つれづれ読書感想文
| 徒然なるままに、出会った感動の作品をお伝えしたいと思っています (by管理人) |
![]() 第1巻 |
NO.2 題 名 光とともに・・・ 著 者 戸部 けい子 出版元 秋田書店 すでに多くの方が読まれ、種々の感動を体験されたことでしょう。副題の「〜自閉症児を抱えて〜」から分かるとおり、光(ひかる)と名づけた男の子と共に生きる家族と、関わりあっていゆく人々とが織りなす、ダイヤモンドダストの煌きのような作品(コミック)です。 “自閉症についての誤解をときたい”・・・それぞれの立場にある人達の念いが著者と出会い結晶となったこの本は、小さな歯車を動かし、連載を重ねる毎段々に大きな歯車を回し、大切な仕事をし始めた。 著者が『光』に込める想いは“愛と情報”。 親子・夫婦・隣人・・・様々な段階の愛の形と、自閉症への正しい理解やサポート情報をわかりやすく具体的に伝えている。情報は知識と智慧であるとも私は捉えている。 |
| 愛の反対側に位置する嫉妬が騒動になるのは世の常、それが絶妙な対比で我々に問いかけてくる。登場人物の背景にある生き様を丁寧に描くことで、「行き違いがあっても、すべて理由があるから信じてあきらめないで!」と勇気や希望を含んだ光の矢も放つ。かしこに散りばめられている言霊、例えば「ひょっとして困ったことには うまくゆく種でも隠れているのかしら?(〜第3巻)」等から、この作品も黄金のペンを授かった人が描いているのだなと確信する。(NO.1を参照下さい) 真実の幸せを光とともに築こうと歩む母=幸子さんの姿に涙して、ふと周りを見渡せば、あなたの側にも ほら、幸子さんがいませんか? 本のあとがきを飾った“幸子さん”を、HPを公開している方で紹介したい。第1巻目を飾った奥平綾子さんは「レイルマン---自閉症文化への道しるべ---」という本を出版(ダダ父通信にダダ母たよりのコーナーあり)。第2巻目を飾ったREIKOさん、自閉症ノブの世界の我が家でオススメの本たちに「光とともに...」と「レイルマン(=現在は一般書店で購入OK)」の紹介あり。「光とともに...」のモデルとなったR君ママのサイト←こちらへどうぞ。 「光とともに...」は現在進行形で“for Mrs.”に連載中。単行本は今のところ1巻〜4巻まで出版され大反響を呼んでいる。この光は世界に広がっていくかもしれない、きっと。 (2003.7.1) 昨年韓国版が出版され、今春から日本テレビ系列(宮城県はミヤギテレビ)で放映されています。 やっぱり光は広がっています。「光とともに」をもっと知りたい方はR君ママのサイトへどうぞ。(2004.5.7) |
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NO.1 題 名 ぼくは うみが みたくなりました 著 者 山下 久仁明 出版元 ぶどう社 いっきに読み終え目を閉じると、湾岸沿いの小さな街を見下ろせる小高い丘で、心地よい潮風を受けながら濃い青の海を見ている風景の中に自分はいた。 「サッシの窓ごしに、澄んだ青空が見える。」の書き出しが浮かんでくる。 私の心の中にも澄んだ青空が広がった。 今年の春に カヤバユキ ことば島 というHPに出会った。職場の上司の机上にあった新聞をふと見て、URLを打ち込んだ。涙が止まらなくなってしまった。どうしてこのような作品が書けたのだろうと考えている中、夢を見た。---雲海が下に見える山々連なる頂に私が立っている。優しい光を放っている太陽の向こう側から聞こえてくる声。「黄金のペンを天から授かる人がいます。でも、黄金の心でなければ黄金のペンを使うことは出来ないのですよ。」---私は、「ああ、カヤバさんは黄金のペンを授かった人なんだな。黄金の心で言霊を紡ぎ出したんだ。」と感じた。 |
| 清々しい読後感に浸っている中、この黄金のペンのことを思い出した。 「ああ、山下氏も黄金のペンでこの小説を書き上げたのだな。」と。 あとがきの「ぼくは しょうせつが かきたくなりました」で、こんなに素直でお茶目な心の履歴を披露。 出版前に伺った山下氏の話によるとこのお話は、正式には世の中には出なかったけれど、もう6〜7年前に脚本として書いたことのあるもののよう。氏にとっては、今回の小説、ノベライズなのだそうである。 日本シナリオ作家協会会員で皆様もご存知な脚本をお書きになった方の作品でもある。 この小説のあらすじや著者インタビューなど詳細がわかる、「あのレインボーおやじさんの小説が、いよいよ出版!」と銘打っての応援サイトへ、まず、どうぞ。何はともあれ、この本を読んで、「わたしは かんそうが かきたくなりました」って、感想だけの感想文で御免なさいm(__)m m(__)m m(__)m ※おまけ=フリースペースつくしんぼの運営もやってしまっている氏が所属する町田おやじの会では、来年「今どき しょうがい児の 父親物語」を出版します。 (2002.10.19) |
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