観戦記 1999. 11.21
スタジオ・デッレ・アルピ
セリエA  1999/2000 ユヴェントス  vs  ミラン  3−1


土曜日の夜、インターネットを見ていた友達が「あぁ〜!」と悲鳴を上げた。「どーしたどーした? レオがケガでも!?」と思って画面を見てみたら・・・・「雪」のマークが出ていた(@_@) 夕方トリノに着いたときに寒いなぁ〜とは思っていたけれど、明日は雪が降るかもしれない・・・トホホ。夜の試合だよ。考えるだけで涙が出てくる。私達3人はそれから真剣に寒さ対策を考えた。まるで八甲田山か南極探検へでも行くかのように・・・。

朝起きてみたら予報どおり小雪が降っている・・・ブルルル・・・。トリノはさすがアルプスの麓だよねぇ〜なんて関心している場合ではない。今日はとりあえず昼間はミラノへ行って「インテルvsレッチェ」を見るのだ^^; とっとと支度をして出かけよう! ホッカロン2個!

「インテルvsレッチェ」戦は私としては見るべきところがなかったので省略^^;

ミラノからの電車が遅れたりしてトリノへ戻ってきたのは7時すぎ。大急ぎで駅のタクシースタンドへ行く。あぁ〜、雪のせいだ。長蛇の列!ホテルへ取って返してタクシーを呼んでもらう。イライラしながら乗り込んだタクシーの運転手さんはユベントスでもトリノのファンでもなかった。ナポリの熱烈なティフォージだ。イタリアでタクシーに乗った場合はカルチョの話をすると気持ち良く会話が進む場合が多い・・・と言っても話をしているのはイタリア語が出来る友達である^^;  この運転手さんに言わせると一番偉大なカルチョトーレはマラドーナだそうだ。そりゃ〜、ナポリのファンだもんねと軽く聞き流そうとする。ところが、おじさんにはおじさんのカルチョ学があったのである。ペレも偉大な選手である。でも、ペレのチーム(ブラジル代表のことだが)には他にも素晴らしい選手がたくさんいた。しかし、ナポリにはマラドーナしかいなかったのである。彼ひとりでスクデットを獲得した。こんな選手は他にはいない。ということなのだ。な〜るほどねぇ〜。日本で言えばタクシーに乗って野球の話をするようなもんであろうが、カルチョの国でこういう話を聞くと日本の某評論家たちがウンチクを語っているよりはるかに説得力があったりするからおもしろい。何しろ、この運転手さんは元サッカー選手だったらしいし・・・。たぶん、地域リーグだけど^^;

あ、そろそろ肝心の試合のことですが・・・。どんな試合だったっけ? ^^; 忘れたいような試合だった(~_~メ)

レオナルドは予想されたように先発ではなかった。メインスタンドってベンチの後ろなので控えの選手は見えないんだよねぇ〜。おぉぉぉ〜、レオだぁ〜、レオ〜!とやっと盛り上がったのは得点が決まったシーン。ベンチからもワーっと選手が飛び出してきた。目を凝らしてレオを探す。あ、ひざ掛けを持ったまま飛び出してきたよ(^^; そりゃぁ〜、 寒いよね。私たちのように厚着をしているわけじゃないからね。 早く試合をさせてあげたい。髪の毛がぬれてペシャンコになろうとも(^^;  しかし、このままミランがリードを続けるとまずい・・・。レオの出番がなくなってしまう。 しかし、 「ユーベもそろそろ得点してよね」と私がつぶやいた途端に同点になった。 これは予知能力なのか怨念なのか^^;

後半になって、まずセルジーニョがアップを始めた。レオはベンチの一番はじに腰掛けていたらしい。立ち上がってセルジーニョに何か言っている姿が見えた。コ−チの言葉を通訳してあげているんだろうか。顔だけちょこっと出している姿がかわいい*^0^*  あぁ〜、しかし、やっぱり悲しいぞ。こんな姿を見に来ているわけではない。ザック〜、早く、レオにもアップを命じてよ。ユーベの2点目が入ってしまったじゃないの。ボバンは疲れたと思うよ。替え時じゃぁ〜!もう試合なんて見てない。ひたすらベンチの動きを見守る。やっと祈りが通じたのかレオナルドが立ち上がった。いぞげぇ〜、レオ!あぁ、クツ紐を結びなおしている。手がかじかんでいるのだろうか・・・時間がかかっている。ストレッチをする。うーん、相変わらず柔らかい体。しかし、いそげぇ〜!^^;  でも、しっかり体を温めてケガはしないでくれぇ〜(注文が多い^^;) さぁ、やっと交替だ。でも残り時間は15分だけ。ペースは完全にユーベ・・・。どーしろって言うのよ(~_~メ) 残り15分で結果を出すなんてことは出来ないとロベルト・バッジョだって言っていたではないの!(そう語っていたのはこの日より後のことだけど・・・)

ほとんどボールに触ることなくゲーム終了。がっくりと下を向いてしまった、レオナルド・・・。終わったとたんにさらに寒さを感じてきた私達。気温は1度って表示が出ているけど、体感温度はもっと低いと思う。お腹もすいたわ・・・。ホテルに帰ろうっと。部屋であったかいスープでも飲めば少しはホっとするかも。忙しい一日であった。

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