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バッテリーの端子を外さずに ECU をリセットする
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 スバル・セレクトモニターを使用せずに ECU をリセットする場合、バッテリーのマイナス端子を外して数十分待つ・・・・という方法が一般的である。
 しかし、この方法は待ち時間が長い上、ECU の電源回路に使用されている電解コンデンサの状態による待ち時間の個体差が大きく (NOTE を参照)、リセットされたと思ってバッテリーをつないだらリセットされていなかったり、また、同時にオーディオ等もリセットされてしまうといった欠点を持っている。
 この欠点を嫌い、ECU を車両から外して蓋をあけ 「電解コンデンサの足をショートしてリセットする」 といった恐ろしい事をする人もいるようだが、この方法は電解コンデンサの寿命を確実に縮める上、電解コンデンサを壊す可能性があるので避けたほうが無難である。
 万が一電解コンデンサがショートモードで壊れた場合は、ECU を車両に戻したとたんにヒューズが飛んだり、場合によっては基板が焼損したりする。

【補足】
 固体タンタルコンデンサ等と違い、電解コンデンサの場合はめったにショートモードで壊れないのだが皆無とは言えないので、どうしても電解コンデンサを放電させたかったら抵抗を通して放電させる。

<<< NOTE >>>
 イグニッションオフの状態でも学習内容を保持する必要があるため、ECURAM 系統には常に電圧がかかるようになっている。  データのバックアップを目的とした部品 (電気二重層コンデンサや電池等) がついているわけではないのだが、RAM 系統の消費電力が少ないので、少しの間なら車両から ECU を切り離しても、電源回路に使用されている電解コンデンサに蓄えられた電気によってデータが保持されている。
 この 「少しの間」 がバッテリーのマイナス端子を外してリセットする場合の待ち時間になるのだが、電解コンデンサの容量にばらつきが多い上、使用していると容量が減って行くために (寿命は 10002000 時間程度) 個体差が生じる。

実際の作業


テストモードコネクター - 17.6[KB] テストモードコネクターの場所 - 13.7[KB]  前置きが長くなってしまったのだが、実際の作業は簡単で、リードメモリーコネクターとテストモードコネクターをそれぞれ接続して D チェックを実施するだけである。
 テストモードコネクターの場所は、右の写真を参考にしていただきたい。  [リードメモリーコネクター] のそばに、対になった黄緑色の二極コネクターがあるはずである。  なお、これは 「裏技」 等ではなく、整備解説書に記載されている正式な方法である。

1.
イグニッションをオフにする。
2.
リードメモリーコネクター、及びテストモードコネクターをそれぞれ接続する。
3.
イグニッションをオンにすると D チェックが始まる。
4.
電動ファンや燃料ポンプ、ソレノイド等が勝手に動き出すが異常ではない。
5.
アクセルペダルを床までゆっくり踏みこみ、ゆっくり戻す。
6.
エンジンをかけて 10[km/h] 以上で走行する。
7.
リセットに成功すると CHECK ENGINE ランプが正常点滅を開始する。
8.
車を停止してイグニッションをオフにする。
9.
リードメモリーコネクターとテストモードコネクターを外す。
10.
必要があればトラブルコードの [確認] を行う。



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