13.巡礼 転の巻−王城篇−
起床6:15。どうにもならんなこの体力は。
まずは、三十三間堂。コンタクトにして、唐招提寺に次いで来たかったのがここ。長さとまっすぐさを実感、夢がかなった。
ご存知千手観音千百十一体、じっくり見る。湛慶作の530号のみ、顔立ちがかなり違う。その二つ左、本尊向かって右隣の一体には札がなく情報わからないのだけれど、細身でわずかな動きがあり、私はこれが一番好き。
本尊...顔立ちがよい。偉そうなのは嫌いだが大仏と違い観音は圧迫感少ない。しばし見惚れる。
二十七部衆のうち、摩和羅女像。ひたっと前を見つめた視線が厳しく、思わずごめんなさいしてしまう。
しかしE1、湛慶まで一発で出すとは。そのくせ端渓は知らん。やっぱ偏ってるとしか思えんなぁ。どうせなら私としては、止利仏師も知っていてほしかったんだけど。
清水寺へ。三十三間堂からわずか20分で本殿大舞台まで踏破して、息一つ切らさず。異常。途中、茶わん坂をぽっくりで降りる舞妓はん二人組に行き合う。よく転ばないもんだ。
大舞台で絶景かなをやった後、奥の院から滝まで一回り。滝の柄杓は紫外線殺菌、どうにもならんな。
清水坂から三年坂、二年坂。八坂の塔がぴたりとはまる。坂途中のそば屋で昼食。うー、京都だ京都だ。
坂本龍馬の墓へ、眺めよし。墓に入っても志士たちを背負っているのであるなぁ...なんで墓参りに来て金を払わにゃならんのか不可解ながら、背に腹はかえられん。しっかりお参り。
しっかし、あの夥しい石版の手前勝手さは筆舌に尽くしがたい。ま、みーんな他力本願が好きなのね。それにしてもよく\1,000-も払うよなぁあんなもんに。
知恩院、国宝の襖絵は庭から見る。松の間が片鱗見える程度でほとんどわからん。法然上人廟に詣でる。このあたりどこに行っても東山一帯の山中であり、とにかく脚力全開で走り回る。
東山駅から二条経由、太秦は広隆寺へ。なんといっても、国宝第一号弥勒菩薩半跏思惟像。極限。言葉なし。優美だの静謐だのいくら連ねたところで、現物を目の前に無力。絶妙なライティングで、見せ方がまた泣かせる。隣の泣き弥勒も有名ではあるが、どうしたってかすむ。これもいいのではあるけれど。中宮寺に続き、飛鳥の三弥勒はこれで制覇。こういう像と直に相対できる幸せ。やっぱりガラスは駄目だわ。
ここを最後に回したのは正解だった。体力的にはともかく、感覚をこの菩薩像で完全に使い切った感あり。広隆寺を出たら、もうなーんもやりたくないってほどの脱力感。
天下一品、太秦店。いしかわさんには今出川店を薦められたがとてもそこまで回る余裕なく、話のタネにと食ってみた。どうも、"こってり"具合よりも味が眠い方が問題で、ピンとこない。味噌を入れたらましになったが、結局あまり旨いもんじゃなかった。ま、私は初心者ですのでね。ご勘弁くださいまし。
大阪駅でPAKUさん、いしかわさんと待ち合わせ。梅田で宴会。いやぁ、いしかわさん、やっとお会いできましたねぇ。のっけから盛り上がり。なんかやたらに大笑いしていた気がする。PAKUさん、5月はお覚悟めされよ。そうこうするうちに仕事をやっつけたしもちゃん合流。歯痛で神経を抜いたわりには元気なしもちゃん、全員のテンションもさらに一段上がり、ぐわぐわっと呑みまくる。
いしかわさんが持ってたペンゲッティ嬢の手になるE1ケース、写真撮るの忘れたぁ。ちっちゃいものくらぶ主催の面目躍如。ひな祭りOFFでも披露されることでしょう。
例によって、ゆっくり風呂に浸かって就寝。
(2001/03/01)