辞書の設定
2007年11月11日
Windows2000・XP・Vistaにおける設定
(アラビア語を使用するための環境設定)
- Windows2000・XP・Vistaのインストール時に使用言語を尋ねてきますので、アラビア語を選択して下さい。そこで、選択し忘れたり、選択が現れなかった場合には、Windows2000では、「コントロールパネル」−「キーボード」−「入力ロケール」−「言語の追加」でアラビア語を選択し、インストールして下さい。WindowsXP・Vistaでは、「コントロールパネル」−「地域と言語のオプション」−「言語」−「補足言語サポート」−「複合文字や右から左方向に書く言語のファイルをインストールする」にチェックを入れて、アラビア語をインストールします。
- インストールが終了したら、アラビア語がWindows2000・XP・Vista上で使用できるか、ワードパッド等を開き
、実際にアラビア語を打ち込んでみて確認して下さい。
- 「コントロールパネル」−「地域のオプション」−「全般」−「ロケール(国)」をアラビア語にして下さい。次に、同じく「地域のオプション」−「数値」−「標準の数字形式」でアラビア語の数字を選択し、「代替の数字形式」で「文脈に依存」を選択して下さい。以上の設定は、PDICにおいて表示される数字をアラビア語の数字にするための設定です。この設定にしておけば、Windowsのスタートバーの右に通常表示される時計の文字までがアラビア語の数字に変わったりすることはありません。しかし、PDIC内のアラビア語部分の数字表示が西欧の数字でも良い場合には、特にこの設定の必要はありません。
- なお、上記設定でもPDIC内のNo.の部分の表示をアラビア語の数字に換えることは出来ません。どうしてもNo.の部分もアラビア語の数字を変えたい(「辞書画面サンプル」の様な表示)方は、作者までメールを送って下さい。ちょっとした技が必要になります。
PDICにおける設定
- PDIC本体をダウンロードし、PDW32XXX.EXEをそのまま実行して下さい。インストーラが起動し、自動的にインストールされます。
- OLE機能のために必要なPDOLE2.DLLというファイルについてはPDICのVersion
4.30以降から本体に添付されていますので、上記1.の通りEXEファイルを実行するだけで、本機能を利用できます。
- ダウンロードした電子辞書ファイル(arabicXXX.exe)は自己解凍形式で圧縮されていますので、クリック乃至はダブルクリックでそのまま実行して解凍して下さい。
解凍したファイルは、PDIC本体が置かれているフォルダー(C:\Program
Files\Personal Dictionary)に置いてください。
- PDICの「File」−「辞書グループ新規作成」でグループ名に、例えば「アラビア語辞書」とでも入力して「辞書追加」でarabic.dicを選択します。
- アラビア語辞書を開き、PDICの「View」−「表示項目の設定」を以下の図の通りに設定します。これは一例ですので、表示幅等は好みに応じて自由に変えてみて下さい。なお、アラビア語−日本語電子辞書の場合、母音符号の部分が訳/用例に対応するよう作られていますので、「表示項目の設定」の「訳/用例連結」のチェックボックスは必ずONに設定して下さい
(注:PDIC最新版の表示項目の設定画面は下図と若干異なっています。項目名を変更できないよう固定化されているようです)。
- PDICの「View」−「フォントの設定」で共通、アラビア語、母音符号には、Simplified
Arabicの15〜16ポイント程度を設定し、訳、用例にはMS
Pゴシックの12ポイント程度を設定します。また、
発音記号(母音符号)は茶色、訳の文字は青色、用例は赤色を指定しておくと見やすいと思います。お使いの画面環境等に応じて、フォント、フォントのポイント数
、フォントの色は変更して頂いて結構ですが、上記設定を基に本辞書データは作成されています。なお、Windows2000・XPに含まれているアラビア語のフォントとしては、新しいタイプのTTO(True
Type OPEN)フォント(フォント名の前にOと表記されています。ワードパッド等から確認できます。)と従来のTT(True
Type)フォント(フォント名の前にTTと表記されています)の2種類があります。しかし、現在のPDIC(非Unicode版)の仕様では、TTOフォントは認識されない
(すなわち、日本語版Windowsで添付されるArial等のフォントには、非Unicode文字列にアラビア語は入っていない)ようですので、TTフォントから選択することになります。アラビア語の場合TTフォントには、Arabic
Transparent、Simplified Arabic、Simplified
Arabic Fixed、Traditional Arabicの4書体があります。これらは、見ていただくと分かりますが、TTOフォントに比較するとあまり美しいフォントではないようです。特にフォントサイズが小さくなると母音符号が見づらくなります。なお、Windows2000・XP製品版では、アラビア語版Windows95/98で使用されているアラビア語フォントとの互換性が保たれているようですので、それらのフォントをWindows2000・XPにインストールの上PDICで利用することも可能です。
- このアラビア語−日本語辞書データを自作の辞書と併用する場合には、「ファイル」−「辞書グループ編集」において、辞書追加で、例えば「自作.dic」とでも入力して自作辞書を作りましょう。そうすれば、アラビア語−日本語辞書データで未だ登録されていない単語を
その自作辞書へ登録でき、本辞書データと併用して利用することができます。この辺の詳細については、PDICのHelpを参照して下さい。その他にも、本辞書を基にした日本語−アラビア語辞書の作成、単語テスト等PDICには様々な機能がありますので、PDICのHelpを参照の上、試し
てみて下さい。

【補足説明】なお、余談になりますが、少し専門的にTTOを説明しますと、TTOはUnicode文字符号化規格に基づき、適切な文字の表示や各文字の視覚的配置を実現するためもので、従来のTTフォントのコードページのコード点とフォントテーブルのシンボル間が1:1のマッピングに限定されていたのが、TTOでは文字コードとシンボル間のマッピングが豊富になっており、アラビア語について言えば、1文字に最大4種類の形状が与えられます。また、TTOでは各シンボルに3種類のポジショニング情報が与えられ、上付き文字、アクセント記号等のシンボルを位置付ける他、同じテキスト行のスクリプトのベースラインを調整したりする機能があります。このTTOの仕様の一部は、既にWinodws95の段階から、極東版日本語及び中東版アラビア語Windowsで適用されていました。ところで、アラビア語のTTであるArabic
TrasparentとSimplified Arabicフォントを見てみると、フォントの基線が異なっていることかが分かります。これは、PDIC上でフォントを変えてみれば確認できます。どちらかというと、Arabic
Transparentの方が日本語のTTフォントであるMSゴシック等の基線により近いようですが、母音符号はSimplified
Arabicフォントの方が見やすいようです。なお、PDICのツールで単語テストを行う場合には、基線の関係から、フォントをArabic
Trasparentに設定してください。こちらのフォントの方が表示が見やすくなります。(以上の説明、間違っていれば御放免下さい(*^_^*)!)
問題点
アラビア語−日本語辞書データ使用の際の問題点としては、以下の点が挙げられますので、念のためご注意下さい。これらの問題は、PDICが
アラビア語のように右から左へ書かれる言語に対応されれば、解決されるのではないかと思います。
PDICの「search」−「英単語部検索」から検索した場合、以下のような検索結果が得られ、アラビア語表示がおかしくなっているのが分かります。しかし、母音符号の部分ではきちんと表示されていますから、そこを見ていただければ検索結果は明らかですので、特に大きな問題ではないと思います。因みに「訳」や「用例」
の日本語からアラビア語を検索する場合には、このような問題は発生しません。
