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1.ホームページ

しかし、Webサイトそのものを指して"ホームページ"と呼称するのは本当にオーソライズされたのだろうか。niftyserveが@Niftyになるとともに会員に提供するWebサーバサービスも名称を変えてしまったようで、以前確か"members..."だったのが、"homepage"なる語句がしっかりURLに入るようになってしまった。どうも、人様に自分のURL伝えるのが気恥ずかしくなってしまう。

@Niftyの説明によれば、
本来、ホームページとは「WWWサーバー上に置かれている、複数のページから構成されるハイパーテキスト文書の、一番最初のページ」という意味でした。ハイパーテキスト文書とは、リンクを使って、文中の単語から関連のある別の文章へとリンクをたどりながら読み進めていくような形式の文書をさします。しかし、インターネットが一般化するにつれ、WWWで公開されるハイパーテキスト文書全体をさして「ホームページ」と呼ぶようになったのです。
とあり、既に完結/定着した用語との扱いである。

用語の変遷自体に規制があるわけではなし、目くじら立てるつもりもないのだが、ある言葉の原義が覆われていくことにはやはり興味を惹かれる。今現在、"Web"と言って通じない人でも"ホームページ"あるいは"インターネット"なら通ることも多い。原義にこだわっていると話が通じないので、私も客先などで話す時には共通言語としてこれらの言葉を使う。

しかし日常ではともかく、たとえばある分野でそれなりの知識を得ようとしたら、原義にあたることはとても有効だ。端的な例がコンピュータ業界に氾濫している英字の略語。LANもMOもISAも、ついでながらIBMも、既に独立した"単語"として扱われることが多いけれど、一度それらがなんのabbreviationなのか当たっておけば、理解も記憶もたやすくなる。私が職場で研修の講師役を努める場合など、大抵この手でなんとかなってしまう。その程度の内容しか話していないということもあるが。

語るのであれば、できる限り原義を意識しようと思う。

そういえば数日前、NHKニュースの中で、天安門事件に関するコンテンツを載せていた中国人男性が当局の取り締まりを受けたという内容中に"Webサイト"という語句が使われていた。不確かながら、NHKのアナが"ホームページ"を連発するのを聞いた記憶もあるので、はて、コードが変わったのかアナウンサ(おはよう日本のアジア&ワールドなどを担当している真下氏)の判断によるのか。

いずれにしろ、この一言で私の中では真下氏の株がぐぐっと上がってしまったのだった。単純な奴である。

(2000/06/17)