Normalizaision
AYA’s Window

アメリカの障害児教育を体験したAYAさんとのラッキーな出会いがあり、これからシリーズで投稿してくれることになりました。障害児教育に付随するいろいろな体験談が楽しみです。地域福祉のあり方も見えてくるような気がします。 AYAさんへ




1.ひろきのAmerican School Life (その1)

2.ひろきのAmerican School Life (その2)前編

3.ひろきのAmerican School Life (その2)後編

4.ひろきのAmerican School Life (その3)
5.American School Life (その4)新しい学校とIEP     




AYAさんの体験寄稿(県社会福祉協議会 「ふくし宮城」3月号 より引用)
 アメリカでもらった福祉手当  
3年前、転勤でアメリカのボストンに行きました。私の息子は重い知的障害があります。障害に気づいたばかりの頃の孤独な気持ちや役立った情報などを親達でまとめ、小冊子「エール」を出版した直後のことでした。アメリカの福祉はどんなだろう?と興味津々で出発しました。

 ある日、福祉担当者が我が家に来て、「州から手当が出るが、民間福祉法人『ボストンチルドレンサービス』がお金を管理するので、必要な時に請求するように。使い道は自由だよ。」と説明してくれました。
息子の将来のために貯金するつもりが、よく生活費に消えてしまっていた福祉手当・・・ボストンでは日本にいた時の半分くらい(年間約十万円)をもらえることになりました。せっかくだから、このお金で息子に楽しい体験をさせてやりたい!と思いました。

 ところが、その福祉法人から連絡がきはじめると、お金を使わなくても、子供向けの無料イベントが沢山あることがわかりました。息子の一番のお気に入りは土曜日の音楽療法で、ギターに合わせ、毎回心から嬉しそうに楽器を打ち鳴らしました。
ボーリングパーティ、会食等の家族交流や話し合いも定期的にあり、でっぷりと太ったスタッフが、ボストンなまりでいつも気さくに出迎えてくれました。そんな訳で、息子も家族も、週末や休暇中、「思い出」という素敵な福祉手当を沢山もらって過ごしたのです。

 さて、実際の手当の使い道ですが、格安の乗馬療法つき旅行に参加することに決め、他の家族と供に牧場の4日間を満喫しました。「またボストンに戻ってくるなら、残ったお金は取っておくよ。」とウィンクした担当者の笑顔に感激して、ちょっと心をひかれたまま昨年帰国しました。