出発準備から1月7日のアタランタvsローマ

 9月に旅行を急遽決めたときは「今を逃すとGWまで行けないしなぁ〜」と思っていた。ところが、人生とはわからないものだ(^^; 
12月になり、レオナルドが今シーズンはミランに残ることがはっきりし、私のGW旅行はチケットが安いうちには出発出来ない風向きになってきて・・・、こうなると、「行ってしまおう! ミランにいるうちに、かの有名なダービーを観戦しようじゃないかぁ〜」と、上司に休暇を申請。「航空券が取れたらってことですけど」と言いつつ、席のひとつぐらいどうにかなるだろうと信じていた。本当は5日に出発予定だった。ところが、先に旅行を決めていたカルチョ旅行仲間から「4日においでよ。巨匠のレストランのあるホテルに泊まるから、一緒に豪華ディナーをいたしましょう!」との誘惑。じゃぁ、ちょっとチケット代が高くなるけど、たまには(いや、初めてか?(^^;)ちゃんとフルコース食べるというのに挑戦しても良かろうという気になり、チケットを変更。(本当の理由は違うという話もある(^^;)

 問題はダービーのチケット。早めにスタジアムへ行ってダフ屋から購入する手もあるが、その日の予定はハシゴ観戦。ボローニャでブレシアの試合を見てからユーロスターに飛び乗り、サンシーロに駆けつける筋書きなのである。こうなると、キックオフに間に合うかどうかも怪しいわけだから、やっぱりチケットは確保しておきたい。だめもとで、ミランのオフィスとホテルにチケットの予約を頼む。ミランのオフィスからはなしのつぶて・・・。当然だわな(^^; 早くオンラインで取れるようにしてよ・・・ブツブツ。ホテルの方からは「ブラックマーケットで良ければ買っておいてあげよう」という親切なお言葉。闇価格でも日本のエージェントに頼むよりは安いってことで、速攻、お願いをしてチケットは確保。他の町のホテル予約などもしつつ、うーん、私の年明けってすごいなぁ〜、元旦は天皇杯決勝(この時点は決勝進出は決まっていなかったが、傲慢な鹿島ファンである(^^;)、2日は鹿島で初蹴り(実際には3年前にこの初けりで捻挫した直後に旅に出て悪化させた反省から参加しなかった(^^;)、3日にオールスター・サッカー(これは来日のメンツを聞いて行かなかった。体力的には楽になった)、そして、4日からはイタリアだぁ〜とニマニマしていたのであった。

 ところが、思い通りに行かないのも人生である。RB氏が肉離れで40日から50日のストップ。あぁ、これでハシゴ観戦はなくなってしまった。あぁ・・・とほほ。

 さらに別の驚きが(@_@) ミランのオフィスから返事が来た。「遅くなりましたが、下記の席があります。必要なら予約をします。VISAカードの番号をお知らせください。確認証と引き換えにスタジアムでチケットを渡します」

 あぁ〜、定価で買えたのに惜しいことをした(^^; というわけで、一つ賢くなった。でも、こんなに返事が遅いということや通常の試合はスタジアムやミラン・ポイントでチケットを買える(このダービーも結果的には、前日まではミラン・ポイントで買えたし、当日券も出た)ことを考えると、あまり役に立つ情報ではなかったのである(^^;

 とにかく、出発だ、巨匠のお食事だ!といきなり、私はミラノ郊外にいるのであります。

 食事はすごかった、本当に食い倒れてしまった私(^^; しかし、ここのレストランで言われたことが引き金となって、結局は「ハシゴ観戦」となってしまったのである。

レストランの人:「ナカタを見に行くの?」
私たち:「え?」
レストランの人:「明日、ベルガモに来るでしょう」
私たち:「ん? そーか、ローマはアタランタと試合なんだぁ〜」と関心がないことには徹底的に関心がない私たち(^^;

 大雨でなければ行きましょう、王子さまもみたいしぃ〜とわけのわからないことを言う友人。まぁ、暇だし行くかということになる。

 7日朝、時刻表を見ながら、この電車で行けばいいよね・・・とミラノ中央駅に出向いた女性3人。
友人M:「おまわりさんがたくさんいるよ」
K:「え? あれぇ〜、私たちのプラットホームよ。もしかして・・・」

 そうです、ローマから来たウルトラと同じ列車だったのだぁ〜。もー、バスで行けよ!>ウルトラマンズ(^^;

 予想どおり、「ナカータ!」とローマのマフラーを巻いた奴らに言われる。今は親しげであるが、どう変身するかわからぬ彼ら。避けておこうっと。おまわりさんたちは、一般客は別の車両に行け!と誘導してる。このローカル電車は車両が少ないから席がなくなる。困ったもんだ。ウルトラたちは駅に止まる度にあの「パーン」と音のする火薬(?)をホームに投げつけている。ある駅では、それに怒ったホームにいた乗客と一触即発。ホーム側にいた周りの人が止めに入ってくれたけど、「いつまでこんな小さな駅に止まっているの〜?早く出発してよー!」と車内で文句たれていた私。

 約1時間でベルガモについてからも、ウルトラが出迎えのおまわりさんに誘導されて先に出ていくまで車内で足どめ。えらいこったね・・・。しかし、そんな車内であったが、イタリア人の次に多かった人種は日本人でしょう。きっと、みんなハシゴ観戦だ(^^;

 ついてないことに、ミラノを出るときは降っていなかったのに、雨が降り出した。それも、ドシャぶり。こういう時は通常と逆で高い席から売れて行くのね。そりぁ〜、屋根のあるところで見たいと思うのが心情だ。というわけで、屋根のない花壇席(と私は呼んでいる)での観戦。しかも、もう席はあってないようなもの。どうにか通路に割り込むが、全員、立っているから・・・身長155センチ(ちょっとサバ読みか(^^;)の私の視野はセンターラインをはさんで20メートルぐらいしかない!(~o~) ゴールなんて身を乗り出しても見えない。この時ほど「厚底の靴がほしい!」と思ったことはない(^^; 雨に濡れて観戦することは慣れている(一応、カッパはあった)けれど、視野がないのは初だ。とほほ。後で少しは見られる位置になりましたが、「いったい、私はここで何をしているのであろうか? こんな悲惨な思いをしてまで、王子に興味があるのか? ナカタを見たいか? カペッロに文句が言いたいのか?(^^;」と試合中何度も自問自答していた。

 とりあえず、後半開始早々で切り上げてミラノに戻ることにした。ところが、電車の本数が少ない。結局、またウルトラご一行と一緒だ。ご機嫌のよろしいウルトラ。よく少人数でそれだけの音量で歌が歌えること。腹式呼吸をしなくっちゃね(^^; それにしても、スタジアムもすごい警官の数だったよ。ローマからはバスが何台も来ていたし、さすが、首位のチームは熱い。試合に関して言えば、よく見えなかったけど、ピッチにはすごく近かったので、選手の必死の形相が良く見えた。かなり恐かった(^^; 同じ近くで見えても日本人選手より恐く見えるのはなぜ? 顔の凹凸、目の大きさのせい?(^^; すごい顔してドロドロになりながら戦う選手たち。変な職業。その職業を熱くなって見ている人たちはもっと変? でも、足元がうまいね、みんな。あんなドロドロのところで、よく出来ると感心。サンシーロのピッチが心配になってきた。

(1月21日記)

つづく