ひと昔前までは、黒澤明監督や大島渚監督の作品等、日本の映画が世界の映画祭でグランプリを獲得するというニュースはとくにめずらしいものではありませんでした。
上記黒澤明監督作品「羅生門」が1951年にヴェネチア国際映画祭でグランプリを獲得してからは、日本映画に対する注目も非常に高くなったのです。
現在に至るまで、日本の作品はカンヌ国際映画祭で下記のグランプリを獲得しています。
1954年 衣笠貞之助監督作品 「地獄門」
1980年 黒澤明監督作品 「影武者」
1983年 今村昌平監督 「楢山節考」
1997年 今村昌平監督 「うなぎ」
最も現在に近い受賞作では1997年、今村昌平監督作品の「うなぎ」があり、この作品で日本では4度目のグランプリ獲得となりました。
日本映画からの初の受賞者はと言えば、1952年に撮影賞を受賞した杉山公平(「源氏物語」)で、次が、1954年の『地獄門』となります。
そして、2004年、是枝裕和監督作品「誰も知らない」で、カンヌ史上最年少の14歳という若さで柳楽優弥が主演男優賞を獲得しました。
その他では、下記のような賞を獲得しています。
1960年 審査員特別賞 市川昆監督作品 「鍵」
1963年 審査員特別賞 小林正樹監督作品 「切腹」
1964年 審査員特別賞 勅使河原宏監督作品 「砂の女」
1965年 審査員特別賞 小林正樹監督作品 「怪談」
1990年 グランプリ・カンヌ90 審査員大賞 小栗康平監督 「死の棘」
2004年 主演男優賞 柳楽優弥 「誰も知らない」
このように、カンヌ国際映画祭と日本映画は深い縁があるのです。