観戦記
2002. 12.18
スタジオ・ジョゼッペ・メアッツァセリエA コパ・イタリア ミラン vs アンコナ 5−1
スタジアムへ入って思ったことは、「あれれ、様子が違う」。2シーズンぶりのサンシーロだったんだけど、改装したみたい。これじゃ、前
の方へ行けない(..)そして、コパ・イタリアなので予想していたことではあるが、予想以上にガラガラである。翌日の新聞によると有料入場者数は2551人!
あ〜、もったいない。レオ、ルイ・コスタ、レドンド、コスタクルタだよ。いい人トマソンも先発だよ。日本でやったら、たとえ他のメンバーが無名だろうと、20分でチケットが完売だ。イタリアのファンって贅沢ね、プンプン!なーんてことは後日思ったことで、この時の私は、今思うとかなりパニクっていた。原因はビデオ・カメラである。今回、友人に借りてデジタル・ビデオを持参したのであった。コパ・イタリアは日本で放送もないし、動くレオも残したいかな〜と。しかし、一眼レフにビデオ。しかも、「この目で見たい」もある。不慣れな私には、「あぁ〜、どうしてくれよー!」状態になってしまった。しかも、ビデオを使っている時に選手が入ってきて、「あぁ〜、レオ!」と思っ
たら、録画状態のままビデオを持つ手が下がって行き、目はピッチを見ているのに、ビデオのレンズは床を向いていたのであった。見事にサンシーロのスタンドの床が延々と写っていた。そして、あわてて席を移動しようと思ってあやうく転びそうになるし、もう、メチャクチャ。気を取り直して、ビデオはバッグにつっこんでカメラだけにする。レオがピッチに出てきた時にはクルバからレオナルド・コールが湧き上がった。人数が少ないけれど大きな声援。手を振って応えるレオ。今日はサンシーロでの初お目見えなのだ。
それにしても、レオだ。レオなのだ。プレーする姿は同じなのだ。あたり前なのかもしれないけど、私の知っている姿がそこにあった。走る姿、その時の手の向き、ボールを蹴る、ドリブルをする、ポスト・プレーをして裏に走って行くタイミング、一瞬のダッシュ、ボールを要求する腕、コーナーにボールを置く静かな一時、FKの時の視線、ストッキングを直すクセ、親指を立てるOKサイン、ゴールに手を上げて喜ぶ様子・・・。2度と見られなくなったと思っていたレオがそこにいた。前となーんにも変わっていない。ピッチの上のレオを見ている喜びもあったけれど、見ているうちに「レオ、元気だ。辞めたのが間違っていたんだ」と思った。そして、こんなパスの出し手が鹿島にいれば柳沢のゴールも増えるのではないかと(^^;
前半の途中でファウルを受けて足を気にするようになった。あー、ケガかな、いやだなと思っていたけど、後半も出てきて90分プレーした。相手が相手だったせいもあるけど、気持ち良さそうにプレーをしていた。レオらしいテクニックを見せるとファンが大喜びだ。みんな、きっとこういうのを待っていたんだね。
本当にいい試合だった。残念なのは、ビデオをちゃんと撮れなかったこともあるけれど、私の頭が、おそらく半分は眠っていたことだ。眠いとは思っていなかったけれど、日本を出た日に観戦というのは、ムチャである(^^; ベットに横にならずに24時間以上。
さて、一応、試合内容。
余裕しゃくしゃくだったミランは、元ミランのガンツにガツンと先制点を奪われしまう。ありがちなパターン。でも、ルイ・コスタのゴールが直後に決まって同点に。ルイ・コスタ、今シーズンの初ゴールだ。レオも嬉しそう。さらに、ここはレオの見せ場だった。PA内でボールを持ったレオ。どうするのかな?と見ていたら、ちょっとタイミングをずらして、ポ〜ンとボールを浮かして前に出した。そこにトマソンが走りこんできて勝ち越し。トマソンも上手だったけど、レオらしいパスで私は幸せだ。さらに、トマソンがDFの裏に抜け出して追加点。3−1で前半終了。
こういう試合は、後半、手を抜いてしまうかなぁ〜と思っていたけど、若手にとっては自分の力を見せる場所だ。レオだってレドンドだって同じ。それに、なんか、このO−30コンビ&同じくO−30のコスタクルタ。楽しそうだよ。レドンドもよく復活したと思う。まるっきり普通にプレーが出来ている。3回も手術をしたレドンド。復活を信じていた人がどれだけいたことか・・・。
レオのFKから若手のルイ・コスタに変って入ったボリエロが決めて4−1。すごーい!2アシストだ。前半にはバーに当たったシュートも打っている。これでゴールなんてしてくれちゃったらと思うが、そこまで話はうまく行かないだろう。
時間がすぎて行く。ふと思う。これが、私が見るピッチ上のレオは最後なんだろうか。最後になるかもしれない。こんなことを思ってサッカーを見るのはジョルジーニョの時以来だ。その時でも、鹿島で最後ということで引退ではなかった。レオが来シーズン、プレーしなかったら、たぶん、これが最後になる。信じられない。
残り時間もわずかになった時、ゴールが決まった! レオ〜!と絶叫して立ち上がる。他に立って喜んでいる人なんていやしない。レオもミランのチームメートもものすごく喜んでいる。あの輪の中に入りたいよ(^^;
すごいプレゼントだね。もう最高だよ、レオ。復帰について複雑な思いを抱いたことはあったけれど、ピッチの上のレオは私を無条件で幸せにしてくれる。出来ることならいつまでも見ていたいと痛切に思った。試合よ、終わるな!と思ったのは、サッカー観戦で始めてかもしれない。
ビデオを撮ることが出来ず、写真の出来も夜の試合だったため、今ひとつですが、雰囲気だけでも分かって貰えたらいいなぁ〜ということで、
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