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宇多田ヒカル観察考

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いやいや、今更宇多田ヒカルを語るのもなんですが…
私なりに、観察してみました。

さて、なんで宇多田ヒカルや。そもそも私はヒカルのfanではありませんぞ。しかしながら、ちょっと一言、観察してみたくなる風情が彼女にはある。

流行りか?
確かに流行りでんな。私の周りでも殆どの人が聞いているし、TVでもFMでも彼女無しでは日本の音楽シーンは語れない(んなおおげさな)。
しかし、たかが十数歳の彼女が、小室を抜いて、長者番付のトップに顔を出すなんて只者じゃない。その背景にはなにかがある。

そもそも、良いと感じるのはなぜか
彼女の曲を聴いてみると特にリズムにその特徴がある。
リズム

@ブラックでポップな曲調だが、アクセントが日本語のアクセントとはちょと違う。(人によっては、英語のアクセントのまま、日本語で歌ってるから、と言う人もいるが)
Aためが良い。もう、終わりそうと言う所で、まだ溜めている。
B適度なシンコペーション。結構気持ちが良いんです、これが。

バイブレーション

割と小刻みなバイブレーション

声質

微妙にハスキー

ブレス

たよんない。一見力強そうに聞こえるが、声も絶え絶えと言う感がする。特に小節の終わり。

人間

そこいら辺にいる少女の様だ。芸能人特有のカリスマ性は(少なくとも私には)感じられない。むしろ『彼女はこれからどうなるんやろう』と感じるのは私だけだろうか。

これらをまとめると…

一見ビートがしっかりして、声量もあり、歌唱力もありそうだ。
しか〜し、私が観察した彼女の曲に一貫して感じられるキーワード、それは
か弱さ、不安定さ、なのである。
アクセントの乗り方、そして、小刻みで震えそうで、小節の終わりでは、かすれて消えそうである。
要するに、一見して明るくテンポの良い彼女の曲の裏側には、これらの
不安定要素が潜み、これらをみんなが好んでいるといえよう。

世相と照らし合わせてみるっ!
こうでなくちゃ、Take it Cmaj!で扱う意味が無い。

そう、この不安定要素が、世相と良くマッチしているのだ、だ、だ。
人は、音楽や、詩、小節を見たり聞いたりする時、どう共感するか。

それは、
自分と同じ境遇の時共感する。つまり、落ち込んでいる時には落ち込むような曲を詩を。
ハッピーな時にはハッピーな曲を。
決して、落ち込んだり、悲しい時にハッピーな曲や詩で助けられるものではありません。
そりゃ、一部そう言う人もいるだろうけど、大半は前者。

『この曲、詩、小説は自分の事を解ってくれる。自分だけじゃないんだ』ってね。

先の見えない、この不況。明るい話題が何一つ無い。先行きが不安である。これらの世相が、彼女の唄とマッチしているように思える。

もし、バブル経済の真っ只中であったら、宇多田ヒカルは今ほど売れなかったであろう。
そして今後は…。経済の回復に伴い、彼女への共感は薄れるだろう。かといって、ただ一過性のものとも思えない。
世相に共感された彼女だが、それだけでこれほどの現象を生めるわけではない。たとえこれから先以前のようなバブル経済が来よう(多分来ないだろうが)と、時代は彼女を放っては置かないだろう。彼女にとっての安定期がやって来るのかもしれない。
しかし、彼女がどうするか。それは誰にも解らない。自ら去って行くかもしれないし、新しい時代と戦うような女性になって行くのかもしれない。
残るのであれば少なくとも、今とは違った彼女になるであろう。

以上,私なりの宇多田ヒカル考でした。
尚,この件に付いては議論するつもりは一切ございませんのであしからず。

背景は宇多田ヒカルのオフィシャルHPから拝借しました(ごめんなさい)



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