第九章 おわりに
ここまで催眠とはどんな心理状態なのか、効能と使用上の注意、誘導法、
深化法、覚醒法について簡単に眺めてきました。
最後に、催眠と言うのは誰でも経験している意識の揺らぎであるというこ
とと、徹底的に悪用すれば悪用できる可能性があるということをしっかり
覚えておいてください。
催眠はもろ刃の剣です。
良く切れる包丁は調理等で物を切るには便利ですが、人を傷つける事も出
来ます。
これと同じ事が催眠にもいえます。
だからといって、怪しいもので害があるから使用しないほうがいいと言う
のはとんでもない誤解です。皆さんは、催眠をどのように利用しますか?
ストレスを解放して、健康のために、悪癖矯正のため、能力開発等々すば
らしい効果を存分に利用すべきです。
自己催眠をマスターして、日々の心身の健康に役立てるのもいいでしょう。
また、ショー催眠として楽しむのもいいでしょう。
また、催眠を学ぶことは普段の生活でより良きコミュニケーションを身に
つける事にも役立ちます。
生活のために、完全奉仕ということは現実問題難しいでしょうが、くれぐ
れも第一に金儲けの手段として利用しようなんて悲しいことは考えないで
下さい。
また、催眠が少し出来るようになった時に、面白半分に自分の都合で人の
心を弄ぶまねは絶対にしないで下さい。相手に恐怖を与える催眠、不快感を
残す催眠は絶対にいけません。人を傷つけることにもなりかねません。
人の心をないがしろにするような人は催眠を使う資格はありません。催眠状態では、活性化した潜在意識を、顕在意識が拘束すること無しに客
観的に眺めることが出来ます。
普段は無視されがちな潜在意識の声を聞くことが出来ます。
このすばらしい効果を少しでも多くの人に体験してもらえたら、私にとっ
てとても喜ばしいことです。心のリフレッシュ、健康等、前向きに催眠を
活用していただければ幸いです。最後に、催眠を勉強するときあるいはカウンセリングを受けるときには、
サギやボッタクリにはくれぐれも気をつけてくださいね。ここまで、付き合って頂いてありがとうございました。
「道具箱」の項目に催眠についてのいろいろな知識を盛り込むようにして
いますので参考にしてください。
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