年の離れた兄弟Part2
5歳の誕生日を過ぎた頃の話です。


前にも話しましたが…
なんでかしら、娘の事を年の離れた妹みたいな錯覚に陥る事があると、前のエッセイで書いたことがあります。
その、思い当たる理由もいくつか述べておりました。
そういう自覚症状は最近特に感じなくなっていました。それでもそう言う風に(大人と子供という立場ではない接し方)接していたのかもしれません。

5歳の誕生日を過ぎたある日の事
そう、その日は私と娘二人で寝ていたのです。いつも通り本を読み、お話をして。
その日はやや寒い日でした。さぁ、寝ようかと電気を消し、せぇの、で布団に入ってしばし。
娘がこそっと、『あのな、電気消したら真っ暗やから怖い』なんて言うものですから、『パパにくっついて寝たらええねん』とこちらに来るように促します。
娘はキャッキャ言って、私の腕の根元に擦り寄って来ます。『全然怖くないわ』なんて言いながらね。


数分経った後、ポツリと
『こんなしてたら、なんか兄弟みたいやな、な』なんて言い出すんですよ!
これにはびっくりしました。普通なら『そんなあほな』で済ますんですが、先に私がそんな風に錯覚した事もあってこれにはびっくり。
だぁいたいやね、『兄弟みたい』って言うけど、ほぼ一人っ子なのに兄弟の感覚がわかるんか、君は。
そりゃ、年の離れた兄がいるにはいるけど、兄弟らしく過ごした事なんて無いやろ。
そんな君から『兄弟みたい』なんちゅう言葉が出るのが不思議や。

そんな言葉に、苦笑しながら『ほんまやなぁ』と返事するしかない私でした。

私の錯覚を読み取っているのでしょうか、娘は。
なんか不思議な動物です、子供って…。



※本来このページはフレームで構成されています。ロボット検索などでご来訪され、単独のページで表示されている場合は、index.htmを入力してみてください。