剪紙といえば、今日では中国きり紙を意味するように
 
なっておりますが、従来はハサミで切ったものを「剪紙」
 
と呼び、ナイフで切ったものを「刻紙」と称していました。

   剪紙はおおよそ1000年前から行われており、中国の民
 
衆の生活の中に深く溶け込んでいますが、新中国になって
 
から、民間芸術として世界にも広く知られるようになりま
 
した。             

 


▼結婚式で飾られる剪紙



  広大な中国大陸は、北と南とは気候・風土・風俗習慣が大きく異なりますが、きり紙にしても地方によって千差万別で、それぞれ地方独自のものを生みだしています。

  中央に位置する湖北省のは巧緻なものが多く、広東省は南国的でおおらかさがあり、河北・山西・山東省北部のものは単純で力強いものが多いようです。また江蘇省のものは繊細で洗練されており、優美ですが、浙江省のものは壮大で活気に溢れるなど、性格が違っています。

  紙を素材として彫刻刀で切る技術、そして豊かな地方色を見るとき、剪紙の素晴らしさ、伝統の強さを感じさせられます。

 


    

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