私は娘の安楽椅子


そうなのよ
何のためらいも無く、まるでそこが自分の場所であるかのように…そこが父親のひざではなく、椅子であるかのごとく。
ひょこひょこっと来てどっかと座り、背もたれにもたれ、くつろぐ。肩肘を着いて、気が向いたら『お茶』…『おいおい、おまえはアラブの王子か!お茶ください、位言いなさい!』
なにやら、江戸川乱歩の小説を思い出す。

そうです、私は娘の安楽椅子なのです。


でも、幸せ…ただ、それだけ。

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