第五章 催眠誘導の必要要素
先ず、いきなり前触れも無しにこれから催眠をやります。
というのはだめです。
(うまく誘導されることもあるでしょうが、確率は低くなり
ます。また、後々の誘導がスムーズに行きません)
催眠誘導をスムーズに進めるための三原則(必要要素)を
ここでは述べます。
1)動機
肩こりをやわらげたい、ダイエットしたい、等々.....。
どうして催眠に掛かりたいのかということです。
ただ単に催眠に興味があるでもいいと思います。
しかし、催眠を誤った動機で誘導すると信用を失い自分自信の
みならず、相手を傷つけることになりますので絶対に双方納得
の上で誘導を進めてください。
2)不安の解消
相手が、催眠に掛かってとんでもない損失を蒙るのではないか
と思っていたり、意識がなくなってどうなるんだろう、等と不
安を抱いていては先ず催眠は成功しません。
第一章を参考にあなたの催眠の知識で正しく相手に説明してあ
げましょう。
無理やり手を引っ張って誘導するのは駄目です。(自戒の念を
こめて)
3)ラポール
一言でいうと、信頼感ということが出来ます。
いかにも、下心が見え見えだとか、社会的に観て人間関係のう
えで信頼がおけないとか、誘導される人から見て清潔感がない
とか、理由は分からないが、好きになれない
とか、等々.....。
そういう障害がある場合は、絶対に相手の信頼感を得ることが
出来ません。
潜在意識で受け入れない場合も同じです。
好きになれないという感情は、催眠される側にあってはいけな
いのはもちろんですが、催眠する側にとっても同じ事がいえま
す。
個人対個人の問題なので、ある人に対してはOKでも他の人に対
してはラポールが取りずらいということもあります。
ラポールは以上のように、外面的な意識の判断による部分と内
面的な潜在意識の協調がとても大切です。
内面的な潜在意識の協調については、第八章を参考にしてくだ
さい。また、相手をスムーズに誘導するためには慣れが必要です。
失敗しながら、相手の感想を聞きながら学び取っていってくだ
さい。
その経験が、自信となってしっかりと相手のラポール(信頼)
を勝ち得ることにもなります。
自信は大切です。(掛かって当たり前ぐらいの感じで、堂々と
誘導を行ってください)