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ベトナムの結婚式
![]() 目次 1)ベトナムの結婚式 2)ベトナム人との結婚 1)ベトナムの結婚式
ベトナムでは日本と同じように親同士が決めた相手と結婚するしきたりが古くからありましたが、現在では都市部ではほとんどが恋愛結婚になっています。しかし、恋愛の最初の段階は、相手の家族に紹介をして承認をもらってからという手順は変わっていません。 余談ですが、道ばたで果物などを売っている様な家では、今でも親が決めた結婚が多いそうです。そのような家では女性が商売をしているわけですが、男性の母親が、年頃の娘の商売の仕方を観察して、一番上手に商売をしてお金を稼ぐ娘を嫁にもらうそうです。息子が連れてきた美人の娘でも、商売が旨くないと結婚させてくれないそうです。 さて、恋愛の期間がある程度すぎて、さあ結婚という段階になると、ベトナムの男性は女性の両親に結婚の申し込みに行きます。古いしきたりでは、このときビンロウの実をもって行き、その実を相手の母親が受け取ったら婚約成立と言うことになります。現在では果物やケーキなどに変わっているようです。 婚約が無事成立すると、次に結婚式の日取りを決めなければなりません。ベトナムでは旧暦を使いますが、日本のように吉日のような物があるそうです。結婚式のシーズンは12月から2月のテト正月前です。正月前に結婚式を挙げて新年を新しい家で迎えるのが吉とされるからだそうです。 結婚式は、日本のように仏前や神前の結婚式があるわけではありません。双方の家に親族が集まって、それぞれの先祖へ報告をする形を取ります。ただしキリスト教徒の家では、教会に行って式を挙げるようです。 結婚式までの間に、写真やビデオを撮ることが流行っています。香港や台湾の影響かもしれません。 次に、簡単に結婚式の流れを説明します。 ![]() 1)男性の家にお嫁さんを迎える人々が集まります。結婚式の贈り物(豚の丸焼き、ケーキ、果物、お菓子等)を持つ係りの人7〜8人を先頭にそれぞれ用意の車に乗り込みます。花婿の車は先頭車でリボンがたくさんつけられていて一目でそれとわかります。
2)花嫁の家に到着すると、それぞれ親族の紹介を行います。花婿から相手の母親に花嫁を迎えに来た旨を伝えて承諾されると、結婚の宝石貴金属を贈ります。そのあとでようやく花嫁の登場になります。結婚指輪の交換が済むと、花嫁側の先祖へ報告の挨拶を行います。そのあとで日本の三三九度の杯のような儀式が行われるのですが、お酒を受けるのはそれぞれの両親になります。(自分たちは飲まないのです)儀式が済んだあとでそれぞれの家族の代表が挨拶をして第一段階の終了となります。 3)次に花婿は花嫁とその家族を連れて自分の家に戻ります。リボンのついた車を先頭に何台ものワゴン車が続きます。 4)花婿の家で先ほどと同様な儀式を執り行います。そして全てが終わったあとで全員に昼食が振る舞われます。これで基本的な結婚式は終了しました。 ![]() 5)披露宴は、ホテルやレストランで行われます。入り口では花婿と花嫁だけでお迎えをします。このとき大きな写真を入り口に飾るのが流行っています。招待状には5時半などと書かれていますが、大概の場合6時半位にならないと始まりません。この辺は時間にルーズなお国柄でしょう。日本のように早く行っても誰も来ていません。入り口でいくらかのお祝い金やプレゼントを渡します。30ドル程度がベトナム人の相場だと思います。人が集まったところで披露宴が始まります。それぞれの家族からの挨拶が終わるといきなり乾杯をして、食事を始めます。日本のようにだらだらと挨拶が続くことはありません。大変合理的なのです。食事をしていると唐突に新郎新婦がケーキカットを始めていたりします。ビールの一気のみの乾杯を続けて、料理もあらかた食べてしまうと、出席者はぼつぼつと席を立ち始めます。おやおやと思う間もなく披露宴の終了でした。 ベトナムの披露宴は出席者が食事を楽しんでもらえればそれで良しとするのが主な考え方ですから、日本のようにこれでもかといった押しつけの演出が無いです。どちらが良いかは、その国の人々の考え方次第ではないでしょうか。 2)ベトナム人との結婚 最近では外国人やベトキューといった在外国ベトナム人とのベトナム女性の結婚が増えてきました。もちろんこのことは日本でも何処の国でも国際結婚が日常的に成りつつあることと違いはありません。一つだけ違うことはその法律手続きがあまりにも複雑であるということです。 時々ですが人に聞かれることがありますので、ここで簡単に説明を掲載しておきます。 1)ベトナムの結婚手続き ・ホーチミン市ではパスター通りにある役所へ書類を提出します。ここの役所は朝から夕方まで混雑していて、順番待ちの番号札を朝と昼に配ります。しかも提出する書類にほんの少しでも間違いがあると、無情にも突き返されてしまいます。そのためにあらかじめ弁護士事務所へ相談に行かねば成りません。役所の隣にある弁護士事務所は低料金で書類の作り方を教えてくれますので、必要な場合はここをお勧めします。それ以外にも高額の料金を支払えば全てを請け負ってくれるような事務所もありますが、きちんとしたところか調べてからの方がよいと思います。(必要な書類の種類は役所にフォーマットがあります) ・日本人の場合次のようなものが必要になるはずです。(但し法律がよく変更されますので注意して下さい) 1,日本の国籍の証明。 2,結婚できる資格があることの証明。(独身であることの証明、等) 3,病院での診断書 (性病が無いこと、精神病が無いこと等を指定された病院へ行って診断してもらう) 4,その他パスポートのコピーなど (日本人側の書類は総領事館の印鑑の証明をするためにベトナムの外務省に証明書を作ってもらったり、日本語をベトナム語に訳したりと手間がかかります。) ・ベトナム人側も同様の物を要求されますが、ベトナム人の書類作成は思った以上に時間がかかります。 ・全ての書類がそろったら役所へ提出します。ここで多くの人たちは2〜3回の再提出をさせられます。ベトナムの役所は細かいことにうるさいのです。 ・提出後数ヶ月でホーチミン市人民委員会の結婚証明書がもらえます。 2)日本の結婚手続き ・ベトナムの結婚証明書を日本語に訳し、戸籍謄本をつけて婚姻届をホーチミン総領事館または日本の住所のある市役所に提出をします。日本側はこれで全てです。 3)ベトナム人の日本への渡航手続き ベトナム人が自分のパスポートを取るためには以外に手間と時間がかかります。 ・まず日本人からのスポンサーレターが必要になります。自分でスポンサーレターを作成して、日本のベトナム大使館か、ベトナムの日本総領事館で証明してもらいます。 ・ベトナムの結婚証明書とベトナム人の出生証明書、住所の証明書等必要な書類一式をそえて、ベトナムのイミグレーションオフィスに提出します。(必要な書類はイミグレーションオフィスにフォーマットがあります)ここでも書類の審査が大変で、提出時に何度かやり直しさせられることがあります。無事に提出できると、一月くらいでパスポートが出来上がります。 ・次に日本での滞在のためのビザの申請が必要です。3ヶ月以内の場合は、ホーチミンの総領事館で手続きが出来ます。必要な書類は、総領事館でコピーを配っていますので参照して下さい。 ・長期滞在の場合は日本の出入国管理局で、在留申請手続きを行います。詳しくは大手町にある東京出入国管理局に問い合わせて下さい。手続きに2〜3ヶ月程かかります。その後でホーチミンの総領事館で長期滞在ビザを取得して下さい。 |