助かったのは
僅か、900gちょっとの未熟児が、こうして丈夫に育つなんて。
900gなんて言うのはざらで、500g、400g、そして300数十gの子供が元気に育っていると聞きます。
みんなが口をそろえて『医学の進歩はすごいね』といいます。
そう、医学の進歩は素晴らしいです。田舎のじいさん、ばあさんも916gと聞いた時には助かるなんて思ってもいなかった事でしょう。
現在のわるがき状態を見れば、だれしもそう感じるかも知れませんね。
先生達は言います。
『医学の進歩より、これはもう子供の生命力やな。どんなに医学が進歩しても、助けられない子もいるし、かなり深刻な状態の子でも、すくすくと育つ事がある。』
先生としてはこれが実感でしょうね。
あとで聞いた事ですが、我娘の状態を見た時、『さあ、これからどういう方向性で治療していこうか』と、先生方が頭を突きあわせて悩んでいたそうです。そんな深刻な状態だったにもかかわらず、ある時期を境に急成長しだしました。
深刻な状態でも育ってくれる子もいるし、科学の英知を結集しても助けられない子供もいる。
生命力が基本なのでしょう。
ふんふん、話を聞いてみれば納得できる。
医学の進歩もしかり、生命力もしかりです。
でもそれだけじゃない。
先生達や、看護婦さん、子供の親達を見ていると、みんな愛情に満ちている。
先生や看護婦さん達の『この子を助けたい』、親の『頑張って』という気持ちと努力が彼らを助けてくれたんでしょう。
生命力や科学のほかに大事な要素、愛情や努力、これらがあって助かったんだと思います。
そういう面でも、先生達や看護婦さん達には感謝しても感謝しきれないほど感謝しています。
皆さんのおかげだと。
助からなかった子供は愛情や努力が足りなかったのか、そういうネガティブな考えはよしましょう。
愛情が欠けていても助かる子は助かる、注ぎきれないほどの愛情を注いでも助からない子もいます。
これから先、ポジティブに考え、生きていく事が大切なのではないでしょうか。
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