当初、ピストンの加工は重量合わせも含めて、その重量差が少なかった事やピストントップにアルマイト処理がなされている事もあって、行なわない予定であった。
しかし、バルブの燃焼室側を鏡面加工した事やコネクティングロッドの重量差を 0.1[g] 以内にした事、別途入手した補修用ピストンのアルマイト処理がトップリング部分だけであった事から加工を施す事にした。
まぁ、本音を言えば 「燃焼室側がピカピカなのに、その反対側であるピストントップがザラザラなのは非常に気分が悪い」 というのが一番の理由になるのだが・・・・。
まず、重量合わせを行う・・・・重量差が大きい場合は削る場所を探すのに苦労するのだが、ピストンスカート脇の出っ張りや、ピストンピン内側のコーナ部等を中心に削ると良いだろう。
今回、ピストンの重量差よりピストンピンの重量差のほうが大きかったのだが、最終的に、ピストンとピストンピンのセットでの重量差が 0.5[g] 以内となるようにした。
重量合わせ後、ピストン側面を粘着テープ等でマスキングして加工時に傷を付けないようにする。
手元が危ない人は、重量合わせ前にマスキングし、「重量測定時に剥がして切削時にマスキングする」 を繰り返した方が良いかもしれない・・・・ピストンリング溝に傷を付けてしまうと、そのピストンは使えなくなる。
加工は、バルブリセス、及び、フロントマークのエッジを滑らかに仕上げた上でピストントップを鏡面研磨するのと、オイルリング部内側の油孔のバリを取るだけである。
加工が終了したら、再度重量差を確認する・・・・全てのピストンに同じような加工ができていれば、再び重量合わせを行う必要は無いはずだ。
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