March 23 (岐阜県大垣市)
衛藤[17]
橋口[11] 大西(容)[7]
相良[10] 荒木[15]
池田[16]
山形[12] 川本[13]
原[5] 吉田[4]
真子[1]
前日、中央からパスでの崩しを多用し、それがフィニッシュへ結びつかず、
志波先生に怒られていたという東福岡イレブン。
荒木くんが最前線へ進出しながら、衛藤くんへパスを出してしまいました。
「荒木、それ大事!」
真子くんの声は、まるで観客のツッコミのよう。
「ノリ、ポジション、ポジション!」
その真子くん、頻りに辰徳くんの位置を修正しています―前へ出るのも後ろへ下がるのも。
パスをさらわれピンチを迎えるなど、辰徳くんの守りはどこか危なっかしく映ります。
前の日の中京戦では、ロングボールを放り込んでくる相手の対応に追われ、
なかなかオーバーラップできず、それを志波先生に叱咤されていた辰徳くん。
今日の攻め上がり―タッチライン横のベンチに腰掛けたのですが、左サイド前方が
ちょうど志波先生たちの座るテントに隠れてしまって、よく見えません。
「恥ずかしい」を連発しながらも、ついつい前方へ何歩も踏み出してのぞき込んでしまう私。
攻め込んできた相手へチェックをかける辰徳くんに、幻影が重なります。
清水東のユニフォームを着るようになってから左サイドバックへコンバートされた人の、
見過ごされがちだけれど、チームを何度も救っている巧みな―あの人はイエローカードが大嫌い―守り。
そして、それを基準にプレーを判断しようとしてしまう“愚かな”自分。
もともとオフェンスの選手である辰徳くんをディフェンスへ転向させるにあたって、
そのポジションを与えてしまった志波先生にぼやくしかないのですが。
左から橋口くんが長めのシュートを刺して先制。
さすがに耐え切れなくなり、反対側のタッチライン際への移動を決意したのですが、
ようやく落ち着いた時には左サイドバックが寺戸くんに代わっていて、
辰徳くんは左膝やら右ふくらはぎやらをアイシングしながら観戦中。びっくりしました。
ここから、東福岡が得点を重ねます。衛藤くんが相手GKの足に当てつつ入れると、
荒木くんが飛び出したGKの裏へ回ってゴール左下へコロコロと流し込みました。どちらも新2年です。
更に、右の容平くんが入れたクロスを左の橋口くんが叩き込むというお馴染みのサイドアタックも。
清水東からうまくボールを奪い取り、サイドへ配球する相良くんのセンスが光っていました。
試合は35分ハーフ。ハーフタイム、他の選手が志波先生の話に聞き入る横で、
冷やしている右足を椅子にかけ、ボールを枕にして寝転がり、ニコニコしている辰徳くんと、
そんな様子を双眼鏡で観察しては悦に浸っている私がいました・・・。
後半、東福岡は前線の選手を中心に入れ替えました(すみません、名前分からないです)
この試合、オフェンスで目立っていたのは、前半でも触れましたが、相良くん。
その綺麗なスルーパスを受けて、荒木くんがDFラインを抜け出した時は感嘆の声をあげました。
荒木くんの放ったショットは、ゴール横へ流れてしまったのですが。
今年も“ヒガシ”はサイド攻撃―10番の振ったボールを両ウイングが入れるパターンが基本です。
また、ディフェンスでは最後尾の真子くん。彼がはじいたはね返りを拾われたシュートは
原くんが身体を張ってはじき飛ばしたり、ピンチもなかったわけではありません。
後半も何度か決定的なチャンスはあったのですが、追加点はなく、そのまま終わりました。
2試合目は、一礼してピッチに入る様子が印象的な奈良育英が相手です。
辰徳くんはクーラーボックスにフォーメーションボードを持って座ってます。時折あくびなんかして。
大西(康)[9]
荒牧[8] 大西(容)[7]
相良[10] 荒木[15]
樋高[6]
寺戸[3] 林[2]
原[5] 吉田[4]
真子[1]
目の前に転がってきたボールを、林くんが取りに来ます。推定距離50cm。
「足、足!」
その林くんが傷んだ時の、真子くんの叫び―ちなみに、相手の場合は「ほっとけ」でしたが。
1試合目に比べると、ゴール前でつなげなくなりました。
逆にDFの裏をつかれる回数が増え、真子くんのセービングに助けられるシーンもたびたび。
奈良育英戦でも、攻めの中心は相良くん。いいCKに合わせた原くんのヘッドは浮きましたけど、
ワンタッチで左にさばいたボールを受けた康平くんがDFを抜いて先制しました。
また、ナイスカットから右へ抜け出した場面でも、滑り込んだ康平くんが上へ飛ばしてしまいましたが、
このチームでエースナンバーを背負うだけの力量を備えていると誇示してくれました。
「荒木、考えろ、考えろ!」
荒木くんの球さばきもいいのですが、まだまだ成長段階には違いありません。
4-5-1システムでは、中盤のトライアングルはボールを失ってはいけないのです・・・。
辰徳くんは手でボールをもてあそんでいます―サッカー選手なら足でじゃれてほしいと眺めていたら、
やがてボールに乗ったり挟んだり。横に誰かが立つと、身体をくねらせて試合を見ようとします。
掌は袖の中にすっぽり―兄がよくそうしていたのを連想させました。
両足をぴったりくっつけ、ふとももの下に手を入れて温める姿もかわいかったです。
奈良育英のシュート、微妙でしたがゴールインと判定され、同点。
勝ち越しを狙って荒木くんが深い位置から右サイドへ繰り出したパス、
もらった容平くんもいいシュートを打ったのですが惜しくも外れてしまいました。
原くんがまた抜きされてしまったり、DFラインは当然ながら、まだまだ未成熟です。
140分間、新キャプテンがピッチに立ち続けたのを見て、これからに期待したいと思いました。
March 24 (愛知県一宮市)
前の日、初めて動くところを見た―ドライバーの志波先生は気さくな方でした―赤いバス。
それが近所の駐車場にとまっているのですから、朦朧とする頭と倦怠感の虜たる体をひきずって
スタンドを登らないわけにいきません・・・この感覚がおかしいのでしょうか?
まだ新しい観客席には、折りたたみ式・背もたれ付きのシートが設置されていました。
この日、東福岡イレブンが着ていたのは、黒いナンバー入りTシャツ。
(真子くんが名前を呼んだ選手以外は、焦点の定まらない目では判別不能でした。情報下さい!)
グラウンドは、土の上へ申し訳程度に枯れ芝がまとわりついているという状態。
日が射したり雨が降ったりを繰り返す天気で、ところどころに水たまりができかけています。
[94]
[13] 大西(容)[45]
[37] 相良[117]
荒木[25]
山形[23] 林[3]
原[36] 吉田[18]
真子
これは、到着時点―後半残り20分くらいの段階でのフォーメーション。相手は北陽です。
そもそも「大垣フェスタ」の後半が他県で行われるのは、この前に開催された「大垣市長杯」に出る
チームの多くが、続く「御殿場フェスタ」にもノミネートしていて、どうせ同じ頃に近くにいるなら
練習試合でもやろうかと組まれた任意対戦の集合体ゆえで、そこへ小野田からやってきた東福岡が
ひょっこり顔を出したりするものだから、私は生まれて初めて自転車で木曽川を渡ったりしたわけです。
選手がフィールドを走ると、くちゃくちゃという音がスタンドにも聞こえてきます。
「球際強くだよ!」
志波先生の指示―コンディションが悪い時ほど、ボールを操る基本技術が問われるのです。
左サイドから絶妙なボールが入ったものの、着地点が水たまりでコントロールできず、
シュートにいけなかった相良くんが後ろに下げた時には、ため息をつきました。
このボール、上がってきた林くんが長めで狙ったのですが、バーの上へ行ってしまいました。
こういう場合はミドルが有効―最前線から豪快な一撃が突き刺さりました。
相良くんも狙いますが、相手GKが手一本ではじき飛ばしてしまいました。
「OK! OK!」
北陽に比べると、志波先生の声が響く回数は少なかった気がします。
両チームとも選手の入れ替えが頻繁で、追い切れませんでした。東福岡は3人一度に交代させたり。
林くんが途中から右ウイングに上がったんですが、やはり元FWだなと感じさせられました。
ディフェンスも、正月の選手権に比べると、随分SBらしくなってきたんですけど。
「ノリ、早いボール、早いボール!」
上げたクロスをキーパーにあっさりキャッチされた時も。
「ノリ、ボールだけ見るな!」
オーバーラップしてきた北陽の選手たちをマークする時も・・・また真子くんに怒られてばかり。
いいプレーもありました。ライン際での前線へのフィード―受け手が外へ出してしまいましたが。
何より、前日より長くプレーを見られたのが嬉しかったです。
腰に両手をあてて立つ姿には、やはり血のつながりを意識せずにいられません。
試合後は必ず相手ベンチ前に整列して一礼するのですが、
東福岡イレブンは、号令に合わせみんなで同じ動きをするのが不得手と見えました。
スタンドには、各校の選手の荷物が無造作に置かれていました。
もう1試合あるはずですから、ここでお弁当?―発熱する身体さえなければ
まだ見るのに、と恨めしく感じながら、私はサドルにまたがったのでした。
Thanks to Saoru, Kano, Hato and a friend of hers.