1999年11月27日
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毎年恒例の生活習慣病健診に行ってきた。
身長・体重・体脂肪率等の測定に始まって、尿検査、大便検査、視力・聴力、問診、触診、心電図、胸部レントゲン、バリウムを飲んでの腹部レントゲン、血圧測定、血液検査等々、成人病の兆候がないかを調べてくれるアレである。
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この中で、血液検査だけはどうあっても好きになれない。
いい年をしてこんな事を言うのもなんなのだが、注射が嫌いなのである。
小学生のころから 「注射」 と聞くと逃げ回っていた記憶があるので、注射嫌い歴は三十年近くになるかもしれない。
小学生の時に映画 「エクソシスト」 が公開になり、友達と新宿まで見に行ったのだが、スクリーンから目をそむけたのは悪魔だのなんだのという所ではなく、検査で血を採るシーンであったくらいで、注射するところを見るのも嫌なのである。
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別に痛いから嫌いなのではない。
あの、血管に針が入ってくる感覚や針の先が血管の内壁をこするような感覚、針が動いたときに血管を内部から持ち上げられる感覚、それに他の液体が血管に注入される感覚、あるいは自分の血が体外に出て行く感覚が生理的にダメなのだ。
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おお、書いているだけで気が遠くなってきた・・・・。
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「注射は男のほうがうまい」 という話しを聞いた記憶がある。
が、今まで男の人に注射をされた記憶はない・・・・小さい頃にあったのかもしれないのだが、ここ数年、健診での採血を含めて注射をしてくれたのはすべて女性であった。
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その、女性からの注射・・・・サンプル数が少ないので何とも言えないのだが、注射のうまさは若さや美貌に反比例するような気がしてならない。
去年などは若くてきれいな女性からの注射だったのでよろこんでいたら、注射針を血管に刺すのが乱暴な上、採血容器の交換時に針をグリグリ動かされたため、注射されたところが腫れてしまって二〜三日は腕を伸ばせなかったのである。
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今年は、三人の採血者のうち一人は男性である。
残り二人は女性 (あたりまえ?) で、うち一人はわりときれいなタイプである。
「きれいな人にだけは採血されたくない」 と、ドキドキしながら自分の順番を待っていると、自分の番号を呼んでくれたのは男性の採血者であった。
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この男性、すでに気づいてはいたのだが、採血前の指示が結構細かいのである・・・・他の二人が、採血される人間が指示にしたがっていなくても採血を始めてしまうのと違い、採血される人間が自分の気に入った状態になるまで指示を繰り返すのである。
こう書くとそれがイヤな事のように感じられるかもしれないが、そうではない。
向こうがやりやすければミスや苦痛の可能性が減るのだ・・・・ボルトを締める際に作業がやりにくかったらボルトやナットをいためる可能性が増えるのと同じ理屈だと思う。
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この採血者は私がこんな事を考えているとは思っていなかっただろうが、雰囲気から私が注射嫌いである事はわかっていたのかもしれない。
まぁ、椅子に座るなりうつろな目であらぬ方向を見ている人間を注射好きだと判断されたら私も困るのだが・・・・。
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だから、というわけではなさそうなのだが作業は至極丁寧であった。
針が皮膚を貫通する瞬間は痛かったのだが、私の嫌いな血管の内壁を刺激する感覚はなく、また、血を抜く際も無理に抜くのではなく、血液の流量に合わせて適度な吸引力を与えている感じで、過去に感じられた不快感は皆無であった。
特に驚いたのは採血容器を交換する際で、雰囲気や音から容器の交換が行われたのは確かなのだが (目視はできなかった)、血管を通じてはまったくそれを感じられなかったのである。
また、針を抜く際や採血終了後の痛みもほとんどなく、腫れや皮下出血も皆無であり、他人に見せてもそれが採血の痕だとはわからないであろう。
ちなみに私のとなりで採血した人の採血痕は、去年の私のように腫れていて痛々しかったが・・・・。
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別の意味も含め、やはり、注射を打つのは男の方が得意なのであろうか?
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P.S.
これだけ不規則な生活をおくっているのだから何かあってもよさそうなのだが、例によって結果は A・・・・異常無しという事に終わっている。
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