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SAPA

 サパはベトナム北部ラオカイ省の高原地帯にある少数民族に出会える観光地です。サパへはハノイからラオカイまで列車でおよそ10時間かけてゆきます。毎日早朝から深夜まで6本の列車が運行されています。片道切符は7万ドンから18万5千ドンになります。(2006年) そこからさらにバスで1時間半かけてサパまで行くことになります。バス代はおよそ2万5千から3万ドンです。

 サパの旅の目的は、美しい自然の中で少数民族に出会うことだと思います。少数民族の独特の手織り布地や、手工芸品なども人気です。毎週末に開かれる愛の市場と呼ばれるサパの市場は、10年以上前には少数民族の男性が結婚相手を見つけるために、山岳地帯を通ってやってくる場所でしたが、今は観光のための市になっています。毎年5月のはじめに開催される大規模なフェスティバルでは、昔ながらの愛の市場の行事を詳しく見ることができます。

 サパの中心部から7kmはなれたところにある、赤ダオ族のTa Phin部落へ行くと、生の少数民族の生活を見ることができます。赤ダオ族の家にホームステイするツアーもあります。


愛の市場:10年くらい前までは、離れた場所に点々と住んでいる少数民族は、結婚相手を見つけるのにサパの愛の市場を利用していました。市場では男性と女性がダンスをしながらこれはと思う相手を探します。これはと思う相手が見つかると男性は笛で愛のメロディーを吹きながら女性にアタックをします。

 最終的に男性が結婚を希望する場合は、女性を捕まえて彼の部屋に力ずくで連れてゆきます。女性がいやならば、友人の助けを借りて逃げてしまうこともできます。力ずくであるけれども実はそうでもないというのは、少数民族独特の感覚じゃないかなと思います。男にしてみれば、おれはこれほど思っているんだ、みたいなことを態度で示すわけで、女性にしてみても良い男に力ずくでさらわれるのは自慢というか、うれしいと感じるのでしょうね。


 部屋の中に閉じ込めることに成功した後、男性は汚れて擦り切れたシャツを女性のいる部屋の中に放り込み、10日間待ちます。その10日間の間に女性が、そのシャツを綺麗に修理してくれたら、結婚は成立、何もしてくれなかったら、結婚はだめということになります。女性がシャツをつくろわない場合は結婚はできないというのは、とても分かりやすくシンプルなシステムですね。

 現在では少数民族の誰でもハノイ市民のように、普通に結婚相手を見つけるようになりました。


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