Flower Garden

〜all the boys be ambitious!!〜


常磐線の始発に乗って一路福島へ。
隣の県のはずなのに果てしなく遠く思えます。

木戸駅から歩いて15分。つい何週間か前に見たばかりの光景が目の前に広がりました。
2度と来ることは無いと誓ったはずのJヴィレッジです。

2000年度Jリーグ入団の新人選手がここJヴィレッジに一同に会する新人研修。
今年は2月1日〜5日というスケジュールで行われていました。
プロになるためには必ず通らなくてはいけないこの道・・・。

10時少し過ぎに到着した私は、真っ先にグラウンドの方へ向かいましたが、
そこには人影は見当たらず、選手は今ごろプロ選手として、
また社会人としての講義を受けているものと思われました。

受け付けのお姉さんのところに行き「今日の新人研修の日程は?」と尋ねると
9:10〜16:00まで講義で16:00〜18:00までトレーニングとのこと。
6時間後の自主トレまでとりあえずこのふかふかのソファと
仲良く過ごそうと心に誓い、そこを陣取りにかかります。

回りをぐるっと見渡してみても誰も見学者らしき人はいません。
人の多いところは大嫌いと公言する私ですが、
さすがに自分一人というシチュエーションには戸惑いを隠せませんでした。

11時過ぎ。選手がぱらぱらとロビーに下りてきました。
ベルマのジャージを着た3人組が私の隣のソファでスポーツ新聞を読み出しました。
下まで下りてきた選手は10人位なのですが、上の方ではがやがやと騒がしく
たくさんの選手が講義の休憩を利用して外の空気を吸いにきたことが解かります。
何しろ今日のJヴィレッジには120人もの選手がいるのですから!

12時過ぎにどうやら午前中の講義は終わったようです。
何人もの選手達がロビーに下りてきました。

私のことを不審げに見る選手は殆どおらず、安心したというよりは
まさか一人でこんなところまで来る物好きはいないと思ったのか
どうやら関係者だと勘違いされた模様・・・。

そこに見たことのある顔の選手が二人下りてきました。
野沢君と根本君(共に鹿ユース→鹿島)です。
二人がお互いをこづいたりして、じゃれあいながら売店の方へ行こうとしたその時。
Jヴィレッジの正面入り口からやってきた人がいました。
羽田君(市船→鹿島)です。

事情はわかりませんが、彼は今日から研修に合流らしくスーツ姿で
おじさんに引率されていました。
(市船の先生? もしかしたらお父様かも?―と私は疑っているのですが・・・)
さっそく受け付けでチェックインをする羽田君。

それをロビーの逆側の売店の方からすかさず見つけた人がいました。野沢君です。
「はねけ〜んっ!! 何やってんだよーっ!!」と叫びながら
ぱたぱたぱたと羽田君に向かって走りよっていきます。

おじさんと一緒にいるからか、少し照れ気味の羽田君に対して
野沢君はそれをまったく気にする様子もなく
「おまえおっせーよ! 今さら来なくてもよかったのにー(笑)」
私の目の前2mのところで、とにかくやかましく羽田君にからみます。

たぶんJの役員らしき方が羽田君に「部屋は幸聖(中村君・大津→鹿島)と・・・」などと
部屋割りを説明しているのにもかかわらずその横で、
羽田君の後ろ髪にかかっているパーマをくちゃくちゃといじくって遊んでいます。
「おまえこのパーマどうなんだよぉ??(笑)」
ひたすら苦笑いを続ける羽田君。

フロントにアントのジャージを着た人が一人やってきました。
誰だろう?―と思って見てみると内田さん(駒大→鹿島)です。
眼鏡をかけて無精ひげをはやして、てけてけと歩く様子はとてもJリーガーには見えませんよ!
こんなとこにやってきてる私も悪いですけど、一応ファンが来るかもとかは意識してください(苦笑)

どうやら別棟の方で昼食らしく、
私の座っているソファの左隣にある階段から続々と選手達が下りてきます。
ジャージで判別する限り、やはりチームごとに固まっているらしく、
皆楽しそうにおしゃべりしながら歩いていきます。

Jヴィレッジに行くと私が発表してから、色々な方に「誰々を見てきて」という風に頼まれました。
しかし私にとってのこの日のメインは恭平君(ヒガシ→サンフ)と隆君(ヒガシ→アビスパ)の2人です。
2人を見つけるために私は目を凝らして選手の集団を見ていました。

すると見慣れた顔の一団が通りすぎます。
森崎兄弟・駒野君(共にサンフユース→サンフ)・松下君(前育→サンフ)などのサンフ入団組です。
(たぶんぱっと見て5〜6人いたので、八田君(柳川→サンフ)・中山君(多々良→サンフ)
なんかも一緒だったと思われます。この時点ではこの二人の顔に自信が無かったので)

しかしここの集団に恭平君はいません。
まさかこの研修に来ていないとか、来ていても病気で部屋にいるとか・・・。
悪い予感が頭の中をかけめぐります。

私がこんなことを思っている間にも選手は続々と下りてきて、
中には千島君(レッズユース→レッズ)籾谷君(セレッソユース→セレッソ)
などの見知った顔も見受けられます。

そろそろ選手も皆下り終わったのかな?
人ごみが途切れてきて、私がそう思いはじめたその時でした。
列の最後尾に私が今一番会いたい二人が並んで歩いてくるのが見えたのです!

そう山形恭平君と前田隆君の二人です。
まさかこの二人が一緒にやってくるなんて、想像もしていなかった私は動揺しました。
しかし私の前を通り過ぎてしまったら、こんな千載一遇のチャンスを逃してしまうことになります。

「あ! あの!! す、すいません!!!」と私は必死に二人を呼び止めます。
二人に向かって写真を撮らせて頂きたい旨を告げると、いきなり隆君が脇にどこうとします。
焦った私は「いや、ぜひぜひ前田さんもご一緒にお願いしますっ!!」と言うと
二人でカメラの前に並んでくださいました。

次に「すいません、お忙しいのに申し訳ないんですけど1ショットも1枚ずつ撮らせて頂けますか?」と
頼むと快くOKしてくれて、まず恭平君から1枚。

次に隆君に撮らせて頂く時に「本当にすいません」と謝ると
なぜか隣にいた恭平君が「あ、全然大丈夫ですよぉ。」とにっこりしてくれました。

更に「実はお二人を応援するHPを作ってまして、今の写真を載せたいんですけど大丈夫ですか?」
と聞くと、(本当は私じゃないのですが。すみません>カノさん・やぶさん)
これまた恭平君の方が「いいですよぉ。」とにこっと笑ってくれました。
隣にいた隆君は、終始無言で隣にたたずんでいます。

私がお礼を言うと二人は軽く頭を下げて、てくてくと別棟の方へ歩いていきました。
途中に売店があるのですけど、隆君はそこを通り過ぎて行こうとしましたが、
恭平君の方が売店を指差して何やら話し掛けています。
どうやら二人で売店に寄ることにしたようですね。

ちなみに恭平君はグレーのフード付きの前にジッパーがあるパーカー。下は同色のスウェット。
隆君の方は少し濃い灰色のジャージ上下という服装。

少し経つと二人は売店から出てきました。当然二人はそのまま去ってしまうと思った私。
心の中で二人に小さく手を振ってバイバイと言ったその時。売店前のベンチに二人は腰を下ろしました。

私が座っているソファの後ろに下の階に下りる階段があります。
その階段の幅が5m位なのですが、その反対側にベンチがあるのです。
つまり普通に座れば私と二人は階段を挟んで背中合わせになる位置関係です。

私がベンチの方を見て右側にまず隆君が座りました。
左側に恭平君が座るのかな?―と思いきやいきなり彼は仰向けに ころーんと寝っ転がりました!
ひざをベンチの端っこにひっかけて ぶらぶらとさせます。
隆君の様子は微妙に柱の陰になってしまって、殆ど解りません。

とにかく恭平君は落ち着きがなく、終始手や足を動かしたり体勢を変えたりします。
最初はあお向けに寝て、ベンチからはみ出した足をぶらぶらとさせていたのですが、
いつのまにか ひじをついて横向きになっています。

ひじをついていない左手で自分の頭をぽんぽんと叩いてみたり、
髪の毛を指でつまんで根元から毛先まで“みょーみょー”と触ってみたり。
(この“みょーみょー”が私のつぼだったらしいです。伝わりますかね??)
隆君の方は足を組んでベンチの後ろに両手をかけてどっかと座り込んでいます。
二人でずっと楽しそうに笑いながらおしゃべり中。

向こう側から誰か選手が一人やってきたので、恭平君が声をかけます。
しかし1分程軽く話をしたらその子はすぐにどこかに行ってしまいました。

恭平君は入り口からいきなり現れた20人位のおじさんおばさんの団体見学を
ものめずらしそうにきょろきょろと見ています。

隆君は何やら歌っているのか、足でずっとリズムをとっています。
恭平君、パーカーの首の部分を上に引きずりあげて口を隠したりしています。

5分以上そこにいたでしょうか?
二人はポケットに手を突っ込んで退散していきました。

私がソファでぐったりしていると、今度は隣のソファーに松下君と八田君が座りました。
新人研修ということもあって、きっと「関係者にあったらちゃんと挨拶を」と言われているのでしょう。
完全にファンだと思われていない私に挨拶をしてくれる律義な二人です。

ちなみに松下君! 紫のサンフのアップの上を、
アディダスの黒のジャージの中に入れるのはどうでしょう??
それ相当かっこ悪いと思うんですけど・・・(ごめんなさい! 松下君ファンの皆様!!)

二人でスポニチと日刊を読みながら喋っています。
八田君は格闘技好きなんでしょうか? 真剣にそのページを読んでいます。

その後に二人でサッカーのページを見て「サンフレッチェの記事がないよ〜!!」と叫んでいました。
この一言で私は彼らが大好きになりましたよ。無邪気ですごく可愛いですね♪

松下君は代表の合宿の記事が気になるのか、ひたすら
「中村俊輔が! 中村俊輔が!」を繰り返しています(笑)

入れ替わり立ち替わり私の横で選手が新聞を読んでいくのだけでも緊張するのに、
皆私に「こんにちは!」と挨拶してくれます。「穴があったら入りたい」とはまさにこのことでした。

1時半近くなってそろそろ午後の講義が始まるのでしょうか?選手が階段を上っていきます。
森崎兄弟と駒野君・中山君は一緒に階段を上がっていきますが、
再び恭平君の姿はこの集団にはありません。

また人通りも少なくなってきた頃にはっと後ろを見ると、恭平君と隆君が二人で歩いてきました。
隆君は紅茶花伝のミルクティーのペットボトルを持っていて
左手でわしづかみにしてしゃかしゃかと回して歩いています。

階段を上っていく時に恭平君の「自主トレやべー!」と叫ぶ声と
それを聞いてけらけらと笑う隆君の高い声が響きます。

やはりまだ合流して間も無いチームのメンバーと一緒にいるよりは、
ずっと一緒にいて気心の知れた2人でいる方がいいのでしょう。
この新人研修が終われば、今までの3年間に別れを告げて
別々のチームで自分の道を切り開いていかねばならない2人なのですから・・・。

今までずっと見学者は私一人だったのですが、ここで地元の女子高生が6人やってきました。
実はそのうちの2人はこの前Jヴィレッジに来た時に
「初めて練習とかって見に来たんですよ」と言っていた子達で、話を聞いてみると
あれ以来すっかりはまってしまって、Jヴィレッジで何かあるといつも入りびたっているとのこと。
何につけても地元って羨ましいですね。

2時半になると休憩時間になったのか、選手が何人かロビーに下りてきました。
それまで うとうとしていた私が はっと きづくと目の前には井上さん(筑波大→コンサ)が!
慌てて声をかけると、井上さんは相当びっくりしたらしく目を白黒させています。

アルバムの中から筑波の集合写真を取り出して、それにサインをお願いすると
私が筑波大のファンなのだと解ったらしく「ああああ!」と言って とても喜んでくれました。
にこにこしながらサインをしてくださって、自分から「これからも応援してください!」
言ってくださってとても嬉しかったです。

この後面白かったのが、サインをねだる私を見た女子高生が井上さんに駆け寄って
「サインください!」とか「握手してください!」とか「写真撮らせてください!」etc・・・
びっくりしながらも嬉しそうににやにやとする井上さんの顔を私は見逃しませんでしたよ!

ちなみに井上さんが行った直後に私が女子高生からの「今の人誰ですか?」という
質問攻めにあったことは言うまでもありません(爆)

しかもまた階段を上る時に女子高生に「頑張ってね〜!!」と手をぶんぶん振られて
「ういっす」と言いながらまた顔にやけてましたよ!井上さん!!

Jの審判の高田さんがJリーグの人と
「全員にちゃんと名札をつけるよう言ってください。」と言っていて、
「それを昨日言っておいてくれれば、今日私の苦労は半分になったのに・・・」と恨めしく思いました。

4時15分前についに本日の講義が終わりました。
長時間の講義にさすがに皆疲れたのでしょう。背伸びなんかしながら出てきます。

ここまで来たところで、やっと今日の見学のメインの自主トレです!
新人研修の自主トレはチームごとにメニューが渡されているという風に聞いています。

サンフ組は出てくるのが早く、恭平君は森崎浩司君と二人でグラウンドに向かいます。
2つ使うグラウンドの上側の方の一番道路側(つまり見学のベンチから1m位・・・)
陣取ってまずは思い思いにストレッチ。

恭平君は今までの講義のうっぷんがたまっていたのでしょうか?
一人とっても元気でリフティングしたり、ネットに向かってボールを蹴って
「ホップ! ステップ! ジャーンプ!」なんて言いながら遊んでいます。

当たり前のことなのですが、自主トレに出てくる皆は自分の所属チームのジャージを着ています。
紫色のジャージを着ている恭平君を初めて見て、まだ強い違和感を覚える自分がそこにはいました。
―彼らは未来に向かって歩き出しているというのに、まだどこかで止まっている自分が恨めしい―

徐々に他のチームもグラウンドに姿を現し始めました。
どうやらアビスパも上のグラウンドの様なのですが、隆君の姿はまだ見えません。

サンフの皆がストレッチも終わり、さあ走ろうか!といったところで、
ふっと後ろを見るとそこにはアビスパの子3人の一番後ろについて歩いている隆君の姿が。

もちろん隆君もアビスパのマークが胸に入った黒いジャージを着用しています。
そんな感傷に浸る私の後ろから、隆君が一言グラウンドに向かって叫びました。

「きょーへーっ! おまえらの部屋鍵開いてるよぉ!!」
「えーっ?! マジ?? (今度はチームメイトに向かって)おい、誰だよ最後に出たやつ!」

私をはさんでそんな面白い会話するのは止めてくださいよ。
一気に今まで浸っていた感傷が吹き飛んでしまいました(苦笑)

動揺しながらも、アビスパのジャージを着ている隆君に写真を頼みました。
これからはこのジャージが似合う人になってくださいね。

サンフはグラウンドをぐるぐると回っています。
他のチームも おおむねランニングかストレッチ・ボール回しなどチームごとに
練習をやっているのですが、どう見てもおかしなチームが一つあります。
それはアントラーズ・・・。

5人新人がいるはずなのに、固まって練習してません。
それどころか皆ばらばらに色んなチームに無理矢理混じって楽しそうに遊んでいます。
野沢君と羽田君がその傾向が顕著なのですが、
レイソル・ジュビロ・サンフなどが標的になっている模様。
アントは練習メニューとか渡してないんですか? これでいいんですか??

アビスパの隆君を含めた4人組は いったん下のグラウンドに行き、
他のメンバーと合流することにした様子です。

下のグラウンドにはFC東京がいて
そこには戸田さん(筑波大→東京)迫井さん(順大→東京)がいました。

上のグラウンドに再び戻るとそこには
谷池さん(筑波大→神戸)や早川さん(順大→レッズ)なんかも来ていました。
谷池さんは髪が茶色くてふわふわしてる人と一緒にストレッチ中。

サンフは鳥かごをして皆でけらけらと笑っています。
指導者が誰もおらず、これだけ同世代が集まって
好きなサッカーしてるのですから、それはそれは皆楽しそう!
楽しそうにサッカーしてる人を見るのが大好きな私には、本当の花畑のように見えました。

少しすると隆君がさっきの4人と一緒に上のグラウンドの方に戻ってきました。
ボールをちょこちょことパスしたりし合っています。

私が今のJヴィレッジの様子を伝えようと、ちょっと電話をしていたその時です。
アビスパの黒いジャージの集団が4人から3人になっています。

おかしいな?―と思った私がグラウンドをよく見てみると、
いつの間にか隆君はサンフレッチェの練習に混じっていたのです。
半分ダッシュ・半分軽く流すという練習メニューをこなす紫色のジャージを着ている7人に、
ぽつりと黒いジャージが―しかもどう見てもアビスパのマークが背中に―混じっている光景が!!

軽く走っている時は恭平君が先頭で、隆君は最後尾にいるのですが
ひとたびダッシュが始まると8割位の力でダッシュする他の6人を尻目に
なぜか二人は120%の力でダッシュして競争しているのです。

しかし最初のうちはよかったのですが、いくつも周を重ねるうちに
隆君がどんどんきつそうになってきました。
選手権後に怪我の関係などもあって、あまり練習ができていないのでしょうか?
角のところをきちんと直角に曲がらずに、ショートカットしています(苦笑)

でも隆君。ついていくのがきついんならアビスパの練習に戻った方が・・・。
アビスパは普通にボール回ししてるんだし、そっちの方が楽ですよ(苦笑)
ラン&ダッシュのこの練習が終わった途端に地面に大の字になってひっくり返ってしまいました。

この後のサンフはどうやら3m×3m位のミニコートで
(後に狭すぎることが判明して5m×5m位に修正していましたが)
ミニゲームを行うメニューのようです。

外から見ていても明らかに仲間に入りたさそうな隆君でしたが、ここではさすがに隆君も
いつの間にか紛れるわけにもいかずにコートの少し脇のところで横になって成り行きを見ています。

サンフのメンバーはコートを作り終え、ゴールも設定しました。
後はチーム分けを決めるだけ。

恭平:「あー、7人かぁ。ジャージ組3人対アップ組4人でやる?」
八田:(寝てる隆君を指差して)「入れればいいじゃん!」
隆 :(意外そうに自分を指差しながら)「俺?俺?」

隆君絶対に入れてもらおうと狙っていたくせに、
めちゃくちゃ意外そうなふりとかするのやめましょうよ!(笑)

結局チーム分けは恭平・中山・森崎・隆 vs 八田・駒野・森崎・松下となりました。
(すいません。この距離では森崎兄弟の区別はつきませんでした・・・)
皆楽しそうにわいわいと はしゃぎながらゲームをやっています。

ここでグラウンドの外からぽーんとボールが蹴り込まれました。野沢君です。
「やつだー! やつだー!」と叫んで八田君にボールを取らせて、
「選手交代! 選手交代!」と名乗りをあげました。
グラウンドにいた皆も「お、拓也が入るらしいぜ」と歓迎ムード。

野沢君は俺様な感じの子なんですけど、その態度に嫌みが無いので皆から好かれているんでしょうね。
もちろんゲームに入った瞬間に「まつー! まつー!」
松下君にパスを要求していたのが、あまりに野沢君らしすぎて面白かったです。

さてここで、先ほど隆君がほっぽってしまったアビスパの3人のうち
2人は帰ってしまったのですが、1人の子がサンフのミニゲームの側にやってきました。
ゴールの側のところであぐらをかいてゲームの様子を見守っています。

30分程続いたミニゲームも終わり、次は2人ずつのグループに別れてパス交換。
私から向かって右端が隆君と例のアビスパの子。
その左に恭平君と やはりセレッソから混じってきた籾谷君。
恭平君の左が八田君と向こうがたぶん森崎君。
こんな感じでお互い10m程離れてパスしあっています。

隆君はパスの方向がぶれてしまい、とんでもない方向にボールが行ってしまいます。
ボールを拾ってくれた向こうの方で練習していたエスパの子を指さして、恭平君に
「なー、きょーへー(語尾上がり気味) あれ誰?(語尾上がり)と聞きます。
二人とも他の人と話す時は標準語なんですけど、二人で話す時はやっぱり方言がでるんですね。

そんなこんなで自主トレも2時間が経過しました。
6時になり協会の役員らしき人がやってきて「終了!終了!片づけろ〜!」と声をかけました。
皆いっせいにスパイクを普通のシューズに履き替えはじめます。
(Jヴィレッジの中はスパイクが禁止なため)

私の目の前1m位のところのベンチはサンフの7人が陣取っているベンチでした。
サンフの7人が集合している写真を撮って帰ろうと思っていた私が
恥ずかしいけど、勇気を振り絞って足を踏み出そうとした。まさにその時。

「あれ? 隆どこー??」

そう言いながら6人の仲間を置き去りにし、隆君がいる出口近くに向かって
一目散に走り出したのは恭平君でした・・・(号泣)

私が撮影したスーパーセブン(サンフの今年の入団7人組をこう総称するらしいです)の写真が
3+3+1になっているのは、決して私の趣味のためではなく、
恭平君のせいであることは間違いありません。

外に出てきた谷池さんと早川さんを捕まえて写真を撮ったり、
矢野隼人君(帝京→ヴェルディ)の迫力におののいたりしているうちに
スーパーセブン(マイナス山形恭平(泣))が出てきたので、
その時歩いていた3人ずつで写真を撮らせて頂きました。

森崎(和)君は構われキャラなのでしょうか?
私が写真を頼むと すかさず外野にいた、野沢君&籾谷君の二人に
「かずーっ! かずーっ! 渋いね〜! かっこいいねぇ(笑)」と散々冷やかされていました。

最後の方になって隆君と恭平君とアビスパの子と鳥栖の子の4人が出てきたので、
恭平君のサンフのジャージ姿を撮影し、
今日のお礼と「今後も頑張ってください」と二人に伝えて帰宅の途につくこととなりました。

同じ場所で踏み出した「はじめの一歩」が、この後どういう方向に行くのかは彼ら次第です。
皆様も孵ったばかりのJリーガーのひよこ達の未来を一緒に追いかけてみませんか?
彼らがこれから手にするものが何なのか。それをぜひ自分自身で確かめてみてください!



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