追跡外来というもの


何の問題も無く出産された方には聞きなれない言葉だろうと思いますが、娘のように超未熟児で生まれた子供には追跡外来というものがあります。

追跡外来
通常、子供は出産後数日経つと退院し、数週間もしくは1ヶ月単位で生まれた病院で定期検診を受けます。
娘の場合、退院後は近くの小児科をかかり付けの医者として選び、少しの発熱や予防接種などはそこで見てもらうようにしました(もちろん、最初のころは愛染橋病院へ何度も走りましたが)。定期検診などもかかり付けの医者で普通は十分なのですが、定期検診と予防接種は生まれた病院の勧めと両親の希望で愛染橋病院で受けることにしました。
超未熟児で生まれた子供は発育の状態など他の子供と違う場合があるので、その成長具合を知るために数年間観察を続けます。これは大変重要なことで、思わぬ成長障害等を早期に発見でき、又、そのデータを次の赤ちゃんの治療へ生かすことが出来ます。
これを追跡外来といい、3歳を超えた今でも半年に一度通っています。

その間、成長の具合などをよく観察していただき(伸び悩んだ時期もありました)、私たちにとっては安心を得る手段でもあり、それが楽しみでもあります。


事の発端
さて、娘が3歳と6ヶ月を過ぎようかとしているころ、軽い風邪を引いてしまいました。
妻はいつもの通り、早期に医者へ連れて行き、お薬をいただいて参りました。
やや改善され、また悪化し、そんな状態でしたから、今度は私が連れて行き医者の所見を聞きましたところ、
『子供はしょっちゅう熱出しよるから、お父さんもそんなに心配せんでもいいですよ。他の子供を見てみなさい、しょっちゅう鼻水たらしてる子がぎょうさん居るでしょう』との説明。
なるほどそうやなと納得し、妻にも説明してあげました。

しかし、ぜぇぜぇも直らず、咳き込みも続いていたので『???』と、ちょっと不安になっていたんです。
深刻な状態では無いため、すぐにどうこうという事ではありませんが、最悪愛染橋病院へ連れて行かねば、と内心思っておりました。
愛染橋病院の追跡外来があと3週間くらい後に予定されていましたので、そのときに先生に聞いてみようと相談いたしておりました。

軽い喘息だった!
さて、最初の発熱から2ヶ月が経ち、追跡外来の時がやってきました。
妻が病院へ連れて行き、私が仕事から帰ると薬がどっさりあるではありませんか。
一瞬青ざめ、詳しく聞きと『ちょっと軽い喘息になっている。体重も増えてないなぁ。』とのこと。

『大丈夫、大丈夫』と言っていた掛かり付けの医者の言葉を思い出し、一瞬むかっときましたが、通常はよくやってくれている先生。まして、大きな病院程の治療データも無いのだろうと思い直し、治療に専念することに。

薬は10日分で、もし治らなかったら再来院してくださいとのこと。
喘息となると、将来的にも苦しい病気ですから早期に治療し、悪化しないことを願って嫌がる娘に薬を飲ませます。
あの手この手で…。

するとどうでしょう、所定の薬を飲みつづけると、ぜぇぜぇが無くなり、咳き込みも無くなったではありませんか。
食欲も出てきました。
二人で『やっぱ、さすが愛染橋病院やなぁ』と感心したものです。

もちろん、私達が気をつけてもう少し早めに愛染橋病院へ行っていれば良かったのですが、通常掛かり付けの病院で事足りていますし、助かっています。信用もしています。
しかし、こういうことがあると、つくづく、追跡外来なるものがあって良かったと実感します。


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