準々決勝の4試合が終わってから少し休憩があり、休憩後、14:55から二日目のチャレンジ種目が始まりました。大会二日目のチャレンジ種目は、今大会から新種目として導入されたROBO-ONE Doorです。ロボットにドアを開けさせ、ドアをくぐってその向こうまでいけたら10万円という競技です。 競技に先立ち、バンダイの芳賀さんから、「2010年にはドラえもんのように人と付き合えるロボットを作りたい」というバンダイのリアルドラえもんプロジェクトの説明があり、その流れで人が生活する環境で動けることを目標とした競技としてROBO-ONE Doorの種目が取り入れられたという旨の説明がありました。
この競技のルールを簡単に説明しておきます。 出場資格はROBO-ONEの規格どおりで、制限時間は5分、ドアは写真のように「どこでもドア」に見立てた配色になっています。

ドアノブの位置は床から40cmのところにあり、ROBO-ONEに出てくるロボットの平均的な大きさが30〜35cm程度であることを考えると、少々高めの位置にあります。また、ドアノブはそこら辺のホームセンターで入手できるような普通のもので、ご丁寧に、握って回してあけるタイプのものがついています。 「ドアは押して開けるのか、引いてあけるのか?」という質問に対して、ROBO-ONE公式ページのQ&Aではどちらでも自由だ、という回答がありました。(ただし、ドア自体は片方にしか開きません。)
この競技は初めて行われるため、だれもどのようにしたら上手くいくのかわかりません。それでも3名の挑戦者はドアに挑みます。
最初にMetallic Fighterが挑戦します。でも、Metallic Fighterの手を見ると、どうみてもドアノブを回せるようには思えません。さあ、どうやってドアを開けようというのでしょうか。

スタート地点にたったMetallic Fighterは、最初に余裕を見せてパラパラを踊って見せます。それからドアに向かって歩き、ドアノブに手を伸ばしますが、なかなかノブに触れません。ドアノブに手をかけたつもりが、ドアにあいている空間から向こう側に手が出てしまいます。そうしているうちにだんだん時間が過ぎていきます。 ドアノブを回すことをあきらめたMetallic Fighterは、観客席のほうを向いて愛想を振りまきながら、ちゃっかりドアの脇をすり抜けてドアの向こう側へと移動してしまいます(笑) もちろんルール的には失格ですが、ロボットによるこんなコミカルな劇がみられるのも、ROBO-ONEと言う舞台と森永さんが操るMetallic Fighterというキャラクターがあってこそでしょう。
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HSWR-02の手を見ると、これはどう見ても、格闘専用ではなく、物をつかむことを目的とした手だと感じさせられます。先のどのMetallicFighterは引いて開ける側に立ちましたが、HSWRは押して開ける側を選びます。スタートそうそう転んでしまいますが、時間はまだまだあるので再挑戦します。しかし、ドアノブがなかなかつかめません。 残り30秒をきったところで、HSWRは強引にもチョップでドアをたたいて開けようと試みますが、ドアノブを回さない限りドアは開かず、時間切れとなりました。

Petapyは、なんとアームにドア開け専用アタッチメントを装備しての挑戦です。最初に製作者の大越さんから画像認識でドア開けに挑戦するという説明がありましたが、上手くいかず、あきらめて手動操縦で挑戦することになります。Petapyは体のサイズに似合わない大きなアタッチメントをつけているせいか、バランスが崩れて上手く歩けません。それでもなんとかドアまでたどり着き、アタッチメントでドアノブをつかもうとしますが、これがなかなかはまってくれません。

今回は10万円はあきらめて、ドアノブ回しのデモンストレーションをすることになりました。Petapyのアタッチメントをドアノブにはめてあげて、ここからスタートです。ドアノブは見事に回りました。しかし、アタッチメントがドアにはまったままでは下がることができず、ドアノブはまわったのにドアは開いてくれません。惜しい! もうちょっとなのに。
以上の3名がROBO-ONE Doorに挑戦したわけですが、だれもドアを開けることができませんでした。ドアを開けるという作業は、企業や大学で研究されているロボットでもまだまだ難しいとされている動作ですが、難しいからこそ挑戦する意義があるのだと思います。次回大会では突拍子もないアイデアでドアを開けるロボットが出てくるかもしれませんね。