大会初日は、予選の後にチャンレジ種目として ROBO-ONE Stairs という5段の階段を上って降りたら10万円という競技が行われました。ROBO-ONE Stairs は第2回大会から始まった競技種目で、前回は STEP1 が制限時間ぎりぎりの5分で階段昇降をクリアして、見事10万円を獲得しています。そのため、今回は制限時間が3分と短くなっています。
2002年12月末の時点ではROBO-ONE Stairs へのエントリーが25名ありました。しかし、ふたを開けてみると実際に出場するのがたったの2名に減っています。多くの出場者はデモの動きや試合用の調整に忙しく、階段のぼりのモーションまで手が回らなかったようです。
勇敢なる一人目の挑戦者は Brownie02 です。 Brownieは1段目は上れたものの、次の一歩で落ちてしまいました。ここで、解説者から、階段から落ちても3分以内なら何度リトライしてもOKであることの説明がありましたが、階段から落ちてロボットが壊れてしまうと、せっかく予選を勝ち抜いても決勝トーナメントで戦えなくなってしまいます。 結局、Brownieの記録は1段で終わりました。
次なる挑戦者は優勝候補の一角、Metallic Fighterです。製作者の森永さんは大会2日前になってやっと階段昇降に着手し、自分で階段まで作ってしまったそうです。 Metallic Fighter は一歩一歩確実に階段を上り、およそ1分で5段目まで上りきりました。 ロボットと同じ進行方向を向いてプロポ操作を確認している姿が印象的です。Metallic Fighterは下りを踏み出しますが、あと3段(2段?)というところで転倒してしまい、リトライするにも残り時間がなく、階段昇降は失敗に終わりました。
そういうわけで、今回は挑戦者が2名でしたが2名とも失敗し、ROBO-ONE委員会の西村さんが「用意した賞金が100万円残ってしまった」と言っていました。
紹介する順番が多少入れ替わっていますが、ここで韓国の犬型ロボットを紹介します。 ROBO-ONEは今後国際的な展開を狙っており、次の大会は韓国でアジア大会を開きたいと計画しているそうです。 その関係で、今大会には韓国から4名ほど試合の運営や審判方法について学ぶためにROBO-ONEを見に来ている方たちがいます。
犬型ロボットは彼らからのデモンストレーションで、小型のサーボユニットを組み合わせてシリアル通信で制御しているそうです。(まっすぐのみですが)スムーズなトロットや細かい芸を見せてくれました。(ちなみに、電源も制御信号も外部からケーブルで供給しています。)
ROBO-ONE委員会の西村さんの話では、今後このサーボユニットが売り出されたら、若年者向けにROBO-ONE Jr.を開催したい、とのことでした。

初日は休憩時間の間に控え室でロボットを一つのテーブルに集め、撮影する機会を設けてもらうことができました。ちなみに、この時点ではまだ予選が終了していないため、これから予選に出るロボットは各自の机で調整を行っています。