なんかのTV番組で…
医療ミスで子供を無くした母親を通して、小児医療の実態、背景等を紹介する番組をやっていたが、その中で、ある母親が『小児科は母親科…』と言うことを言っていた。
それを聞いて、なるほどその通り…と思った。
背景
その番組の中で、小児科の医療ミスが起きる背景として、病院側の
小児科は手が掛かる
小児科は儲からない、採算が合わない
小児科は手が足りない
と言う理論、背景をレポートしていたが、これを見て残念に思った。
もちろん、一理ある。が、しかし、医療ミスが起きる原因はもっと他にあるのではないだろうか。
その女性は訴えていた、『もう少し病院側が、私の意見を聞いてくれたら…』と。
そりゃ、専門家の目で子供を見ているわけだから、いちいち素人の意見を聞いてたら治療にならないかもしれない。
でも、私も前前から言っているように『母親の判断力はすばらしい』のだ。
耳を貸す価値は十分にある。
母親を診る
例えば、2000年末の娘の入院。
これも、妻がおかしいおかしい、と言いつつ3回目にやっとレントゲンを撮り肺の炎症が発覚した。
妻の進言を無視すれば、最悪の事態になっていただろう。
子供を見ても子供は、うまくしゃべれない。子供を母親が見て、それを医者に伝えるのだ。
母親が、何かおかしい、と思えばそこにはいつもと違う何かがあるかもしれない。
母親は四六時中子供と接しているのだから…。
娘のフォローアップ検診でさえ、子供の発育を診ると言うより、母親を見ている。
母親の言葉を聞き、それで子供を診る。子供のしぐさを診ながら、家庭での生活を想像する。
親が子供に愛情を十分注げるよう、体と心のケアを十分に行う(数分の世間話でもいいではないか)。
これは、小児科に限ったことではない。
外科であろうと、患者の心のケアは大切だ。
それが、『小児科は母親科』を意味するのだと思う。
母親を診ずして小児科は無い…と断言できる。
医療ミスは…
私は今まで、各病院への信頼や不信を多々述べてきた。
その中で、信頼できる医者や病院への一番の判断基準は、やはり心のケア。
忙しくても、医療ミスが起きない病院は起きない。起きる病院は起きるべくして起きるのだ。
それは、医者や看護婦、ひいては病院側の意識の低下であり、医療ミスはこうした意識の低下した病院で起こるのではないだろうか。
もちろん、小児科の背景が意識を低下させていると言えなくも無いが…。
やるべきこと
小児科医療の実態や背景を伝えることは大事なことだ。そうでないと、小児科の医療は良くならない。
長い待ち時間や、点滴ミス、改善して欲しいことも一杯ある。
でも、医療ミスに関してそういう実態を理由にされるのは残念だ。
私たちが信頼している病院や先生たちのような人の事をもっと評価して欲しい。
手が掛かっても、点滴を上手に行い、患者の心のケアを十分行える病院や先生はたくさんいるのだ。
病院側はそれを理由にして欲しくない。病院としての誇りや医者、看護婦の意識を向上させて欲しい。
そして僕らは、このような医療現場が改善されるよう機会があれば協力していきたい。
でも、その前に全ての病院が信頼できるようになって欲しい。
小児科は母親科
そんな意識をもった小児科が増えれば、小児医療はもっともっと良くなるだろう。
(たまに父親科でもあって欲しいけど…)
※本来このページはフレームで構成されています。ロボット検索などでご来訪され、単独のページで表示されている場合は、index.htmを入力してみてください。