9.さらば611S−623P+P-in Comp@ct導入−
こちらの追記3に書いたのだけれど、MI-E1を予約した時点(2000/11/24)では、通信手段をどうするか、まだお悩み真っ最中であった。結局12/14のE1入手と同時に611Sから623P+P-in Comp@ctに乗り換えたわけだが、風化しないうちにそのあたりの顛末を、はじめから。
PHS導入
1998年2月にMI-110Mを購入した当時は、移動体通信手段はなにも持っていなかった。この時は静岡でパソコンスクールのマネージャーという職についていたのだが、どうにも先が見えず、春から東京に出戻る(私は生まれ/育ちは東京で、静岡にはにょーぼの仕事の関係で1年半ほどいただけ)ことが間もなく決まった。単身出戻りである。
あまりにもとんとん拍子で話が進んだので家捜しの暇がなく、とりあえずは大学時代の先輩のアパートに転がり込むことになった。となると、静岡との連絡手段がどうしても要る。
住まいが三鷹近辺、職場が吉祥寺となれば、すっぽりPHSの圏内だろう。携帯の基本料金は凶悪に高いし、まずはとにかく電話としてのPHS導入を決めた。
341S導入
なにしろ110Mが手元にあって、モジュラージャック付きの公衆電話もそこら中にある、内蔵モデムで充分通信は可能ではあった。だがしかし、モデムというのは強力に電池を食らう。ポケットに単3アルカリがじゃらじゃらというのは避けたい。公衆電話にケーブル繋いでというのも、非常手段としてはいいけれども、日常がそのスタイルでは少々しんどいものがある。世間の目も気になったりするし。
せっかく音声通話用にPHSを導入するのだ、やはりデータ通信もやりたい。ところがMI-110Mというヤツは、MI-P1移行の機種と違って、携帯/PHSアダプタを内蔵していない。そのため、電話とつなげるためにはアダプタ機能付のケーブルを購入する必要があり、これがまた結構な値段だった(CE-PA2で\15,000-)。こんな値段のケーブルを、失くしでもしたら大泣きである。
フリップタイプの341Sなら、余分な出費も手間もない。MI-110MのCFスロットに挿すだけで、即通信可能である。フリップを開けるとかなりの長さになるので、マイクがちょうど口元に来るというのも気に入った。即導入、これで私ももばいらぁ。
611Sモニター当選
こういうことにはどんくさいはずだった私が、なぜか611Sのモニターにだけは当たってしまった。64K試験サービス圏内である東京03区域に住居または職場があることが応募の条件だったのだけれど、三鷹市だの武蔵野市だのではきっぱり圏外。やむなく、同じ職場の別部門が入っている新宿のビルを職場欄に記入して応募した。341Sからの切り替えは1999/01/26。モニターの義務であるアンケートに答えるためには64K圏内から繋ぐ必要があるため、中央線で荻窪あたりまで職場のノートPCを持って行って、ホームで通信していた覚えがある。
64Kサービス圏が拡がっていくにつれ、611Sでの通信はどんどん快適になった。99年8月のMI-P2B購入、続く12月のMI-C1購入とZaurusは代かわりしていったけれど、手元にはいつも611S。通信時の面倒がイヤで、フリップカバーは外しっぱなし。見てくれは悪いけれど、気にしない気にしない。
フリップタイプがもう一つ便利なのは、WindowsPCのPCMCIAスロットに挿すだけで充電できてしまうことである。341S/611S側でPC充電機能をONにすれば、PCに挿しての通信中に充電できる。それでもZaurusしか手元にない時はやはり充電器がないとなぁ、という状況に、2000/03/14、HADECO R&Dさんの"ぴっちゃーじゃ"登場。Zaurusでの通信状態をシミュレートして、CFスロットに給電してくれる。初版では、「充電経過時間の分表示が60分を越えても0に戻らない」という結構笑えるバグがあって、"経過時間1:66"なんてのが見えたのもいい思い出である。@Nifty/FPDAJで私が突っ込み、即対応していただいた。
フリップカバーを外した611Sは充電器に乗せるとどうにも座りが悪く、よほど角度をうまく調整しないと充電できなかったのも、これで解決。札幌往復にも(妻子は99年の10月に静岡から札幌に移転)、充電器持ち歩きは不要となった。
実は三鷹の自宅アパートが64K圏ぎりぎりに位置し、どうにも通信が不安定だったのをP-Link Stationで解決したというのは、こちらに書いた通り。
なぜ611Sを捨てたのか
MI-E1にはやはりP-in Comp@ct。なにしろ縦持ちが基本になった以上、CFスロットに611Sがでんと居座った状態でオペレートするのはいかにも大変。横持ちならまだ支えようもあるのだけれど。
それと、Tera機能をどうしても使ってみたかった。あまり移動が発生しない生活ではあるが、各週末には札幌往復があり、電車が駅に滑り込む瞬間に繋いで速攻でメールチェックってのはしんどいものがある。
結局、通話にはなんの違和感もない611Sだけれど、持ち歩く時やデータ通信時には、やはり大きくて重いという印象が、ようやっと私の中でも大きくなっていたということか。愛着はあるけれど、涙を飲んで、611S引退。
なぜ632Pではなかったのか
高かったから...これが一番の理由。どうも高価なのはドコモ中央などの大都市圏で、北陸とか東北に行くとやたらに安いという話もNiftyでは耳にしたのだが、契約の問題も不透明だったりするし、電話を買いに東北に行く余裕はなかった(追記参照)。
P-linkモード時はTera機能が使えず、しかも電池消費がやたらに大きいというのもマイナスポイント。加えて、導入したばかりのP-link Stationの立場がない。632Pの充電器を自宅の窓側に置いてP-linkモードにし、室内では白ロムと化して転がっている341S/611SをOSモードで使えばなんの問題もないのだ。2万なにがしかけて購入したStationがお役御免というのも情けない。
P-in Comp@ctで通信する時にいちいち632Pの状態を気にしなければならないのも厳しい。P-linkモードになっているか、電池の状態は、など、あれこれ神経使うのが面倒だった。Comp@ctに適用したデータプラスプランが割安感高かったこともあって、あえて2回線契約に踏み切り、623P導入。
Tera(Quicklink)の実態
導入後一ヶ月、東京と札幌でチャンスがあればたまに試す程度。網羅的なことはとても言えず、はなはだあいまいな表現になるけれど、"使える場合は有効"ってなところだろうか。中央線で吉祥寺から新宿までというのは、やはり厳しい。基地局のカバーが充分ではないらしい。山の手線内はかなり快適。電車よりむしろ、首都高やら横羽線やら札幌新川沿いやら、車での移動時の方が有効に働いている。
恐らく"Hにはまったくかなわないのだろうけれど、まずまず納得できる状況。P-in Comp@ctでぶち切れる時、623Pを使ってそれでもダメなら素直にあきらめる、というパターンが定着した。
P-in Comp@ct
まず最初の関門がTYPE IIアダプタ。自宅の自作PCにはISA接続タイプのカードドライブがつけてあり、これまではこいつに611Sを挿して通信していた。Comp@ctにすれば、623Pが話中になることもなくてとっても快適、と思っていたのだが...
まず、スロットにアダプタが入らない。アダプタ差し込み方向左側の溝が浅くて、スロット側の切り欠きに干渉してしまう。なんの、とカッターナイフでアダプタ側を削り取り、とりあえず物理的には挿さった。
差し込んで自動認識され、ドライバ組み込んでさてComp@ctの設定、と思ったところが、アレ...? COMポートが取得できない? LEDが両方とも赤いぞ? マニュアルマニュアル...なんと。
電源電圧異常。ぐわぁーん、このドライブってそうだったのか。3.3V給電できんってことか。しかも「電源電圧異常を知らせるSPEED、MODEの2つのLEDランプが点灯した場合には速やかにパソコンの電源をOFFにし、P-in Comp@ctをスロットから抜き取ってください。そのままにしておくと故障の原因になります」おいおいやばいやばい。
まあなあ、素性もはっきりしないようなのが職場に転がって誰も使わないってのを貰い受けてきたカードドライブだからなぁ...I/O製なのは間違いないけど、マニュアルもなんにもないもんなぁ...しょーがないか。Comp@ctはZaurus専用ってことであきらめよ。
やれやれ、PCMA-9664Pが(なぜか)手元にあってほんとーによかった。これで623Pを繋いで通信できる。
気を取りなおしてE1に突っ込む。一発認識、公衆モード通信テストOK。よっしゃ、今度はP-link StationへのHA登録だ...なんで出来ないの? マニュアルマニュアル...なんと。
パソコンからやれ、かぁ。ファームに書込むのはE1だけでは出来ないのね。E1はモード切替だけで、登録は要PC。って、そのPCが使えないんだってばぁ。
結局、翌日職場にP-link Stationを持ち込んで、ノートPCを借りて無事登録完了。これでようやっと、自宅でのごろ寝ット(C:OSA&こむ HP)環境は整ったのであった。
本格運用してみて、やはりComp@ctは快適。挿したまま胸ポケットでも全く違和感なし(私の感覚がそろそろ麻痺しているという説もあるが)。実質月々\980-の基本料で(データプラス料金\1,980-のうち\1,000-は通信費である)この環境が手に入るなら、文句なし。メールの自動チェックも非常に便利だし、FTPもNifty巡回もなんの問題もない。
自宅ではHA、外出したら公衆モードで、この切替が面倒だなぁと思っていたら、ザウポケ慶事板で狭山 博さんがぶらぼーな書き込み。
そうかぁ、接続機器設定でATコマンド書いてしまえば、公衆モードとHA/自営モードの切替にいちいちP-in Comp@ct設定呼び出す必要ないのかぁ。アレ呼び出すと、設定読み込みに時間がかかってうっとぉしかったのが一挙に解決。マニュアルP.95に従って楽勝で設定。実際に繋いでから切断してホームインデックス画面で見ると、待ち受けモードが切り替わったのがきちんと確認できる。おお、快適。
私は128MB CFでMP3を聴くので、Comp@ct使用時には差し替えが必要。この手間は覚悟の上なのでどうということもないが、おっかないのは失くすこと。今は冬だからポケットが沢山あってまぁ適当にどっかに放り込めばいいのだが、夏服になったらまずいなぁ。決まった場所に入れる習慣つけとかないとやばいかも。
ということで、私の移動体通信経歴でした。実はもうそろそろ自宅アパートには固定回線引こうかという話も出てはいるのだが、少なくとも今年度中は現在の環境を変える予定はなし。本質的にものぐさだからなぁ...
(2001/01/14)
(2001/01/15 追記)
「なぜDOCOMOなのか」がすっぽり抜け落ちておる。
ちなみに、本当にちなみにの話なんだけれど、632Pの価格について、ドコモ中央で妙に安い価格で入手したという話がNifty某所に出ていた。当然周囲が反応し、どこの店かを教えてくださいとなるわけだが、どうも店員が隣りの623Pと間違え、その価格で売ってしまったというのが真相らしいという話。
ちなみに私が購入したのは吉祥寺キムラヤで、623P/Comp@ct共に\1,800-だった。その値段で632Pだったら、前述の問題点と併せてますます迷いに迷って、結局面倒になって今でも611Sって可能性も捨て切れない。"金がない"ってのも、事態を単純化するためには時にはプラスに働くって話でした。
(追記終わり)