田中 雅美 (たなか まさみ) ・ 競泳女子100・200m平泳ぎ
『勢い・追い風』。
今シーズンの田中にはこの言葉が似合う。
なにせ、00年の世界ランキングはどちらも1位なのだから!!
しかし安心などしていられない。
100、そして200共に『女王』が待ち受けているのだ。
彼女の名はヘインズ(南アフリカ)。
100・200共に世界記録を持っている。
追い風が吹く田中か、実力のヘインズか??
まずは100m。
これは前半から飛ばすタイプのヘインズがやや有利か。
ヘインズ自身も100を得意としているということもあり、金メダル争いとなるとやや劣勢のような気がする。
金メダル獲得確率20%といったところか。
しかし200mは違う。
ヘインズの持つ世界記録にあと少しの所まで迫っている。
しかもこの種目の00年のヘインズは今ひとつ記録が低迷している。
後半に強い田中の特徴を生かせば、かなり有利にレースを運べるのでは。
ズバリ、200mは田中が金を取ると見た。
田中vsヘインズ、『死闘』になることは必至であろう。
9/17 BS(7) 8:00〜(100m予選)
9/18 BS(7) 17:00〜(決勝)
9/20 BS(7) 8:00〜(200m予選)
9/21 BS(7) 17:00〜(決勝)
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田中、200mにつながる6位!!
100m決勝、1コースの田中はスタートで出遅れる。
しかし50mのターンを過ぎると4〜5位争いに加わっていく。
が、それも一瞬の出来事だった。
その後は順位を落として、結局6位に終わった。
予選からの泳ぎを見ていると、『力み』が目立つ。
その結果、『大きい泳ぎ』を目指している田中のストロークが小さくなっているような気がするのが気がかりだ。
しかし、好材料もあった。
自己記録が1分7秒27の田中が予選では9秒台が精一杯で、まるで『もがいている』ように見えたのだが、
決勝ではどうにか1分8秒37までタイムを上げてきた。
おそらく得意の200mでは自己記録の2分24秒12に迫るタイムを予選で出してくるだろう。
そして決勝では・・・
『気持ちを切りかえて200mでは頑張ります。
何とかします。』
そう言い残して田中はプールを去っていった。
田中雅美、得意の200mで期待してるぜ!!
田中、涙の100m7位!!
やはり一度崩れた『何か』は戻らなかった。
田中は前半から飛ばしていくつもりだった。
前日までの不振を吹き飛ばすためにも。
しかし、気持ちと身体は全く別の動きをしていた。
田中にはどうする事も出来なかったのだろう。
自己記録は2分24秒12。
それよりも3秒近く遅いタイム(2分26秒98)が、今の田中雅美には精一杯だった。
『一生懸命頑張りましたが、思うように行きませんでした。
すみません・・・』
田中は涙でそう語った。
田中雅美にとってのシドニーオリンピックは、明日の400mメドレーリレーで幕を下ろす。
頑張れ、田中雅美!!