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あとがき

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毛皮の現実

残酷な写真は使用してません。その手の物が苦手でもご覧いただけます。

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このサイトの作者の黒イルカです。

●なんで「毛皮」なの?

私が毛皮について最初に知ったのは、小学生の時でした。それは教科書に載っていました。トラの毛皮のコート1着を作るのに、トラ3頭が必要だ、と絵と共に書かれていました。

私が次に毛皮について知ったのは、中学生の時でした。調べ学習をしているときに図書室でたまたま手に取った本に、アザラシの毛皮を採った猟師の写真が載っていました。皮を剥がされたアザラシは、アザラシの形をした真っ赤な肉塊で、それが3,40匹分はあったでしょうか、うずたかく山に積まれて、その前でニコニコ微笑む人間がいました。

このように、私は子どもの頃から毛皮が動物をたくさん犠牲にするということと、犠牲になった動物の姿というものを知っていたので、それは常識的に皆が知ってるものだと思っていました。

ところが大学生になってバイトをするようになり、訪れるお客さんが毛皮のような物を身につけていて、「?」となったのです。それと同じ物が売られている場所で確認すると、それはたしかに毛皮でした。その頃は、「へぇー。こんなスーパーに毛皮が売ってるんだ、珍しー」としか思っていませんでしたが、ふと気付いてみると、お客さんの半数以上が何かしら、毛皮を身につけているではありませんか。そして毛皮なんて珍しくもなくいろいろな場所に売っているではありませんか。ああやって作るあの毛皮を、好む人がこんなに多いだなんて!!それはそれはビックリしました。
そこで、知り合いにそれについて話してみて、さらにビックリしました。

「バリカンで刈ってるんでしょ」
!?
毛皮って、「皮」なんです。それを生き物の体から取るんです。ちょっと想像すればすぐにわかることなのに、なんという都合の良い発想…。

別の人は、「たまたま死んじゃった動物のものでしょ?」とも。

このときはこの件については知らなかったので、あんなにたくさん売ってる毛皮の動物が、「たまたま死んだ」?と、
気になってネットで調べてみたら、たまたまなんてあり得ないではないですか!毛皮のために生まれさせられ、そして殺される動物の悲劇を訴える動物愛護団体のサイトに辿り着きました。

…こんな現実があるのに、知らない人が多いということに、ビックリ。
私だってよくは知らなかったけど、でも毛皮が生き物の体から取られたものだということすら考えが及ばないで、しかも嬉しそうにそれを着ている人が多いだなんて。
あんな死に方をした動物がいたたまれないような気がして、現実を知ってもらえるようにサイトを作ることにしました。

それにしても、何を美しいと思い、何を醜いと思うかは、こんなにも人それぞれなんですね。と、毛皮を通してつくづく感じます。知っていて身につける人もいるんですね。これもまたビックリです。
まあそういう人から見たら私の方がヘンなのかもしれないですが、人それぞれですしね。
このサイトを見てもしも不快に思う人がいたら、私もリアルファー着た人見るとイヤな気持ちがしますので、おあいこ ということで水に流して下さいませ。
(07.12.7.修正)

●サイト内の絵について。

全て私が描いた物です。
勝手に他の場所に貼り付けたりしないでくださいね。

●情報の信憑性について
個人のページですので完全に正しい情報を載せているという保証はできません。(現地に行ってたしかめられないという意味で)
デマとわかっていても載せるというような風説流布をしたいと思っているわけではありません。間違いを発見したらメールを下さい。真偽を確かめて載せるか、または該当箇所を削除します。

●残酷な画像はありません、ということについて。

毛皮を剥がれた動物の姿というのは、残酷なものです。当サイトではそれを敢えて載せずに毛皮への疑問を投げかけることにしています。
残酷な画像というのはしばしばショックが強すぎるので、不特定多数が閲覧する場所には適さないと考えました。
残酷な画像はないと書いてあるから見たら、皮を剥がれた動物の絵が!!(泣)…と言う人がいるかもしれないので書いておきますと、この絵は多少グロテスクではありますが、残酷ではありません。死体の写真というのは、実際その生き物が生きていて、そして死んだという証ですから、残酷ですよね。この絵に載っている動物は死んだり傷ついたりはしていませんのでご安心ください。
(07.11.17.修正)

●リンク推奨といっても…
リアルファーの実情を多くの人に知らせたいという思いはあります。が、TPOというものがあって、ファーを着ている人、好きな人、ファーと全く関係ないことを語ってる場所、などに突然押しかけていって「毛皮ってこう作られてるんですよ」って言っても効果ないと思うんですよ。

あなたがこのサイトを見て何か感じたとしたら…
それはあなた自身が「感じること」を望んだからです。
人は押しつけられて変わるものではありません。
自らわかろうとしない限り、変わらないでしょう。

このサイトを見て共感して下さった方はぜひ、
誠意を持って、相手の気持ちを考えて、相応しい時と場所で、毛皮の残酷さとそれをまとうことの恥ずかしさを、伝えて下さい。

つまるところ、ヒトサマの掲示板や関係ない場所にやたらと当サイトのリンクを貼り付けるのはそこの管理人に迷惑なのでやめましょう。

●生産する人のこと。
毛皮生産に、実際携わっている人たちにとっては、毛皮は必要ですよね?毛皮がなくなれば、仕事が成り立たなくなってしまいます。

そういう人たちが動物を粗末にしている、なんて考えてるわけでもありません。

「毛皮には伝統がある」ということをよく耳にします。また実際、生産に関わっている方や職人さんはその腕と技術を誇っているのではないでしょうか。たしかに動物の皮は人間が最初に身につけた衣服であり、それだけの歴史と伝統があることは間違いありません。毛皮の文化をなくすことは伝統を途絶えさせることだと感じる人もいることでしょう。

でも

私は思うのです。毛皮のもつ伝統というのは、その皮を加工する技術だけを言うのではないんじゃないかと。動物の命を頂くこと、その命を大切に思うこと、そのようなことを含めた物が伝統であり次の時代へ伝えていくべきものなんじゃないでしょうか。

人間が着飾るためだけに動物を殺すこと、そんな毛皮を「気軽に」買える今の暮らしが、命を大切にする気持ちに繋がるとはどうしても思えません。

そして、毛皮のためだけに動物を殺すのは、やっぱりおかしいと思います。なぜなら、わざわざ殺さなくても生き物はいつか死んでしまうからです。

7年暮らした愛犬を癌でなくしました。愛犬の亡骸は毛皮を着ていました。本当に、死んでしまった愛犬は、売っている毛皮のコートと同じ触り心地でした。暖かくない、毛皮。本物の死体。
一番愛する者の毛皮をはがそうなんて気には到底なりませんでした。それは毛皮ファッションに反対するとかそういう物とは無縁のごく自然な感情だと思います。
また、以前、道でタヌキが轢かれて死んでいたことがありました。とても綺麗な毛をしていたのですが、そのまま土に埋めました。

何が言いたいのかというと、ちょっとだけ、死んでしまった彼らの毛皮をなにかに使えば、毛皮のためだけに殺される動物たちを減らせるんじゃないかという考えが浮かんだのです。

たとえば、長年暮らしたペットの毛皮を加工してコートなどに使えば、他のどんな物より大切に使うのではないでしょうか。ペットの毛皮を剥ぐというのは、いざ自分がと考えると、それこそ残酷で、絶対にやりたくありません。でもそこを乗り越えて使える部分は使ったら…。それが人間の伝統や文化における毛皮の意味だと思うのです。
そこで初めて毛皮を加工する技術が素晴らしい物だと言えます。自分で剥がすのは気持ち悪いと感じる中、毛皮を剥がす作業に携わる人への感謝の気持ちも持てます。



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