ROM TUNE
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追加基板の取り付け (その1)
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作業は BDBG 系の A 型で行っているが、BC 型にも応用が可能である。

半田付けに自信がない場合は手を出さないほうが無難である。

 BDBG 系の ECU は三菱電機のワンチップ CPU (NOTE を参照) を使用している。  A 型に使用されているのは、ワンチップと言っても ROMRAM が外部に置かれるタイプのものである。  しかし、外部に置かれてると言っても ECU に付いているものはワンタイム、かつ一般的な形状をしていないため、自分でデータを書き換えようとした場合には不便である。
 そこで、ECU 開発時の名残である、サービスホールと呼ばれる拡張端子を使用して ROM 領域を ECU 基板外に出し、入手の容易な EP-ROM やフラッシュメモリーを使用してデータを書き換えられるようにする。

【補足】
 電子機器のハードウエアは、プリント基板を含め、開発時の最終形がそのまま市販されるのが普通である。  コストの問題ももちろんあるが、大きな理由は、開発用と市販用とでものを変えてしまったら信頼性の点で問題が残るからである・・・・だいたい、そんな事をしたら開発の意味自体がなくなってしまう。
 まぁ、そのおかげでサービスホールを利用して色々とできるわけだが、サービスホールから出ている信号は今回使用するアドレスバスやデータバス関係だけではなく、ECU の入出力をモニターするための信号も出ているようなので、解析を進めて利用したいものである。
 また、ハードウエアほど変更にコストのかからないソフトウエアも同様であり、実際、ECU のプログラムには開発時に使用していたと思われるルーチンが随所に見られる・・・・その手のルーチンの中にはマップ領域を RAM 上に展開して変更を容易にするような仕掛けもあり、いずれは利用したいと考えている。

<<< NOTE >>>
 A 型の ECU に使用されている CPUM37780STFP である。  なぜか手元に B 型用 ECU があるのだが、ピン配列から考えて M37783 あたりだろうと思う。  C 型については不明なのだが、本体は B 型と同じなのかもしれない。
 ちなみに M37783 は、ROMRAM をチップの中に内蔵しているタイプである。

【1】 ECU 基板側の作業


A 型用 ECU と追加基板 - 23.1[KB] B 型用 ECU - 24.7[KB]  左側の写真が A 型用の ECU と追加基板、右側の写真は B 型用の ECU である。
 ユニバーサルボードを使用しての組み込みや、追加基板自体の作成も考えたが、BG5A 用のものが数社から発売されているのでそれを利用した。
 私のものはネココーポレーションの M377 マルチボードだが、[GRID][テクトム] からも発売されているはずである。  ただしテクトムのものは、テクトムの開発機器を購入した店経由でないと手に入らないかもしれない。

半田吸い取り器 - 9.6[KB] 半田吸い取り作業 - 22.8[KB]  まず、半田ごてと半田吸い取り器を使い、基板端側のサービスホール (W110) から半田を吸い取る。
 使用する半田吸い取り器は、写真のような安価なもので構わないが、きれい、かつ簡単に半田を吸い取るコツは、事前にサービスホールを新しい半田で埋めてから作業することである。  古い半田をいきなり吸い取るような事はしないほうがよい。

0[Ω] 抵抗 - 25.1[KB] チップ抵抗の取り外し方 - 26.4[KB]  サービスホールの半田を吸い取った後、ECU 基板の裏側に付いているチップ抵抗、R946 を取り外して R944 の所に移動する。
 このチップ抵抗はジャンパーであり、抵抗値そのものは 0[Ω] であるが、移動によってサービスホール経由での・・・・ECU 基板外の ROM へのアクセスが可能となる。
 なお、チップ抵抗の取り外しは、写真のように 2 本の半田ごてを使用して行うと簡単である。

【2】 追加基板側の作業


 ネココーポレーションの M377 マルチボードを使用する場合は、この基板が他車種にも使用できる構造であるため BG5A 用にジャンパーを設定 (JP1JP4JP9 を半田で短絡) する必要がある。  基板に説明書が付属しているのでここに書くまでもないのだが・・・・。

IC ソケット - 23.3[KB]  ジャンパーの設定後・・・・まぁ、BG5A 専用基板を使用する場合は、ここからが作業になるのだが、28 ピンの DIP ソケットを取り付ける。
 M377 マルチボードを使用する場合は、EVEN-ODD 側の端子に取り付ける・・・・SKIP 側に取り付けてはいけない。
 取り付けるソケットだが、セッティング中は ROM を頻繁に交換する事になるので、ゼロプレッシャータイプのソケットを使用した方がよいだろう。
 なお、ゼロプレッシャーソケットの購入にあたってはソケットの高さに注意したい。  レバー交換タイプのものは高さが高くて使えないものが多い・・・・私は TEXTOOL228-1296J を使用している。

【3】 追加基板の取り付け


フラットケーブルで接続 - 20.9[KB]  40 ピンのフラットケーブルで ECU 基板と追加基板を接続する。  追加基板購入の際に、ケーブルが付属して来るかどうかを確認した方がよいだろう・・・・別売であったら忘れずに購入したい。
組み込み時の取り付け - 20.3[KB] セッティング時の取り付け - 21.4[KB]  フラットケーブルでの接続の際は、追加基板の表裏、上下の方向に注意すること。  ECU 基板側の 1 番端子が追加基板側の 1 番端子と接続されるようにしなければならない。  これを間違えると、ECU 基板上の部品や追加基板上の部品が壊れる事になる。
 なお、ECU ケースへの追加基板取り付けに際し、蓋をして組み込んでしまう場合は上の写真左側のように取り付けるのだが、セッティング中は色々とわずらわしいので、右側の写真のように裏返しに取り付けている。



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