1998年フランスワールドカップが終わってもうすぐで2年。
ここでは、FIFAのテクニカル・リポート、FRANCE98のサイトを参考にレオナルドのワールドカップを振り返ってみようと思います。
(July 10, 2000)
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「喜びと悔しさがまざった複雑な心境だった。やり残したことがいっぱいあるような気がした」
(94年ワールドカップ・アメリカ大会、ブラジルが優勝した時の心境)
「彼にとっては初めての壁だったはず」
(レオナルドのお母さんアウレリアさんの言葉)
「もう一度、ブラジル代表としてW杯に出て優勝したい」
(鹿島アントラーズからパリ・サンジェルマンへの移籍を決めた時の心境)
ニコニコしながらもちょっとうるっとしながら旅立って行った・・・
1994年のアメリカ大会で4度目の優勝を成しとげたブラジルは、ザガロ監督のもとでフランス大会へ向けて準備を続けてきた。レオナルドはパリ・サンジェルマンへ移籍後、代表に呼ばれるようになり、97年のコパ・アメリカでは10番をつけ、ブラジルの優勝に貢献した。しかし、このコパで圧倒的な攻撃力を見せたブラジルだが、大会が近づくにつれ調子を落として行く。年の初めに米国に1−0で敗れ、続けて、ノルウェー、アルゼンチンにも敗れるという状況。大会直前のアトレチコ・ビルバオ相手の練習試合でも1−1の引き分け。ROROコンビはロマーリオの負傷により解消。スペクタクルな攻撃を期待するブラジル国民の期待を裏切っていく。レオナルドは97年のコパ・アメリカの後、ミランに移籍。最悪の状態のミランにあって、レオナルドもイタリアのサッカーに慣れることに時間がかかり、さらには、ワールドカップの年を迎えてケガが続いていた。セレソン入りも難しい状況だったが、他の選手のケガなどもありセレソンに選ばれた。
開幕スタメンでなかったことが悔しくなかったか?と聞かれて
そしてワールドカップ開幕
◆グループ・リーグ (Group A Match #1) ◆
ブラジルースコットランド 2−1 June 10, 1998 キックオフ 17:30 スタッド・ドゥ・フランス(サンドニ)
観衆:75,000人得点 得点 5' セザール・サンパイオ
73' BOYD Tommy(オウンゴール)38' COLLINS John (PK) プレーヤー プレーヤー 1 タファレル
2 カフー
3 アウダイール
4 ジュニオール・バイアーノ
6 ロベルト・カルロス
5 セザール・サンパイオ
7 ジョバンニ
(18 レオナルド 46')
8 ドゥンガ
10 リバウド
9 ロナウド
20 ベベット
(19 デニウソン 70') 1 LEIGHTON Jim
3 BOYD Tommy
4 CALDERWOOD Colin
5 HENDRY Colin
8 BURLEY Craig
11 COLLINS John
14 LAMBERT Paul
22 DAILLY Christian
( 6 MC KINLAY Tosh 85')
7 GALLACHER Kevin
9 DURIE Gordon
10 JACKSON Darren
(17 MC KINLAY Billy 79)警告 警告 37' セザール・サンパイオ
47+ アウダイール25' JACKSON Darren
レオナルドは後半開始からジョバンニに替わって登場。私の目には攻撃のリズムが良くなって来たと見えていたのですが、FIFAの記録でも前半はアタッキング・ゾーンでのボール所有時間がブラジルとスコットランドで1分11秒しか違わないのに対して、後半は圧倒的にボール支配する時間が大きくなったと数字が出ている(ブラジル10分28秒、スコットランドは4分9秒)
しかし、試合は「Braveheart」を持ったスコットランドが最後まで諦めることなくブラジルに立ち向かい、オウンゴールでブラジルが勝ち越し。勝ち点3を取った。レオナルドはこの試合、そして、続く練習の中でスタメンへとアピールをしていく。メディアの論調もジョバンニに変わってレオナルドが攻撃的ミッドフィルダーの位置に入るだろうと変わってきた。15日の練習試合にはサブ組に6−1の勝利。レオナルドは1ゴールと決定的な3本のパスを決めた。
●レオナルドのコメント●
6月15日
「モロッコ戦にスタートから出られるのかどうかまったく自信がなかったけど、今はどんどんトレーニングを通じて良くなってきていると感じている。復帰するために、スタメンになるために、厳しい練習をしてきたことは言えるよ。9年間ブラジル代表選手として過ごしてきたけど、ワールドカップでプレーできることは夢が実現したということなんだ、わたし達プレーヤーにとってもね、国民と一緒だ。とても幸せだ」
そんなレオナルドのことをベベットはこんな風に語っている。(ベベットはこの練習試合でハットトリック)
「毎日、レオナルドは練習を通じて強くなっている。レオナルドもジョバンニも素晴らしい選手だよ。でも、何にも増して期待することは、チームとしてプレーすることであり、一緒に仕事をし、力を合わせて同じゴールを目指すことだ」
さらにレオナルドは、「けがで苦しんだ半年の後で、またセレソンでプレー出来て嬉しい。まだ私達は100%の状態ではないけど、これは普通のことだよ。ベストな状態はこれからだ。モロッコのプレーを見たが危険な相手だね。軽く見てはいけない。ボールを素早く動かすことが出来たら、試合は私たちのものになるだろう。今の時点では、五分五分だよ。ほんとうに」
そして、マリオ・ザガロ監督はレオナルドをスタメンに器用することを決定。
「レオナルドは中盤と前線の間にリズムとスピードをもたらした」
◆グループ・リーグ (Group A Match #18)◆
ブラジルーモロッコ 3−0 June 16, 1998 キックオフ 21:00 ラ・ボージョワール(ナント)
観衆:35,500人得点 得点 9' ロナウド
47+ リバウド
50' ベベットプレーヤー プレーヤー 1 タファレル
2 カフー
3 アウダイール
4 ジュニオール・バイアーノ
6 ロベルト・カルロス
5 セザール・サンパイオ
(17 ドリバ 68')
8 ドゥンガ
18 レオナルド
10 リバウド
(19 デニウソン 87')
9 ロナウド
20 ベベット
(21 エジムンド 72') 12 BENZEKRI Driss
2 SABER Abdelilah
(15 ABRAMI Lahcen 76')
4 ROSSI Youssef
3 EL HADRIOUI Abdelkrim 6 NAYBET Noureddine
7 HADJI El Moustafa
8 CHIBA Said
(17 AMZINE Gharib 76')
18 CHIPPO Youssef
20 EL KHALEJ Tahar
9 HADDA Abdeljilil
(11 EL KHATTABI Ali 88')
14 BASSIR Salaheddine警告 警告 36' セザール・サンパイオ
87' ジュニオール・バイアーノ32' HADDA Abdeljilil
64' CHIBA Said
ブラジルは勝ち点3を積み上げて早くも決勝トーナメント進出を決定してしまった。ノルウェー相手に良い試合をしたモロッコもブラジルに名前負けしたのか良いところがなかった。全世界の人に印象づけた出来事は、ベベットに怒るドゥンガと間に入って止めるレオナルド・・・ってことではなく(^^; ロナウドの怪物ぶりでしょう。ワールドカップ初ゴールを上げました。予想どおりスタメンで出場したレオナルドはリバウドとともに「アイディアの宝庫」となり自在に中盤を走り回っていた。レオもワールドカップ初ゴールかと思われるゴールもあったが、オフサイドで取り消し(;_;) 線審のぶぁ〜か〜!^^;
●KABUの観戦記●
●レオナルドのコメント●
6月17日 試合終了後
「2試合が終わって6ポイントを獲得した。質の高いサッカーでモロッコのディフェンスをかいくぐることに成功した。セレソンのメンバーでいられて大変嬉しい。自分の場所を得ることが出来たと思うよ。ワールドカップを手にするためには、後5試合戦わなければならない。パルク・デ・プランス、私のホームでの試合まで中10日間というのはあまり十分とは言えない」
6月19日 練習場のあるOzur-la Ferriereで
「ブラジルは力を得てきているってことを請け負うよ。試合でもチームワークの面でも。100%の状態とは言えないけど、自分達の厳格さと集中力を示してきた。私にとっては、この試合の後は前のワールドカップより多くの試合になることを望んでいる(アメリカ大会ではベスト16で退場になり4試合の出場停止処分があったため)。ベスト16の相手が特にどの国がいいということはない。ブラジルが5度目のタイトルを欲しいなら、どのチームも負かさないといけない」
セザール・サンパイオが2枚のイエローカードでノルウェー戦は出場停止。誰がボランチのポジションに入るのかということがセレソンの問題だったが、練習ではレオナルドがボランチを努めることが多くなってきた。レオナルド、ついにボランチまでやるのかぁ〜状態。しかし、試合を見に行く予定の私は「どこでもいいから出て!」と祈っていた。
6月22日 マルセイユにて
「23日、火曜日の試合に出ることになるのかどうか、まだわからない。ザガロ監督はスタメンをまだ言ってくれないんだ。どんな場合でも、ブラジルは攻撃的に行くよ。3人のフォワードを起用するかもしれない。ノルウェーは難しい相手だ。決勝トーナメント進出が決まっているけど、勝ちに行く。ワールドカップでは、勝利のひとつひとつが大切なんだ」
◆グループ・リーグ (Group A Match #35)◆
ブラジルーノルウェー 1−2 June 23, 1998 キックオフ 21:00 ヴェロドローム(マルセイユ)
観衆:55,000人得点 得点 78' ベベット 83' FLO Tore Andre
88' REKDAL Kjetil 1:2pプレーヤー プレーヤー 1 タファレル
2 カフー
4 ジュニオール・バイアーノ
6 ロベルト・カルロス
14 ゴンサウベス
8 ドゥンガ
19 デニウソン
18 レオナルド
10 リバウド
9 ロナウド
20 ベベット 1 GRODAS Frode
5 BJORNEBYE Stig
4 BERG Henning
3 JOHNSEN Ronny
22 STRAND Roar
( 7 MYKLAND Erik 46')
15 EGGEN Dan
8 LEONHARDSEN Oyvind 10 REKDAL Kjetil
9 FLO Tore Andre
21 RISETH Vidar
(16 FLO Jostein 78')
17 FLO Havard
(20 SOLSKJAR Ole 68')警告 警告 53' LEONHARDSEN Oyvind
61' MYKLAND Erik
決勝トーナメント進出が決まっていたからか、眠くなるような試合だった。
レオナルドは慣れないボランチのポジションをなんとかこなしていたが、短期間にこれだけのことが出来るというのは、やはり頭の良さだろうか・・・・・。それにしても、おっかないCBだなぁ〜と思っていたら、やはりコケてしまったわね>ブラジルのDF陣。(モロッコの決勝トーナメントがフイになってしまった瞬間でもあった)。 そして、攻撃の方もレオナルドがボランチに入ってしまったせいもあるでしょうけど、組み立てられない。ドリブルしては止められる・・・。もー、ブラジルの負け試合を見てしまうとは・・・。●KABUの観戦記●
●レオナルドのコメント●
試合後のコメント
「もっとうまくやるべきだった。良い試合をするための解決策を見つけるでしょう。ノルウェーのようなディフェンシブなチームとやるのは難しい。ファンにとって魅力的な試合をいつもするというのは簡単じゃないね。守備は、かなり良かったと思うけど、試合の終盤で集中力に欠けた」
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PLAYBACK目次 ![]()