喧嘩とビデオ


先の見えないトンネル

早産で生まれた子どもは、通常の大きさに育つまで出産予定日以上の日数がかかります。
そりゃ、予定より早く育つ子も中には居ますよ。でも、本来お腹の中で育つ所(安全で栄養状態も良い)を外に出てきてしまったのだから、長くかかるのは当然と言えば当然でしょう。

担当の先生も、『少なくとも出産予定日位までは入院せんとあかんやろな』程度の事は言いますが、それ以上は言いません。
事実、予想の立てようが無いんでしょう。

最初の頃は出産予定日を楽しみに通っていたのが、そういう事実が解ってくるに連れて、先の見えないトンネルに入り込んだようでなんともやり場の無い毎日でした。

動脈管開存症

我子が順調にすくすく育ってくれなかった原因の一つが、動脈管開存症でありました。
これは未熟児によく観られる疾病です。

お腹の中に居る時は肺呼吸をしない為、肺へ送られる血液はバイパス(動脈管)を通って心臓へかえってきます。おなかからでると、肺呼吸となる為、このバイパスは自然に閉じ、肺へ血液が流れるようになります。
未熟児の場合、あまりに早く出てきた為、この自然に閉じる機能が機能しない事が良くあるんです。

とはいっても人工呼吸器で肺呼吸はしてますよ。まあ、処置としては
@様子をみて自然に閉じるのを待つ。
A投薬や水分調整にて閉じるさせる。
Bそれでもだめなら手術にて強制的に閉じる。

の、段階的な処置がなされます。

体重が増えない

この症状のせいで我子の体重はなかなか増えず、出産後1ヶ月半を超えても1000g付近をうろうろしていたのでした。


カメラとビデオ購入

出産間も無い子どもを入院させると言う事は当たり前だがつらい事です。
何がつらいかと言うと、愛情を表現できる対象が手元に居ないと言う事。
先生や看護婦さん達は『じゃんじゃん撮ってあげてね』と言いますが、実は、行き所の無い愛情をもてあまし、愛情が薄れる事の無い様に、と言う事でしょう。

早速カメラを買いましたがな(それまでもっていなかったんです)、病院近くのjoshin日本橋で。
ビデオは、というと、最初は親戚の人に借りていたのですが、接写できなかった為子供の顔がうまく映りません。と、いうわけで最新のオートフォーカスで超接写も出来る(あのCMでもやっているビューカムと言うやつですよ。妻のご指定。)タイプを早速購入。

でも、最初はやっぱりNICUの中で写真は撮りにくかったなあ。なんか、こんなことしていいんだろうか、なんて思ってしまう。
ところが一回撮ったら、そりゃ撮りまくりました。写真もビデオも。

特にビデオは私たちを助けてくれました。
いつもみれない子供がビデオを回せばいつでもみれる。撮って帰ってきては何回も見ました。あの時もしビデオが無かったら…、もっとすさんで喧嘩ばかりしていたでしょう。


ご想像通り喧嘩もしました

ビデオや写真で安らぐ時間を持てたものの、やはり喧嘩はしました。
しかし、その内容は今思い出しても思い出せないくらい単純なものだったと思います。
離婚にまで発展しかけた夫婦喧嘩、『あのころ何が原因で喧嘩してたんやろな』振り替えるとそんなくだらない喧嘩だった様です。

それくらい、情緒不安定になっているんです。
こんなお子さんをお持ちのパパさん、お子さんだけではなくママさんにも注意してやってくださいね。

そりゃ、子供と母親の二人の心配をせなならんのは大変でしょうが、それくらいしか父親の出来る事はないですからね。


※本来このページはフレームで構成されています。ロボット検索などでご来訪され、単独のページで表示されている場合は、index.htmを入力してみてください。