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| 4・【学問のための医療よりも患者のための医療を!】 現代医学の土台となっている西洋医学は、科学的な立場から、どうしても客観性を追求する。誰にでも同じような効果が上がるものしか認めにくいのだ。とくに最近になって「EBM(Evidence Based Medicine=確かな根拠に基づいた医療)」という考え方が提唱され、より一層実証主義的な傾向が強まってきている。もちろん、それはそれでとても大切なことではある。人の命を扱う仕事なのだから、アバウトでいい加減な判断は許されない。 しかし、医学的に実証できていないからといって、必ずしも「何の根拠もないいかがわしい医療」であると決め付けてしまうのも、どうかと思う。たとえば、自然医療でよく用いられる薬草類は、直接患部に働きかけるものよりも、どちらかというと体全体に気を補い生命力を高めることによって結果的に症状を改善するのであって、薬と病気の単純な因果関係だけでは説明できない場合が少なくない。仮に実際に効くことが分かっている療法でも、その効果や治癒のプロセスが西洋医学のモノサシで計ることができなければ、「根拠がはっきりしない」ということになってしまいかねないのである。 現代医学で検証できようができまいが、実際に患者を癒すことができるのであれば、みな医療といえるのではないか、と私は考える。 | |
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