食べ物と水

  アメリカでも水道水はよくないです。まず、水道にはフィルターをつけましょう。私はBritaのフィルターを取り付けています。取り替え時期には赤いライトがついてフィルター交換を教えてくれるシステムです。ただし、これは金属を取り除く機能はないらしいので、直接子供が飲む水は買った方がいいでしょう。スーパーでは水を売っています。最初、ボトルを買って、2回目以降はボトルを持っていって、リフィルすることができます。安いです。1ガロン(約3.8L)で40セントほどです。運ぶのは重いですが。我が家は2階なんですが、エレベーターがないので、買物が重いとたいへんです。料理に使う水をすべてをこのような水でまかなう場合は専用の台を購入することも可能です。都会では水を宅配してくれるサービスもあります。

 アメリカでは微量成分でも食品表示が義務つけられているので、食品アレルギーの人は普通のスーパーでもよくチェックして買えば安心です。日本でも義務付けが制度化されようとしているそうですので、今後が楽しみです。whey(ホエイ)は牛乳たんぱく質ですので、ミルクと書いてなくても注意。

 マクドナルドUSA本社はアレルゲンの公開を行っていますので、そのリストを参照にメニューを頼むといいです。子供用のHappy mealであれば、単なるハンバーガーを頼めば、卵も牛乳も入っていません。この社に限らず、アメリカの場合は大手の外食業者は連邦の規定でアレルギーに関する情報を公開することが義務つけられているので、HPを探すといいかと思います。

 オーガニック食品はアメリカでも西海岸や東部では比較的容易に手に入るらしいですが、中西部の田舎ではスーパーの片隅でちょっとしなびてるやつか、Wild Oatsというチェーン店しか手に入りません。こちらの人の意見では、冷凍野菜の方が、大量にとれる旬のものをすぐに凍らせてpostハーベストの心配がないからいいそうです。

 内陸部でもは海からトラック直送で運んでくる専門の店があるので、御安心を。また、多くは牛、豚、鳥肉ですが、アメリカではターキー、カモも簡単に手に入るので、肉のバリエーションが増えます。アメリカの肉はホルモン剤、抗生物質をけっこう使っているので(アメリカ人に太った人が多いのは、肉の中のホルモン剤のせいだという人もいる)、高くてもオーガニックもの(低薬剤もの)を使った方が安心です。

 牛乳アレルギーの場合、Kosherコーナーで買えば、肉料理には絶対に乳製品は入っていません。ユダヤ教の戒律でそうなっているそうです。詳しくは知りませんが、ありがたい話です。普通のスーパーで扱っていることも多いですし、Kosherの看板を探すか、黒い大きな帽子やあたまにちょこんと小さな黒い帽子を被った男性を見かけたらその人はユダヤ教徒なので、そういう人に聞けば教えてくれます。ちなみに、Kosherの食品はアメリカの食べ物でも美味しいのが多いのでアレルギーでなくてもお薦めです(ユダヤ人って味覚が日本人に似てるのかな?)。なかでもべ−グルは日本でも手に入る安心な食べ物です(チーズべ−グルやチョコべ−グルは違いますが)。(ユダヤ人の定義って「母親がユダヤ人」「ユダヤ教徒」なんですって。日本人の定義「父親が日本人」「父親が分からなければ母親が日本人」とは違いますね)

 また、アレルギーの場合はちょっとした抗原の違いで反応をおこさない場合があります。同じミルクでも牛以外のミルクが大丈夫(少なくとも、ヒトミルク=母乳は大丈夫ですよね)という場合もあります。アメリカならふつうのスーパーでヤギ(Goat)ミルクが売っています。ちょっとくせがあるのですが、うちの子供の場合はこれなら反応をおこしません。また、チーズも水牛、ヤギ、ヒツジと種類が豊富で簡単にスーパーで手に入りますので、お試しを。Silkブランドの豆乳製品も豊富です。豆乳だけでなく、豆乳でできたヨーグルト、コーヒーミルクもあります。豆乳アイスクリームもありますが、お味の方がかなりひどいです。もっともアメリカのアイスクリームはどれもあまり美味しいとは言えないものなので、仕方ないかな。また、豆乳でもビタミンEいりというのもあります。

 日本ではカルシウムの補給に小魚というすばらしい手段があります。アメリカでは牛乳をはじめ乳製品からとるのがメインです。そこで代わりに(カルシウム剤というのもいいですが)カルシウム添加のジュースというものがあります。昔はオレンジくらいでしたが最近は種類が増えて、グレープフルーツ、ベリーなどの果物系、にんじんなどの野菜と果物がはいったものなどいろんなのが出ているので、それを普段から飲んでおけば大丈夫です。もちろん、アジア食品店には小魚製品があります。

 マーガリンもまったく牛乳成分のない純植物の物もあります。例えば、我が家で愛用しているのは、Fleischmenn'sというマーガリン。ケーキには棒状のものでunsaltedを使うといいです。それでケーキを作ると、くどくないケーキになるので、アレルギーでなくてもお薦めです。カップに入ったクリーム状でパンに塗るものではFleischmenn'sのLightだと牛乳が入ってませんが、別の種類は入っているので要注意。

 外食で安心なのが、意外と、なんと、かの、マクドバーガーキングのハンバーガーです。他のハンバーガーは風味を良くしようとしてか乳製品をバンズや肉に使っていますが、ここのは使っていない! 世界どこでもマクドがあれば何とかなる(ロシアや中国共産圏でもあるらしい。世界の物価を比較するのにビックマックの値段を使ったと言う経済の論文が本当にある)と思いました。

  中西部、フロリダ、南部のファミリーレストランではInternational Pancake Houseのパンケーキはダメですが、フライドチキンの子供用のセットを頼めばOKです。他にご存じでしたら是非是非教えてください。メール

 中華(どこにでもある)、韓国料理(決して辛いものだけではないです。サムゲタンがあれば最高! 美味しくて栄養たっぷり。チキンの骨まで食べれるのでカルシウムの補給にもなります。予約しないと作ってくれないところが多いですが。キムッチでもオイキムッチはあまり辛くないです。トックやクッパもお薦め)、ベトナム料理の店があります。ココナツミルクは牛乳ではないのでmilkの文字にだまされないように。もちろん日本料理の店や寿司屋はありますが、お高いのと、味がいまいち。まあ、東京で生活してても大阪人の私には味が合わなかったので、仕方ないかと思っています。

 学校のお弁当 保育園の給食は乳製品を使ったものが多いので、週によって多い時は毎日、少なくても3/5日は代替食の弁当です。日本だとアレルギー対策のない保育園(アレルギーママ仲間が嘆いていました)や対応があっても「メニューの食べ物と似たもの」を持ってきてくださいとなります。アメリカで子供のいってるday-careは宗教上のタブーもあって家から持ってくる子も多く、それは似たものでなくても、なんでもいいのです。このお弁当にポケモンホットサンドメーカーが大活躍してます。

 日本では「アイスクリームもケーキもクッキーも何も食べられなくてかわいそう」と周囲に言われることが多かったです。それがないのがうれしいです。あんまり言われると本人まで「自分はかわいそうなのではないか」と思うじゃないの! 先生や他のお母さんも子供の代替食を「XXXXのスペシャルメニュー」という言い方をしてくれます。実際、アイスクリームなど食べなくても(太るもとだし)、おしいシャーベットがあるし、食べたこともない味の知らないものを別に欲しがらないです。ケーキもマーガリンで作れば大丈夫(まあ、アメリカのケーキは不味いから)。

 他の親御さんにも子供のアレルギーのことを知らせておけば、配慮してくれる方もいます。あるバースディに招待されていった時、ケーキ以外にもうちの子供の分だけはゼリーが別に作ってあって(しかもフルーツ入り花の模様のデコレーション付き)感動しました。パーティの外注も多くて、アレルギーだと聞いたが、よく分からないから、何かスナックを持ってきて欲しいとはっきり言う人もいますし、逆に、心配だったので、アレルギーだから、これを食べさせてほしいとこちらから言っても嫌な顔はされませんでした。子供を連れていくと、台所に私をよんで、アレルギーと聞いたが、これは大丈夫か、これはこういうレシピだが大丈夫かと細かに聞いてくれた人もいました。

 学校になるとカフェテリアでその日のメニューから選べばいいし、メニューはあらかじめ保護者に配られるので、牛乳いりメニューだったらお弁当を持っていけばいいです。お弁当も日本のイメージとは違って、簡単でも大丈夫です。

 そもそも、ケーキはまずいので自分で作るにこしたことないです。アレルギーでなくても食べる気はしない。幸い、いろんな方のサイトでおいしいアレルギー用のお菓子のレシピが公開されているので、私はそれを参考にしてケーキやクッキー、パイを作っています。

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