8・【医者と患者の共同作戦。だが、がんの告知はどうする?】

 がんを克服する最善のプログラムは、患者との長時間にわたる面接を行った末に見出されるものだ。そして、それを患者本人にも自覚してもらう。いうならば患者と医者との共同作戦である。もちろん医者として、私は専門知識と豊富な経験を駆使して最大限のアドバイスをするが、患者本人に自分で自分を守るという主体的な意識がなければ、がんに勝つことは難しい。
 そうした理由から、若干の例外(患者が高齢であったり、家族が強く反対した場合等)を除いて、私は患者に病気の内容をありのまま知ってほしいと考えている。もちろん、「あと〇ヵ月の命です」などということはいわない。実際、たとえどんな状態であっても、必ずどこかに希望があるはずだし、患者本人にもそして私にも、まだまだ何かやれること、やるべきことがあるからである。
 患者本人に闘う相手を知ってもらうためにも、病名を告知することは重要である。そして、自分の体の中で今何が起こっているのかということも具体的かつ正確に把握してもらう。その手助けのために最先端の医療科学を応用した検査機器を導入した。これは、自分の体の中をテレビを見るように目で見て感覚的に理解できる画期的な医療機器である。





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