試合内容や技術的なことはあらかた書いたので、あとは私の感想をざっくばらんに書いてみます。
第2回大会までは決勝トーナメントが1分5ラウンドでしたが、今回は2分3ラウンドに変更になりました。おかげで、白熱した試合をじっくり見ることが出来ました。また、5ラウンドより3ラウンドのほうがテンポよく試合が進んでよかったのではないかと思います。 ダウンしたときのカウントのスピードも今回は公正だったといえるでしょう。ただ、10秒では一度起き上がりに失敗するとリトライが間に合わないので、もう少し長くてもいいかなと思いました。
毎回そうなんですが、審査員による評価項目とその得点配分は大会が始まるまで知らされず、開会式のときにさらっと口頭で説明されるだけです。これでは何がどれくらい評価されるのかわかりません。試合前にROBO-ONE公式ページで評価項目を公開するとか、デモンストレーションの結果はどの項目が何点でトータル何点になったのか、もっと透明性のある採点をお願いしたいところです。
これは第1回でも不満に思ったことです。観客席がフラットなため、片方のコーナーのロボットの背中(というより、前の人の頭とか、三脚で立ててあるビデオカメラ)しか見えません。観客席を階段状にしてもらえると、リングを斜め上から見下ろすことが出来てずっと見やすくなるでしょう。
見せる、という意味では、デモンストレーションは誰に向かって見せるべきものなのでしょうか? 多くの出場者の方が審査員に対してデモンストレーションをしているように見えました。点数をつけるのは審査員なのですから、当然ですね。 プレス席やTVカメラに向かってデモを見せているロボットもありました。サービスカットは大切ですからね。 では、観客に対しては見せなくていいんでしょうか? これはみなさんに議論していただきたいところです。
また別の「見せる」ですが、一般の観客やメディアに対して出場者へのインタビューやロボットの撮影、間近で見る機会を用意してほしい、と私は思います。 ただ普通に観客でいると選手控え室には入れませんから、出場者と話をする機会も、ロボットを間近で見る機会もありません。会場内にブースを複数設けて、試合の合間の休憩時間などにロボットの展示、もしくは製作者による説明の場を設けると、ROBO-ONEがもっと身近になるのではないでしょうか。
お昼休みの時間が30分しかないなんて、短すぎます。せめて45分にしていただけると助かります。
今回は、椅子の席以外に、床にカーペットを敷いた座り見席がありました。私は当初、これはお子様席だと聞いていたのですが、座っていたのは大人ばかりで、最前列でビデオカメラまで据え付けている人がいたり、立てひざで見ている人がいたりして、椅子の最前列に座った私はロボットが見えなくなってしまいました。お子様席はナイスアイデアだと思ったのですが、後ろの人の迷惑を考えない大人が多数座るようであれば、座席の作り方を再考したほうがよいのではないでしょうか。
第1回から司会を務めている田中さん、だいぶ上達してきたと思います。が、上達するにつれて辛口トークが減っているようにも見えます。司会じゃなくて、実況になれば、もっと元気よくまくしたてられるようになるんでしょうか。 それから、観客がすでに拍手しているのに、「盛大な拍手をお願いします」とかいうのはおかしくないですか?
ROBO-ONE公式ページのBBSでFullたぬき製作者のほりさんがおっしゃってたことですが、ピンマイクを用意してあげないと、両手でロボットを操縦している人はデモンストレーションの説明が出来ません。次回はピンマイクを用意してあげてください。>ROBO-ONE委員会様
これも、前回も思ったことなんですが、出場者がリング際で作業をするときに作業台くらい用意してあげてもいいのに、と思ってます。PCを置く場所も、リングの板の上ではなく、作業台の上にしたいですよね。
私が次回以降流行るんじゃないかなぁと予想しているものが2つほど。ひとつは、予選で森永さんが見せてくれた「スイッチポンで2分間デモンストレーション」。もうひとつはマスタースレーブ方式。 真似して作ってみたいくらいです。
ラジコンサーボが大流行です。それが悪いとは思いませんし、ラジコンサーボを使っていても新しい技や新しい操縦方式を考え出してくる人もいるわけですから、創造性がそがれているとは思いません。 しかし、みんな同じようなロボットにみえるのもつまらないですよね。 完全にオリジナルな機構によるロボットや自作のドライバによるロボット、奇抜な形状のロボット、キャラクター性の凝ったロボットなど、多種多様なロボットが出てきてくれることを期待します。
と、他人に期待する半面、自分で参加しようと思ったら。どんなロボットにしたら他に類を見ないロボットになるか、一目でそれと判ってもらえるロボットになるか、明確なコンセプトを打ち出すのがなかなか難しいと感じさせられています。 いまのところ、悪役のキャラクターで売っているロボットがないので、悪役狙ってみようかな〜ともおもうのですが、私のキャラクターとだいぶ異なるので、どうなるかなんともいえません。
今回で3回目になるROBO-ONEは、毎回出場者のレベルアップが目覚しく、試合を見ていてもエキサイティングなロボット競技会です。今回は多少無線関連でトラブルはありましたが、試合運びもスムーズになってきており、エンターテイメントとして見せるに耐えうるものになってきた感があります。次回大会からは、私も出場者としてROBO-ONEを盛り上げていけるよう、努力していきたいと思います。
(第3回 ROBO-ONEリポート 終わり)
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