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あとがき

・毛皮に興味はないけどレザー(革製品)は持っていますが・・・?
皮革製品は豚や牛の皮を使っているそうです。革を作るために牛・豚を殺して肉は捨ててしまう・・・・わけはないですので食肉用に殺された家畜の皮を利用しているというわけですね。
※全ての皮革製品が同様の生産方法とは限らないようです。
また、羊や水牛、は虫類、ダチョウ、カンガルーなどの皮革製品もあります。中にはそのために絶滅寸前になっている種もあります。何の皮なのかを調べて納得して使うと良いと思います。
WAYS SHOPさんの革製品についての考え方は当サイトで大いに賛同できるものであり、革製品を使うときにぜひ参考にして頂きたいと思います。

残念ながら食肉用に飼われる動物たちの状況も、決して良いとは言えません。
ですが食肉については、違った観点から考える必要があると思います。
どんな命でも、たとえそれが最終的に口に入るものでも、命を粗末にしてはいけません。食肉用の動物だって何の配慮なしに機械的に生産していけば、狂牛病のように必ず人間にツケが回ってくるでしょう。
人間とかかわる全ての命に「配慮ある」接し方をするならば…。毛皮の犠牲は必要なものなのでしょうか?

・愛護団体が公開する映像は信用できるの?わざと残酷に映しているんじゃない?
私にはわかりません。現地へ行ってたしかめたわけじゃないです。

要は、情報を流す人が何を意図しているかわかったうえで判断すべきだということですね。

テレビだって民放はスポンサーからお金をもらって番組を作ってます。事実を報道するはずのニュースでさえもそうです。従って、スポンサーの商売に不利な情報はあえて流されません。
新聞だってある大手新聞社は記事を書くのは広告費だけでまかなっていて、個人が払う新聞代は代理店の人のお給料になっています。

世の中カンペキに信用できる情報なんてありません。見た物から幾分かは自分で差し引いて、そのうえで伝わってくる物、自らの感性を、信じるしかないんじゃないですか?

・全ての毛皮が「生きたまま」皮を剥がれますか?
違います。
中国で動物を、生きたまま毛皮を剥ぐ様子の映像がネットで配信されていますが、それはごく一部の情報に過ぎず、一般的な方法ではありません。
中国河北省で2004年から2005年1月にかけて撮影されたというそれは、スイス動物保護協会および台湾動物社会研究会が撮影配信したもので、日本語版は『中国毛皮養殖場の内側』としてアニマルライツセンターが配信しています。
mixiの有志の方が検証した結果、この映像は当時のものとしては、内容は事実ですが、現在同じ場所でこのような剥ぎ方はされていないようです。
また、中国でこのことは2005年の3月〜5月のあいだに、問題がある事件として報道され、地元の人達も驚いたようです。

中国語のニュース記事:
http://www.hebei.com.cn/node2/syzt3/gadw/rdxw/userobject1ai324272.html(写真無し)
http://news.xinhuanet.com/st/2005-04/05/content_2788199.htm
グロ写真有り

中国河北省では2003年9月にタヌキやキツネの屠畜方法についての決まりが実行され、定められた方法には撲殺、電流を流す、薬殺、キツネの場合これに加えて心臓に空気を打つ方法があるようです。

また、2006年1月には中国政府として動物の福祉に力を入れていくことを発表しています。
http://jp.chinabroadcast.cn/151/2006/01/14/1@55543.htm
生きたまま毛皮を剥ぐことを禁止することにも言及しています。

ただし、これだけの情報からでは、全ての「生き剥ぎ」がなくなったのかどうか定かではありません。中国は事実上、毛皮の生産、加工の世界最大拠点となっています。問題の映像が、氷山の一角であることも懸念されます。

中国の毛皮産業に関する報告書(PDF):スイス動物保護協会、台湾動物社会研究会
中国の毛皮産業レポート(HTML):上記報告書が元になっている動物虐待防止会会報記事より
(06.8.31.追記)

・フェイクファーはやっぱり偽物…本物の方が価値がある?
フェイクファーならではの利点を少し挙げてみましょう。
○軽い
○縫い目を最小限に出来るので加工しやすい、格好が良い。
○柄や毛足の長さ、色、素材感など人工ならではのバリエーションが可能
○虫がわかない、ぬれても臭くならない、手入れが楽
○価格が安い
そして何よりも重要な利点は、動物を犠牲にしないことですよね。
このように、フェイクファーならではの良いところはたくさんあります。フェイクだから全てダメ、本物だから全て優れている、という先入観を捨ててみてください。気に入ったフェイクファーだってきっと見つかるはずです。(03.10.24.追記)

しかも最近ではいかにも粗悪で安いリアルファーが売られていて、「これだったらフェイクの方がずっと綺麗」なものまで…。。。

ちなみにフェイクファーの欠点は、
○温度によっては使えなくなることがある
本当に寒い場所(モスクワとか)ではフェイクファーはダメみたいです。
○耐久年数
きちんとした手入れをすればリアルファーは何十年も使えるそうです。最近の粗悪な見た目の安っちいリアルファーも、長持ちするのでしょうか…??フードの縁だけ長持ちしても、本体のコートがダメになりそうな気はしますが…。

という具合です。でもフェイクでもちゃんと毛並みを整えてやれば10年以上は使えると思いますがねぇ。

・フェイクファーと本物の毛皮の見分け方を教えて下さい

売られている物は品質表示タグを見るとわかります。
「ファー部分」「毛皮部分」「素材」の表示がポリエステルやアクリルなら、それはフェイクファーです。
カタカナや英語表記の物もありますが、動物の名前(ラビット、フォックス、ミンク、ラクーン等)があればそれは本物の毛皮です。

↓このリンク先はクリーニング屋さんのサイトですが…写真付きでわかりやすい説明があります。
http://www.e-closet.com/price/index.html

ただ、売られている物でも素材の表示が全くないものがあり、中にはそれがリアルファーであることもあります。品質表示が絶対だとは言い切れません。
さらにはアメリカではフェイクファーと表示を付けて犬猫の毛皮が売られていた、なんてニュースも報道されてます。さすがにそれは…立派な詐欺でしょ。犯罪ですよね。そんな姑息な物は日本にはない…と信じたいところです。

既に買ってしまった物や表示がない物の見分け方は、難しいです。プロの方(毛皮屋さんとか、クリーニング屋さんとか?)に見て貰うのが一番でしょうが、素人から見たポイントは
・針を通すかどうか
皮は針を通しにくく、フェイクファーの生地は編んだ糸なので簡単にに針を通します。
・毛先を見てみる
毛先が細くなっているのがリアルファーで毛先が切断されたようになっているのはフェイクファーです。ただし刈り込みを入れているリアルファーの場合この見分け方は通用しません。

毛を分けて地が見えるかどうか、なんてのは×です。地が見えないフェイクファーもあります。毛の色が途中で変化している、とか長さの違う毛がある、なんていうのも、×。そういった変化のあるフェイクファーも、今ではたくさん売っています。

・毛皮は天然素材なので環境に優しいのでは?

毛皮を生産、加工、流通させるためにも化学物質や化石燃料は使われます。
毛皮を廃棄すればゴミになります。
毛皮を使えば使うほど環境が良くなるということはありません。

環境のことを考えるならフェイクファー、毛皮も含めて無駄な物は買わないことです。

ちなみに、ポリエステルのリサイクル技術の研究開発も進められています。

すでにもっている毛皮のコートを着たくない、でもそれをどうしていいのかわからない
それならば毛皮は動物に返してあげてください!親を失った動物、またケガをした野生動物を元気になるまで介護する時に、毛皮を毛布として使うと動物は安心するようです。米国最大の動物保護団体 HSUSでは、コートや帽子、マフラーなどの毛皮製品を送ると野生動物の治療に当たっている団体まで送り届けてくれるそうです。この記事はRelatio7号(チクサン出版刊)に掲載されていたので日本からも受け付けてくれるはずです。(メールフォームやオフィスの住所はHPに掲載されています。)
日本の団体でも不要の毛皮を受けつけています。(キャンペーン用?詳細は直接お問い合わせ下さい アニマルライツセンター
また、ペットを飼っていらっしゃる方、もし喜んでもらえそうなら、使ってみてはいかがでしょうか。(ネズミなどの補食される動物はまれに他の動物に襲われたと感じショック症状になる子もいるようなのでご注意下さい)(03.10.24.追記)

・既に殺された動物の毛皮を無駄にしないためにも、買った方が良いのでは?
既に殺されて店頭に並んだ毛皮が使われないままに捨てられてしまうのはかわいそう、せっかく殺されたのだから使わなきゃ、という考え方もあるようです。
ですが今の世の中、売れれば売れるだけ余分が生産されるので、意味ないと思います。
毛皮製品を買う人がいれば、企業は売れると想定された量より多めに仕入れます。したがってどんなにたくさん売れても必ず無駄が出て廃棄する物が出ることになります。売れれば売れるほど廃棄される量も増えます。だから「捨てられる物」があるのは、その商品が店頭に並ぶ限り仕方がないことなのです。コンビニのお弁当と同じです。

死んだ命を無駄にしないと考えるならば、リサイクル店で買う、毛皮に抵抗ある人から既に持ってるものを譲り受ける、などの方法はありますが、「無駄にしないために買う」というのは不合理です。

・毛皮を廃止したら毛皮で収入を得ている人が食べていけないのでは?
(06.11.28.追記)
まずはじめに、ここで主張しているのは「毛皮製品の廃止」ではありません。必要ですか?の問いかけは、裏を返せば必要があれば使うべし、ということです。毛皮が販売される際は美化された宣伝文句「だけ」が並びますので、現実を知った上で判断してもらいたい、というのがここでの主張なわけです。
サイト内では一言も「毛皮を買うな」とは書いていません。念のため。

参考までに毛皮生産を廃止した国もあります。イギリスでは2003年までに全ての毛皮農場を廃止し、そこで働いていた人には、転職するための補償金を国が出していて、特に反対はないと聞きました。

私は毛皮を買わないと決めた消費者なので生産・販売者側にどうこういうつもりはありません。

でも買う側が、「毛皮を売ってる人が困るから」と言うのは自分が動物を殺している事に対する言い訳でしかないと思います。
もし本気で「わたしが毛皮を買わないと生産者が困ってしまう」と思うなら、世界中のあらゆる商品を全て買い占めなければなりません。あなたに選ばれないことで困る生産者は毛皮だけではありません。
現実にそれは不可能なので、消費者は自分にとって必要なものをいろいろな情報を元に判断して購入するしかないのです。
<賛成? or 反対?>もご覧下さい




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