よろず部屋 品書きへ


18.MP3あれこれ

 この連休中に手持ちCDから変換したMP3、ざっと2.5GB。
 おおよそ40時間分。一日2時間聴くとして20日、なぁんだ一月分でしかないのね。特に一所懸命なわけではなく、家族と過ごす合間を縫ってやったんで、まぁこんなものだろう。
 FIVAが貪欲にCD-DAデータを飲み込んでいくのが、結構快感。ここはどうしても、"飲み込む"という感じである。10数年に及ぶ私の歴史が、このサイズの中にどんどん入っていく。
 というわけで、MP3にまつわるあれこれをどばばっとまとめてみた。

吸い出しと変換 音質と容量 音量 ID3タグ MDにすれば... メディアのサイズ ファイルの変わり目 アナログディスクの取り込み 聴く

吸い出しと変換 冒頭へ
 今のところ手持ちCD-ROMからの変換しかおこなっていない。リッパーはCD2WAVEで、午後のこ〜だのDLLを使用。
 この組み合わせに落ちつくまでに、いくつかフリーの変換ソフトを試してみたのだが、インターフェース/音質/速度のいずれも、満足できるものはなかった。一番驚いたのが、変換するとピッチが変わってしまうソフトで、優に半音近く高くなるのだ。最初に試した変換ソフトがこれだったため、MP3に対するテンションが一気に落ち、しばらく手をつけなかったほど。
 他にも、ホルンの号砲一発が妙にビビリまくってしまうソフトとか、どれもそれなりにダメダメであった。幸いにして、CE-AP1の登場があったおかげで興味が再燃し、なんとか上記の組み合わせを見つけるわけだが。午後のこ〜だのバイナリ配布終了に間に合ったのは、ラッキー。


音質と容量 冒頭へ
 レートは128kbpsである。きっぱり。
 これ以下では、聴いていられない。さほど音質を意識しないで済むソース(むかーーしのモノラル録音とか、ちょっと流し聴きするだけのものとか)もあるけれど、たんびにレートをいじるのも面倒なので、128固定。逆にこれ以上のレートだと、変換は多少速いかもしれないけれど、さすがに容量的にきつくなる。
 128kbpsの1分=約1MBというのは、変換時や運用時の見積もりが楽ということもあり、非常におさまりがよろしい。音質的にも、このレートであれば満足して聴ける。
 というわけで、現在FIVAには、約13GBのMP3が入っている。他にCD-Rになっているのが数枚あるので、まぁ15GBというところか。約250時間分。1日2時間聴くとして、大体120日分...理論的には、同じものを聴くのは4ヵ月後という計算。それだけ経てば季節も変わっているし、飽きるということはあるまい。といってみたって、どうしたって曲に対する温度差はあるわけで、年に一度聴けば十分というものもあるわけだが。


音量 冒頭へ
 変換結果についての悩みのタネが、これ。ソースによって、やったらに録音レベルが違うのだ。小編成のものなら、大体似たようなレベルで揃うのだが、大編成になるとダイナミックレンジが広すぎて、各レコード会社(というかエンジニアというか)の考え方によって、実にさまざまなレベルになる。
 静かな路地を選んでいるとはいえ、歩きながら聴くのが主体なので、ある程度以上の音量はどうしたって必要である。乗り物の中ということもあるわけだし。
 となると、CD2WAVEのデフォルト設定では到底足りない。編成が大きいものだと、レベル170%あたりが、まぁ大体いいところである。あとは、実際に聴いてみるしかない。これでも音量が足りない録音もあり(特に北欧のオーケストラもの...音はいいんだけどねぇ)、逆にオーバーで割れてしまっていることもあり、いずれにせよ再変換である。うぅしんど。
 このことがあるために、ID3タグの元になるCSVファイルは、消去できない。これさえあれば、再変換も苦にならないから。そう、ID3は苦労してるのよ...


ID3タグ 冒頭へ
 変換する時になにが面倒って、ID3タグの打ち込みである。CDDBに登録されているものならば引っ張ってこれるのだが、私のジャンルって、覗きに行ったって見つかりゃしないんで、自分で入力するしかない。たとえば、こんな感じ。

 上の例は固めて録音セッション組んだやつなんでまだいいけれど、昔の録音とか小品とかをオムニバス的に集めたやつだったりすると、
 なんてことになり、コピペが効く範囲が限られるんで、しんどいものがある。両例とも、それぞれCD1枚分である。
 さらに現代物だったりすると、楽曲構成単位もそれぞれの名称もまちまちで、神経使う。規模が大きいのも困りもので、オペラだの受難曲だのってのはもう、いちいちのトラック内容を書いちゃおれないんで、もうトラック番号だけで済ませてしまう、たいてい。
 このタグだが、基本的には秀丸で手打ちしている。拡張子CSVでセーブして、CD2WAVEで読み込み。ID3TagMakerも持ってはいるのだけれど、コピペ使った手打ちに比べてさほど省力化にはならないので、ほとんど使っていない。
 別にID3タグなんてなくたって、聴けるのだけれど。せっかく、LfMP3Selectorがこれを利用して並べ替えだの隠すだのをやってくれるんで、入れるしかないのだ。複数ファイルをまとめてコピーする時の順番って、Windowsはハチャメチャなんで。FileVisorあたり使うといいという話も聞いたけれど、未検証、というかついついExplorer使っちゃう。軟弱な私。FileVisor、正規ユーザなのになぁ。


MDにすれば... 冒頭へ
 実は、持っている。録音可能なポータブルMD。DENONの昔のなんで、電池の保ちは悪いし、MDLPなんてもちろん非対応だけれど、まっすぐな用途には十分使えるやつ。
 ただねぇ、文字通り録音だから、再生と同じ時間が取り込みにかかる。これは、非常にきつい。それに、FIVAさえあれば200時間分のデータが持ち歩けるのに、それをMDでってぇのは、無理というものである。これ以上鞄の中の小物を増やしたくもないし。


メディアのサイズ 冒頭へ
 でもって、溜め込んだMP3をCFに転送してE1で聴くってスタイルなわけだが、CFのサイズは128MB。フルにMP3で使ってるんで2時間ぶん(128kbps)ってわけだが、FIVAを持ち運ぶようになった今は、これで十分である。256MBとかあっても、一気にその容量をコピーするのが面倒でかなわん。結構遅いんだもん。朝昼晩とそれぞれ40分ずつというのが基本スタイルなので、2時間放り込めればちょうどいいのだ。三日分とかを放り込んだとしても、途中で気が変わって他のものが聴きたくなるのは目に見えている。
 ただ、動画も一緒に入れるという話であれば、これはもうでっきるかぎりでっかいやつが欲しい。eggyで撮った娘の動画ちょこちょこ程度であればなんてことはないが、おじゃるをぼーんと放り込むとか、あれこれ始めるとしたら、考えるだろう。今現在では正直、ストレージにこれ以上金をかけるほどの必然性はない。


ファイルの変わり目 冒頭へ
 こればっかりはどうしようもないのだろうが、MP3最大の弱点である、私にとって。複数の楽章が継ぎ目なく演奏されるってことが、特に私のジャンルだと、よくある。CDではたいていトラックが分けてあって、CD-DAだと曲間空けずに再生できるものが、MP3にしてしまうとファイルが分かれるため、どうしたって隙間が空いてしまう。
 別に私のジャンルに限らなくても、ABBEY ROADのメドレーとか、継ぎ目なしの演奏というのは結構あって、むむぅ、ぶち切れてしまうと非常に悲しいのだ。
 ソフト的には、先読みバッファをちょこっとつければ済む話のように思うのだけれど...無理なのかなぁ。ひょっとして、専用プレーヤだったらこの機能がついていたりするのだろうか。見たら買っちゃいそうなので、見ないことにしてるんだけど。

<2003/04/27 追記>  さがみさんに、MPEG Audio Scissorsを教えていただく。
 ...すげぇやんか
 つなぎ目に僅かなノイズは乗るものの、楽曲自体は寸分の隙もなく繋がる。GNUモノで、Webページを含めてメニューが英語のみであるとか、ファイル開くのにDrug & Dropが効かないとか、使いはじめにややためらう部分はあるけれど、操作自体はボタン/右クリックからファイル追加、あとは結合ボタン(ファイル開くボタンの右)を押すだけ、である。結合動作はすんごく速くて、あれよという間にグラフが右に伸びて、おしまい。
 という挙動からして、ただ単にくっつけてヘッダ操作するだけなのかなぁ、だったらバイナリエディタでゴリゴリやるってことも出来るのかなぁ、などと考えてもいたのだけれど...MP3のフォーマットは、そんな単純なものではないそうで。そもそもMPEG Audio Scissorsでは、異なるビットレートのファイルも結合できるわけで、そんなことが可能であるのは、実質エンコードし直しをやってるんだろう、と以上はさがみさんとMZゆ〜ざ〜さんの見解。なるほどねぇ...
 音質低下は、ゼロではない、んだろうけども...私の耳では感知できない。もちろん名称からして、くっつけるより切る方が機能としては前面に出ているわけだけれど、そこはまぁ、それぞれってことで。
 エンコード時にくっつけるっていう手もあるようだけれども、CD丸ごとくっつかれてもちょいと面倒だし(丸ごと頭出しなしは辛い)、時間指定して取り込むのも面倒だし...ごく普通に取り込んで、必要なファイルだけくっつけるというこの方法、解としてはベストなんじゃなかろうか。ということで、積年の課題、あっさり解決。


アナログディスクの取り込み 冒頭へ
 手持ちCDの変換は、まぁ大体先が見えた。というところで実は、私は本来アナログ派なのであった。アナログディスクの枚数は軽くCDを越えるわけで、総時間にすれば恐らく同じくらいの分量はあるはず。
 娘が動き回り始めた時に、危ないので(娘じゃなくてディスクがね)、LPプレーヤは泣く泣く封印した。大きくなって聞き分けも出てきたので、去年の正月に封印解いた時はマジで涙ぼろぼろだったのだが、むぅん。
 三鷹のアパートが狭いので、オーディオ一式は札幌に置いてあるのだが、CDならともかく、アナログを腰据えて聴くという環境ではないのであった。娘だの犬だのがいる環境というのは。くうぅぅぅ。
 アナログとCDで重なっているというソースはほとんどないので、つまりはアナログディスクの中身は、ここ数年ろくに聴けていないというわけである。なにはともあれ、この状況を何とかしたい。
 実は三鷹のPCのサウンドアイテムはCANOPUSのDA-Port USBであって、これとFIVAを札幌に持っていけば、はいできるんですね、アナログディスクのHDDレコーディング。できたWAVEを午後のこ〜だでMP3変換すれば解決、って、結構な手間じゃんそれ。時間かかるし神経使うし。
 次善の解としては、MDを介するという手もある。最終的にMP3にしてしまうなら、MDに落とすことによる劣化はまず問題にならないだろう。元ソースからの録音自体は、HDDレコーディングよりはMD使った方が気楽ではある。メディア単価も安いし、これでほいほい録音しておいて、時間がある時にWAVE化→MP3変換というのは、まずまず現実的か。でもなぁ...これだと、演奏時間×2、かかるんだよなぁ...
 他にも、昔FMをエアチェックしたヤツとか自分の演奏とかが入ったカセットテープってのも、実はごそっとあったりするのだ。さらにはDATに生録したヤツもあったりするのだ。ぐむぅ、CD以外のソース全部足したら、一体何百時間になるやら。
 とうてい全ては変換しきれないし、やったとしても聴いていられないだろう。金があれば、CD-Rレコーダー(確かパイオニアから出ていたはず)を導入すれば一発ではあるが、とりあえずは手持ち機器の活用でなんとかしたい。CDの変換が一区切りついたら、改めて方針考えるとする。


聴く 冒頭へ
 デコーダとしてMI-E1とCE-AP1のどちらが優秀かという話は、CE-AP1 VS E1 比較試聴に書いたとおり。秋葉のツクモDOS/Vパソコン館地下では、CE-AP1に"(CE-RH1より)音がいいという報告がユーザーから上がっています。音質にこだわる方は試してみては?"ってコピーが貼ってあって、思わずニヤリという話も、以前日記に書いた。
 んなこといったって、本当は心静かに腰を据えてスピーカーで聴きたいのだ。それはもう、そうあるべきなのだ。歩きながらだの乗り物の中だのでヘッドフォンで聴くというのは、下手をすれば感性のすり減らしをやっておることになりかねない。その恐さは、重々承知である。
 承知の上で、だけどもやはり、聴かずにはいられない。この生活パターンが続く限り、やはり通勤中というのは、音楽を聴ける貴重な時間なのである。中世・バロックから現代物まで、ひたすらに聴く。できる限りまんべんなく(といいつつ、自分の中で旬なものはやっぱり繰り返して聴いてしまうんだけど)。
 胸ポケットのE1(オプションポート16開けっ放し上向き)に、ストッパー付きAP1をがっちゃと挿して、今日も街を歩く私なのであった。これから上着を脱ぐ季節になると、結構怪しいんだよなぁ、この姿...

(2001/05/09)