小菅川放流


 本年度から、キャッチ・アンド・リリース区間を設定した小菅川の放流・清掃ボランティアに参加しました。これまで、小菅川で竿を出す機会は少なかったのですが、ホームである奥多摩川、小河内ダムのバック・ウォーターに当たること、そして、C&R区間の設定の理由に興味を持ち、参加することにしました。今回の放流は、「瀬音の森」の直接の活動ではありませんが、「瀬音の森」のメンバーと一緒に参加しました。
 奥多摩川本流の解禁日、3月7日に行われた。ここ何年か、解禁日にまじめに釣りをすることもなくなってしまったので、この日に行われることにはとくに抵抗は感じ無かった。それよりも、漁協の方々がどのような考えで、C&R区間の設定を行う事になったのか、そちらの方に興味があり、参加を希望した。ま、例年お世話になっているお宅には、事前に寄らしてもらって、本流の年券を購入して義理は果たしておいた。
 集合場所は、「水の館」。町営の管理釣り場も併設されている。小菅川、そして、奥多摩の自然についてのパネル、各種釣りのタックルなどが展示されている。若干、早めに到着したが、それでも、すでに瀬音のN氏を含む数名が到着していた。「水の館」でコーヒーをいただいていると、C.R.O ANGLERSの堀江氏が到着。漁協の方達を待つ間、即興のキャスティング・スクールが開かれた。
 漁協の方達と合流し、まずは腹ごしらえ。山女魚の塩焼き、岩魚の刺身、それにうどんまで用意していただいた。・・・う〜みゅ、いいのだろうか。。。ま、遠慮なく、ごちそうになった。ちなみに、食事が出来るまでの間、目の前の管理釣り場で残り鱒を狙わせていただいた・・・が、魚は串に刺さったのと、刺身になってるの以外はお目にかかれなかった。
 おいしい食事をたらふくいただいた後、今回の催しについての漁協の方から説明があった。今回C&R区間となった2Kmの区間の意味。最下流部であるため、奥多摩湖からの遡上の可能性、また、永年禁漁であり、産卵河川となりうる玉川を含んでいることなど。そして、地域の人間との繋がり、関わりを大切にしていきたいということを説明いただいた。また、堀江氏からは、小菅川がC&R区間を設定した背景、そして、C&Rの意味、そして、C&Rは最終目的ではなく、いかに魚を育てていくか、その過程であることなどを話していただいた。
 放流は、若干、足場の悪いC&R区間を含む下流部と、上流部の二手に分かれることになった。根性なしの僕は当然上流部。まずは、運搬用のトラックの後に付き、車で各養魚場を回り、魚を積み込む。そして、上流部からポイント、ポイントへまんべんなく、バケツに魚を汲み、流れに入れてあげる。型はまずまず、平均で7寸ほどだろうか。しかし、C&R区間以外では、このサイズは、すぐに抜かれてしまいそうだ。定期的に放流しているそうだが、釣り人としてC&R区間以外で魚を残す方法を考えなければいけないと思う。
 魚を川に放した後、空のバケツをぶら下げて、車に戻ったのではもったいない。河原や流れに引っかかっているゴミを拾う。禁漁期間中ということもあって、あからさまに釣り人のゴミというものはほとんどない。やはり里の川、ビニールや発泡スチロール、空き缶などが目に付く。最終的に放流をすべて終えた時には、軽く軽トラック一杯以上のゴミが集まった。
 今回参加して思ったのは、魚を放流し、そしてその魚を減らさないようにするC&R。この行為も大切だと思うが、やはり、魚が住める環境、きれいな川に戻し、餌になるべき水生昆虫を育てる木々を増やす。この働きも重要に感じた。小菅川の今後の活動に期待したい。また今回放流した魚たち。僕は上流部の一般区間を手伝わさせていただいたので、魚たちに再会することは出来ないが、ぜひ、秋に今回放流した魚たちが、C&R区間でどのように育っているか見に行きたいと思う。


Last Update 1999.04.26