◇◆◇ 茶 風 談 義 ◇◆◇



◇当たるようで当たらない「茶香服」の話◇

◆「茶香服(ちゃかぶき)」という遊びがあります。
簡単に言うとお茶の種類を当てるゲームで、京都府宇治田原町では毎年、町民茶香服大会が開かれています。
僕と妻のいも子は、縁あって98年と99年の大会に参加させてもらいました。

大会看板



◆「茶香服」は、5種類のお茶を当てます。5回戦あるので、全部で25問、全部正解だと25点満点です。
まず最初に5種類のお茶が発表され、それぞれの茶葉が回されます。それぞれに、「花」「鳥」「風」「月」「客」と風流な記号が割り当てられています。
今年のお茶は「宇治玉露」「八女玉露」「宇治煎茶」「静岡煎茶」「鹿児島煎茶」の5種類。産地によってどこまで味に違いがでるのでしょうか。
最初に回ってくる茶葉をよく観察して、後の解答に役立てるわけですが、僕はどこを見ればいいのかよくわかりませんでした。何とも、まあ。

花鳥風月客 茶葉 最初に回された茶葉です。



◆さて茶葉の観察が終わったら、いよいよ1回戦の始まり。
5種類のお茶がいっぺんに出てくるのではなく、1種類ずつ出てきて、1種類飲むごとに、「花」「鳥」「風」「月」「客」のどれかを解答していかなければなりません。お茶はすべて一定の温度(ほとんど熱湯)で同じ時間抽出したものがでてきます。玉露だからといって60度の美味しい温度では出てこないのです。

茶香服この一服を飲んで茶の種類を当てます。



◆1回戦は初めて飲むので、ほとんど当てずっぽう。1杯目を飲んで、迷ってる間もなく係りの人が持ってきた解答用紙に「花」「鳥」「風」「月」「客」のいずれかのシールを貼ります。このシールは5枚一組で1回戦ごとに配られ、1杯飲むごとに5枚のうちから1枚を選んで解答用紙に貼っていきます。
続いて2杯目が配られ、飲んで、そしてシールを貼る。同じように、3杯目、4杯目。4杯目を飲んで、残り2枚のシールから1枚を選んで貼ると、ということは5杯目の解答は残り1枚のものに決まってしまいます。
1回戦では、5杯目も配られて全種類を飲むことができますが、2回戦からは4杯目を飲んだところで5種類の解答が決まってしまいますので5杯目は出てきません。
1回戦は最初なので、5種類全部飲ませてくれるのだそうです。

解答用紙これは自分のメモ用の解答用紙。



◆1回戦が終わると、しばし休憩。そして、正解の発表があります。ここで、1回戦で飲んだ5杯の味や水色などを思い出しながら正解と結びつけて記憶します。
と言っても、これが余計に迷ってしまう原因にもなっちゃうんですけどね。

◆2回戦も1回戦と同じく、1杯飲むごとに解答のシールを貼ります。1杯ごとに解答をするので、後から「あっ、この味があれで、さっきのは違ってた!」と気がついても後の祭り。この辺も「茶香服」の面白さのひとつです。
そして2回戦からは、上にも書いたように4杯で終わり。5杯目を飲めない、というのもゲーム性を高めているのかもしれません。

◆お茶の味は判らない方ではないと自負もあったし、1回戦で飲んだあとで正解の発表もあるので、2回戦からはそう間違わないだろうと思っていたのですが、ところがどっこい、当たらないんですね、これが。
玉露と煎茶は違うと判ったのですが、それでも宇治玉露と宇治煎茶を間違えたりしました。煎茶の違いは、たとえば鹿児島煎茶は、やや火入れ香がすると感じたのですが、ところが次に飲んだときにはその味を感じなかったりするのです。微妙なんだ、お茶の味は。

◆結局、終わってみれば半分も当たりませんでした。
25点満点で、昨年は妻いも子が13点・僕CHAO−TAOは12点、今年はいも子13点(81人中28位)・CHAO−TAOはたったの9点(51位)でした。悔しいよー。

◆実は、この町民茶香服大会は、素人向けの「茶香服」で、お茶の仕事に携わっている人が参加する大会(全国大会もあるそうです)では、玉露と煎茶といったような明らかに違うお茶はないとか。
僕を誘ってくれた人に聞くと、彼なら町民茶香服大会はほぼ満点取れるだろう、と言ってました。うーむ。
よし、来年こそ頑張ろうっと。


◇初めて知った、初めて見た、初めて飲んだ、「寒茶」の話◇

◇お茶、お茶、お茶に堪能したTW2001の話◇

◇全身全霊で揉む「手揉み製茶」の話◇


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