウンテンバイクを借りる。あー、ガイドマップ要りません、出口もわかってます、んじゃいってきまーす。ふん、巡礼初日には甘樫丘にたどり着けずに道聞いてたくせに、まぁたえらそうに...
凶悪に暑い、けれど、丘のてっぺんはいい風が吹き抜けて、まぁ気持ちいいったら。鶯が鳴きかわす。修学旅行生? いやぁ、一人もおらなんだ。てぇより人が少なく、私一人の時間も結構あり。石椅子に転がって昼寝...うぅむ、至高至福じゃぁ。
おすそわけ。甘樫丘からの眺めで一番美しい(と思う)祝戸方面をなめた動画(途中で鶯が一発入る)を置いておく。この写真をクリックするとダウンロード...ファイルサイズ327KBなので、欲しい方のみどうぞ。
さてと、飛鳥寺。やっぱ外せない。いちおう手と口を清めて、なんだけど、水がぬるいぬるいぬるい。あっついんだわやっぱ。
家族連れが二組ばかり、こうなると寺男のじさまの解説が入る。淀みないはずだよ、おんっなじこと喋るんだもん。がまん我慢。終わればゆっくり対面できるんだから。...ふぅ。あー、いいなぁ...
さぁて、気合い入れて岡寺門前坂の茶屋へ。前回の再訪篇ではふられたからなぁ...岡寺には用はない。とにかくおばちゃんとこの葛切りを食うのだ。
なごむなごむ。疲れた体に黒蜜ってのは、ほんっとに染み込むように旨い。
さて出掛けるか。おばちゃん、娘に土産買いたいんだけどなんかいいお菓子ないっすか。"えっ...娘さんいらっしゃるんですか? あっらぁ、ずいぶんお若いお顔で入ってこられたから学生さんだとばっかり思ってましたわぁ...えぇっっっ娘さんもう四歳半?!?!?!あっらぁ..."...ほら。ほらほらほらほらほら。
...わかりましたか、諸君。妙齢のご婦人も、以前妙齢だったご婦人も、口を揃えておっしゃっておられるのです。けしてけっして、C1に目が眩んだとか営業トークだとか、そんなさびしい話ではないのよ。以後、私のことは"????親父"ではなく"????おにいさま"とお呼び。
まぁその...東京オリンピックの前年に生まれたという事実そのものを否定するものではないのであるが...
さて、今回の飛鳥で特定の場所ってのは、これだけ。あとはひたすら、田園風景の中を走り回っていた。飛鳥の巡礼はどこに行くとかなにを見るとかは二の次で、なにしろとにかく"飛鳥にいる"だけでひしひしと巡礼なのだ。
先日NHKスペシャルで、飛鳥は水の都だったってのをやっていて、それ見ちゃったらもう行きたくて行きたくて...たぶんここが"深い池"かなってところも見られたし、大満足。もうね、ポロシャツが塩吹いちゃって大変だったけど。着替え多めに持っててよかったぁ。
天王寺駅で帰りの新幹線を確保。"は、なるべく遅いの、ですか?"って窓口のおじさん、そんなに不審がるこたぁないでしょうに。
だって少しでも長くエビス屋に居たいんだもんよ。店に入ったのが開店直後の18:03なのに、もう一杯。私で最後、以後の客はすべて満席で断られる。いやぁ、たまぁに来て悪いっすねぇ...
いい店なんです、ほんっとに。居られるだけでニマニマしてきちゃう。スタッフのみなさんも一切変わらず、BGMも相変わらず綾戸千絵だった(それはまぁどうでもいいんだが)。とりあえずエビスを一本、あとはひたすら風の森純米大吟醸。アテは茄子の含め煮、関サバの造り、新じゃが煮。はぁ、いい思いしたわぁ。なにがなんでも、また行っちゃる。
予約は最終だったけれど、新大阪で一本前に間に合ってしまい、乗換え。んー...静岡停まるひかりなのね、あっそう...んー...にょーぼと娘が3年近く前に札幌に移ってから、一度も行ってないなぁ静岡...んー...行っちゃえ。
おバカであることは百も承知。宿を確保、チェックインだけ済ませて部屋にも上がらずに行きつけ(だった)焼き鳥屋へ直行。"お...おぉ!? こぉりゃお珍しい" いやいやまあまあ、そちらもお元気そうで。おかあさんもお変わりない? いやいやどもども。ハサミと豚バラと鳥シメジね。うんうん。
懐かしの街並みを歩き回る。すでに深夜、下手をすると変質者扱いだが、白いジーンズはいて分速100mで歩き回る変質者もおるまい、まず見とがめられることはないはずと、どんどん歩く。
締めは、1年半前にオープンしたというこじゃれたショットバー。アイリッシュを4杯ほど。
宿に帰って就寝午前2時、翌朝は6時に飛び起き始発で帰京、そのまま仕事。移動中にちょこちょこ書いてはあったけれど、オフレポートも巡礼記も、そういうわけでちょいと遅れやした。忙しかったけど、物凄い充実感。いいです、関西。また行くぞぉ。
(2001/07/03)