番外!追っかけ編  2003. 6.28 & 6.29
 鹿島
鹿島アントラーズ メモリアル・ゲーム  

 何を書けるのでろうか?

 観戦記? いつも以上に試合を見てなかった。感想文? 心がフワフワ舞い上がっていて良く覚えてない。

 はぁ〜、マイッタ!

 とにもかくにも、鹿島アントラーズと茨城県に感謝でござる。至福の時を与えてくれた。あれだけのメンバーを揃えるのにどんなに大変な仕事があったかと思うと頭が下がる。気持ちがないと出来ませんね。サッカー抜きのイベントに関して言うと、もうちょっとファンの気持ちを推し量ってよ!と思うこともあるけれど、サッカーの試合が入ると鹿島のイベントは素晴らしい。そして、主人公の選手たち、彼らが参加してくれなかったらこのイベントは企画倒れで終わっていたわけで、はるばる鹿島にやってきてくれた気持ちが嬉しい。これが鹿島がファミリアである証かもしれない。

・・・・と書き始めてから10日間以上の中断。写真を載せればうるさい方面もあろうし、試合の様子などはだいたい伝わってしまっただろうし、だいたい私が書けば、「あ〜、レオだぁ〜」「ジョルジだぁ〜」「ヤナギとジョルジがくっついえているぅ〜」で終わってしまう。

 やっぱり、得意分野に逃げよう。たぶん、察しの良い方はわかっておられると思うけれど、私は前日から鹿島に乗り込んだのであった。ひとつには練習を見たいと思ったから、もうひとつは、夢のスリーショット!を狙ったのであった。ははは・・・(^^;

 実は体調がすぐれなかった私は不安を抱えたまま東京駅からバスに乗った。いつものようにセントラルホテルで下車。あ、いるいる、追っかけクンたち。そう、近頃は男の子が多いね〜。おそらく、誰それの大ファンというのではない。有名な選手からサインを貰う。サインのコレクター!? とりあえず、チェックインをして部屋に入る。しばし、心を落ち着かせて再びロビーに降りていった。エレベーターが開いても出てくるのは、私っすよぉ〜、ごめんねぇ〜(^^;

 あれ? もう記憶が曖昧だ。人々の話でジョルジーニョはそこらでお昼を食べているらしいことがわかる。うーん、結構、人が増えてきちゃったなぁ〜である。そこで現われたのがどういう順番だったか忘れたが、アルシンド、サントス、ジョルジーニョが姿を見せた。もう、大変。わーっと人が寄ってサイン攻撃だ。こうなると、私はダメである。急に一人っ子的性格が顔を出し、戦う前から撤退である(^^; 人が多い競争に勝てない。しょぼ〜ん・・・。写真、一枚、撮れず。

 そんな私を和ませてくれたのが、奥野選手ご一家。まず、あれ、見覚えのある女性の顔が見えた。「こんにちは〜」と挨拶をしている人もいる。そうだ、奥ちゃんの奥さんだ!といつものくだらないダジャレが頭に浮かぶ。奥ちゃんも今は鹿島に家がないからここに泊まるんだ。大きな荷物を持った奥ちゃんがやってきた。フロントにたどり着く前にものすごい人に囲まれてしまった。今までで一番人気!? 相変わらず、よくお話をしている。ファンが話し掛けるひと言ひと言にこれだけちゃんと返事をしてくれる人っていないよね〜。遠巻きに見ながら感心して私。「気楽に来たのに、恥ずかしいことになったなぁ〜」と言いながらもサインや写真に応じている。大きな字で「ザスパ草津」と書いているのが見える。「奥ちゃん、草津、行きたいんだけど、遠いよ」と言うファンの人の声。「そうだよ、草津は遠いよー、遠い」という奥ちゃん。これを聞いて、今年こそ、温泉エステとサッカーだ!と決心する私であった。

 で、今日の練習はうわさでは鹿島スタジアムらしい。そうなると、見学は出来ない。一応、確認してみたら、そのとおりであった。がっかり。出発を見送ったら、クラブ・ハウスにでも行って、何か食べようっと。カッパも持ってきてないから買おうっと。

 選手たちはマイクロバスに乗って鹿島スタジアムに出発。もちろん、その前にサイン攻めである。私はタクシーでクラブハウスへ。到着してびっくり!え?どうして、ここにこんなファンがたくさん? 様子を見ていると、特に何があって来ているという感じもない。ここは鹿島の人たちの社交場か?

 トイレに行こうとしたら、石井コーチにあった。思わず、明日がんばってくださいと声をかけてしまった。ん?石井コーチ!ってことは、福島からもう帰ってきたんだ。そうか、何人かの人は選手がここに現われないかと期待しているのね・・・。からっぽのバスだけが戻ってきたよ(^^;

 再びホテルへ。車がないとお金がかかること!

 ところで、レオナルドはどこだ? みかけていない。別行動なのかなぁ〜。まさか、まだ着いてないってことはないよねぇ〜。しばし、部屋でリラックスしてから、ロビーに降りてみた。なんとなく静かに待っているって雰囲気だわね。とにかく、練習から戻ってくるのを待つしかない。「待つ」、これが追っかけの基本姿勢である。しかし、疲れる。年、体調不良。思わず、離れたところに腰掛けてしまった。どれぐらいたったのか? ん? なんとなく、これは怪しい動きだ〜と急にホテルの玄関の方に行ってみた。

 「レオ・・・」

 すでにわーーーっと取り囲まれている。そして、さっきまで男の子の方が多いと思っていたのに、男女比が逆転している。圧倒的に女だ。ふとレオの手を見れば、ガラガラが引かれている。え? もしかして、今、着いたわけ? 通訳のエジソンさんが「時間に遅れているから、通してください」とお願いしている。まさか、このフライトはないと思った午後到着便であったのだ。しか〜し、さわやかである。到着したばかりと言うのに。私は常日頃、関心していることがある。長旅の後なのに、有名人ってシャキっとしているよね。私なんて、いつもボーっとしているのに〜。

 レオは車イスの人とお話をしている。これがほのぼの(^^) カタコトの日本語を駆使しながら会話が進む。時々、話が食い違って笑っている。見ているファンもつられて笑う。あぁ〜、和やかである。

 普通に歩けば1分もかからないようなところを5分ぐらいかけて通って行くレオナルド。いったい、何枚、サインをしているのだろう? と一人っ子モードな私(^^;

 はぁ〜、とにかく来たのがわかって良かった。

 しかし、私、ひとりじゃどうにもならない。援軍を頼むことにした。明日の試合を見に来ることになっていた友人に急遽、前泊を頼む。部屋の予約なんぞをフロントでしていたら、エジソンさんが、レオが降りて来ないので困っている。ブラジル時間? 私なら、15分のクィック・シャワーで出てくるよなぁ〜とか思っていたら、ようやく登場。またもや、1分の道のりを5分かけて出発。スタジアムでは、みんなレオが来るのを待っているのだろうか? あぁ〜、見られなくて残念だぁ〜。ジーコだっているんだろうな。お金を出してでも見たい練習であった。

 翌朝、朝食を取りに行くと、おぉ〜、ブラジル人ご一行様がレオ抜きが食事をしていた。しかし、私たちが入ったのと入れ違いに出て行った。でも、当然、捕まっている。朝からファン、ファン、ファン!である。時間があるせいか、昨日より、ジョルジーニョにも余裕がある感じ。小さい子供がジョルジーニョにくっついて離れないから困ったり、だっこしてあげたり・・・。すっかり、お父さんの顔である。お父さんと言えば、クラブハウスに飾ってあったジョルジーニョ一家の近影とおぼしき写真にはびっくりであった。お嬢さんたちは、すっかり、娘っ子となり、上のお姉ちゃんはジョルジーニョの肩ぐらいの背があった。相変わら美しい奥さんとは親子というより、姉妹みたいに見える。あのかわいい末っ子だったダニエルクンも少年である。そして、一番下のお嬢さんがお姫様のようにかわいい。いやはや、1998年から4年半の歳月を感じる写真だった。

 お昼前にはさらに友人が到着。それにしても手持ち無沙汰だったりする(^^; マジーニョは出たり入ったりしているけど、レオナルドはいったい何をしているのか? 姿が見えない。爆睡? (^^;

 そろそろこっちもスタジアムへ行きたいよ〜。プログラムがきっと売り切れになってしまうだろうと気になってきた(事実、完売であった)。選手の出発は2時半ぐらいらしい。通常のスタジアム入りに比べると早い。行ってからいろいろあるのかも。客室のエレベーター前に人が増えてきた。私たちはコーヒーを飲みながらそれぞれに勝手なことをしていた。余裕があるというか、立って待っている体力がないと言うか〜(^^;

 そうそう、ホテルもワールドカップ一周年ということで、日本、韓国、クロアチア、ナイジェリア、アルゼンチン、ドイツ、アイルランド、イタリアの国旗を飾っていた。そして、もちろん、ブラジルの国旗がいたるところにあった。コーヒーハウスのコーヒーもブラジル産だ。お変わり自由(^^;

 コーヒーも飲み飽きたしエレベーター前に行くか〜と重い腰をあげる私たち。エレベーターのドアが開くたびにちょっとした緊張が走る、そして落胆。こんなことを繰り返していたら、来たァ〜。どどーっと駆け寄るファンの群れ。でも、私は動かない。レオがいないもん!(^^; 次のエレベーターに違いないという予感はどんぴしゃり!であったが、あっという間に人に囲まれてしまったレオ。きっと前の選手が作ってくれたスペースを生かそうとしたんだろうけど、失敗。ファンのタイトなディフェンスにタジタジであった。それでも、本当にニコニコとサインを続けている。時々、知り合いを見つけて嬉しそうだ。話をしながらも手はせっせと動いている。うーん、しかし、白いシャツにグレーのパンツのレオはなんとなくビジネスマン風に見えるのであった。気のせい?

 いつもの鹿バスが今日はブラジル選手たちの送迎だ。最後の最後までサインをしながらバスに乗ってしまったレオ。んで、ジョルジーニョはどこ?と我に返る私。あー、ジョルジーニョはレオの作ったスペースを悠々と移動中であった(^^; ボランチがスルスルっと上がって行くところかしらん。それでも、私同様、我に帰ったファンにあっと言う間に囲まれてしまった。ジョルジーニョもブラジル人の知り合いを見つけて嬉しそうだ。家族でジョルジーニョに会いに来たようだった。

 そして、私の追っかけも終わり。夢のスリーショットは本当に夢に終わったけれど、何年経っても熱狂的に迎えるファンと嬉しそうにファンの相手をしてくれる鹿島のブラジル人たちを見ているのは楽しかった。あったかいよね、みんな。

 こういう鹿島がいつまでもいつまでも、いや、もっと強い絆で選手とクラブが結ばれて行くといいなぁ〜。10年積み重ねてきたことの結果がこの素晴らしさなんだもの、もっと期待できるぞ!

観戦記目次