こちら、桐生探偵事務所。外伝

女豹の紋章
perfect cybernation


 Chapter9

 「サイクロン、有紀さんのいる所に僕を連れて行ってくれ。」
 渡部はハヤブサに跨り、搭載されたAIに語りかける。
 渡部の祈りに似た真摯な言葉に、タコメーターに表示される文字が応える。
 
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Yes!
It was waiting.

Let's do gaily!

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 くぉんと、水素融合タービンエンジンが唸りを上げる。
半開きになっていた部屋のドアを車体に張り巡らせた防御シールドで弾き飛ばし、ハヤブサは渡部を乗せて研究棟の長い廊下に躍り出た。
 途端に廊下の向こうから幾重もの銃声が轟く。
 廊下の向こうに構えていたベティの戦闘要員が一斉射撃を開始した。
 超電磁振動装置R-H-Vから発せられる防御シールドが、フルオート射撃で発射される敵の銃弾の雨をあっさりと跳ね返す。
 銃火が迸る先に向け、渡部を乗せたハヤブサはその車体を正面から突っ込ませて行った。
 アサルトライフルやサブマシンガンの狙いを付けている戦闘要員達の前を、ハヤブサは猛スピードで通過する。
 ばちり!と青白い火花がスパークする。
 廊下の壁際に伏せて銃を構えていた戦闘要員達が、次々と青白い光のスパークに包まれ、感電のショックで気を失ってゆく。
 再び静寂が戻った廊下を、沙織は壊されたドア越しに覗く。
 「すっげ… 敵に廻さなくて正解だったよ。おっと、こうしちゃいられないや。」
 グロック26を脇のホルスターに納めた沙織は、ベティの戦闘要員から奪ったFA MASアサルトライフルのスリングをたすき掛けにして、腰のプラスチックストックを外しヘッケラー&コックVP70を取り出す。
 ストックにVP70を装着してセレクターレバーを押し下げ、“1”と書かれたセミ・オートマチックのポジションにする。
 インドア・アタックと呼ばれる室内での戦闘は、必要以上に威力や反動が大きいアサルトライフルより仮に有効射程が短くとも、取り回しが軽く素早い対処が可能なハンドガンやサブマシンガンの方が有利な場合もある。
 ましてや今の沙織にとっては、先行するハヤブサを追いかける事が精一杯だ。余計な武装はかえって足手まといとなる。
 壁際で倒れているベティの戦闘要員を尻目に、沙織は廊下を駆け抜ける。
 角を曲がったところで、渡部とハヤブサの後ろ姿が見えた。
 沙織は駆け寄る。
 正面には観音開きの防火ドアが立ちふさがり、どうやらその先は元製薬会社の玄関となったホールに続いているようであった。
 「この先に、彼女たちがいます。」
 ハヤブサに跨った渡部は静かに言った。
 「そう…」
 沙織は渡部の顔を見て頷く。
 全ての迷いが消え、全霊を賭けた必死の戦いに挑む青年の表情は、沸き上がる緊張にも増して穏やかでさえあった。
 「下がっていて。僕が先に行きます。」
 沙織は黙って後退する。
 その先にどんな罠が、そして危険が待ち受けているか。知る術はない。
 ハヤブサは唸りを上げ、マックスレベルの防御シールド出力で眼前の防火ドアに突っ込んでゆく。
 凄まじい衝撃音と共に鉄製の防火ドアが弾き飛び、大きな蝶番に繋がれた壁から引き剥がされる。
 破壊されたドアの開いた入り口に、ハヤブサがその車体を乗り込ませた時、突然ホールの中で轟音が連続して轟いた。
 沙織は反射的に身を伏せる。
 爆風や何かの破片が、伏せた沙織の上を通過した。
 沙織は肘を立て、僅かに身を起こす。ホールの中の状態を、五感を使って必死に探ろうとしていた。
 「女!出てこい!ゲームは終わった!」
 ホールの中から響いて来る声は、紛れもなくドルフ・マクファーレンのものだ。
 沙織は拳を握りしめて立ち上がる。
 ホールの入り口に向かい、ゆっくりと足を踏み入れる。
 沙織の目に絶望的シチュエーションが飛び込んで来る。
 横倒しになったハヤブサと、床に倒れている渡部の広い背中。
 大ホールの先には、二人の男にウージー・サブマシンガンの銃口を突きつけられている、三人の人影。
 詩織。有紀。そしてその隣には、白髪混じりの痩身の男がいた。
 三人は心配そうな視線を、沙織と渡部に釘付けにしている。自分の身に迫った恐怖よりも、二人の安否を気遣っている様子だった。
 「沙織おねーちゃん…」
 詩織の小さな呟き。
 三人の背後には金髪の男がいた。ドルフ・マクファーレン。
 その三人の前には、口径40ミリのグレネード・ランチャー、AGLが三脚に乗せられ背後で射手が構えている。
 ホールに飛び込んだ渡部とハヤブサは、直後にAGLの洗礼を受けたのだ。
 如何に防御シールドを全開にしていたとはいえ、グレネードの連射の直撃を食らったとなれば…
 ゆっくりと歩を進める沙織が倒れている渡部の横に来た時、渡部の腕がぴくんと動く。
 床から体を引き剥がすようにして起き上がる渡部を、沙織は立ち止まって心配そうに見つめている。
 自力で立ち上がった渡部は頭を振って、沙織の隣に並ぶ。
 どうやら外傷は無いようだ。
 「無事だったのね。安心した。」
 小さく囁く沙織に、渡部は悲痛な表情で返事をする。
 「僕は大丈夫。でも、サイクロンが…」
 「畜生…」
 沙織は吐き出すように呻いた。
 「感動のご対面だなぁ。どうだ、女!取り引きしないか?娘二人をお前に返してやる。替わりにその若造と、ここにいる石橋教授を俺に引き渡して貰おう。まぁ、嫌と言っても決定権は俺にあるんだがねぇ。」
 ドルフ・マクファーレンは皮肉めいた言葉で、勝ち誇ったように沙織に向けて言い放つ。
 「女!武器を捨てろ!何なら取り引きは破棄して、余計な貴様らには消えて貰ってもいいんだぜ。」
 沙織は右手に握ったVP70を静かに横に放る。スリングで肩から吊ったFA MASアサルトライフルを、肩から外して同じく横方向に放り投げた。
 「脇のハジキもだ!」
 沙織はドルフ・マクファーレンの言葉に素直に従った。脇のホルスターからグロック26を掴み出し、前方に放り投げる。
 トリガーに指を掛けない限り外れないトリガー・セフティと、ストライカー・ダブルアクションの機構によって常時セフティが掛けられているのに等しいグロックに、衝撃による暴発の心配は無い。
 「よく見るといい女だね。バラすのは惜しい気もするが…」
 ドルフ・マクファーレンは、その薄い唇を皮肉に歪めて笑った。
 その時、沙織の声がホールに響き渡る。
 「取り引きはフェアにやろうぜ!マクファーレン!」
 突然、沙織は左に並んでいる渡部の右肘に左腕を廻し、ちょうどカップルが腕を組むようなポーズを取る。
 渡部は突然の沙織の行動に驚き、どきりとして沙織を見下ろした。
 渡部と腕を組んだ沙織の左手には、一個の手榴弾が握られていた。敵から奪ったFA MASアサルトライフルの弾帯に隠れて、VP70のスペアマガジンと一緒に最初から沙織の腰に装備されていたのがドルフ・マクファーレンには見えなかったのだ。
 沙織は右手の指で手榴弾の安全ピンを引き抜く。撃発レバーは手榴弾と一緒に握ったままだ。このレバーを放さない限り、手榴弾の雷管が発火する事は無い。
 「これで対等だぜ。どうだ?あんたらの大事な商品が吹っ飛ばされたくなかったら、その三人を返して貰おうか。撃てるものなら撃ってみな!みんな一緒にあの世行きだぜ!」
 沙織は渡部に体を密着させ、手榴弾を握った手をドルフ・マクファーレンに向けて突き出し、ずいと一歩前に踏み出す。
 「ゲームはこれからだ。」
 更に沙織は渡部を引き連れて一歩踏み出す。
 沙織のいい香りが、渡部の鼻腔を包み込んだ。
 渡部は沙織の意図を理解すると共に、この状況と同時に憧れの相手に体を密着されている事で胸の鼓動が高鳴る。
 緊迫の中にありながら嬉しいような、そんな複雑な気持ちだった。
 「ま、待て!女!それ以上近寄るな!」
 ドルフ・マクファーレンは明らかに狼狽えている。
 「さあ、どうするよ?!」
 沙織は更に歩を進めた。彼らとの距離は、もう5メートル近くに迫っていた。
 その時、横倒しになっていたハヤブサの車体を、青白い雷光の束が包む。
 小刻みな震動を発しながら、車体が僅かに持ち上がった。如何に優秀なAIと自動操縦システムを搭載しているとはいえ、所詮は二輪車。横倒しになってしまった限り自力では起き上がれない筈だ。
 防御シールドの反発作用で車体が僅かに持ち上がり、前後のタイヤが床に接地した。
 くぉんという唸りと共に、パワーを乗せた後輪が床を蹴り白煙を上げる。
 ハヤブサの車体が回転を始めた。自力でアクセルターンを開始したのだ。
 青白い雷光と白煙を巻き上げて、ハヤブサは回転しながら徐々にその車体を垂直に保つ。
 ふぉん!
 水素融合タービンエンジンが派手な唸り声を上げる。
 今、倒れていた車体を自力で完全に起き上げたハヤブサは、そこに居合わせた一同が見守る中、カウルの下から補助輪を突き出し直立していた。
 ヘッドライトのハイビームが眩しく光る。それはあたかも、自らの意思を持ったマシンの怒りを象徴しているかのようであった。
 三脚に乗せたAGLを構えていた男は、慌てて40ミリ口径の銃口をハヤブサに向ける。
 ばちり!とハヤブサのフロントノーズで火花がスパークした。
 前方に伸びた青白い雷光が、グレネード・ランチャーの狙いを付けた男を直撃する。男はAGLから両手を放し、そのまま後方に大の字に倒れて気を失う。
 電磁震動の衝撃を受け、AGLはバラバラに分解される。
 超電磁振動装置R-H-Vは出力目標を変える事により、通常の防御シールドを一定の方向に収束させ射出する事が可能だった。射程距離はせいぜい10メートル程度のものだが、状況によっては有効な武器となる。
 沙織は組んでいた渡部の腕を僅かに弛める。肘で渡部の背中をそっと突いた。
 それが合図だった。
 渡部は飛んだ。助走も付けずにその場で踏み切り、空中に身を躍らせる。
 宙でくるりと回転し、白髪の混じりの痩身の男、石橋教授にウージーの銃口を突きつけていた男の側に着地する。
 男は慌ててウージーの銃口を渡部に向けるが、銃口が完全に向ききる前に渡部の回し蹴りを顔面に食らって昏倒した。
 沙織は身を屈め、右足首に右手を伸ばす。ハーフブーツの内側に小型のホルスターを縫いつけて隠していた、ハイ・スタンダード・アメリカン・デリンジャーを抜き出す。
 身を屈めた姿勢のまま、沙織はトリガーをダブルアクションで引き抜く。
 .22口径といえど、この.22マグナム弾は強力だ。有紀にウージーの銃口を向けていた戦闘服の男は、右肩に沙織の放った.22マグナム弾を受けて吹き飛ぶ。
 男を蹴り飛ばした渡部は今、ドルフ・マクファーレンと対峙していた。
 怒りと屈辱に顔を歪めたマクファーレンは、コートのポケットから右手を抜き出した。
 その手には手榴弾が握られている。
 「女… 貴様と同じ手を使う事になろうとはな…」
 マクファーレンは渡部と沙織から目を離さずに、じりっと後退を始めた。手榴弾の安全ピンを引き抜く。
 独りで走行して来たハヤブサが渡部の隣に並ぶ。
 沙織は囚われていた三人に走り寄る。手榴弾を握った左腕で詩織の肩を抱く。
 詩織は自分の髪からヘアピンを一本引き抜き、沙織の左手に握られている手榴弾の安全ピンが通されていた穴に差し込んだ。これでもう撃発の心配は無い。
 沙織はもう一発の.22マグナム弾が残ったデリンジャーの銃口をマクファーレンに向け、油断無く睨み付けている。
 後ろ向きに走り出したマクファーレンはホールの出口に向かう。
 「あばよ!まとめて仲良くくたばりやがれ!」
 マクファーレンは手榴弾を沙織達に向けて放り投げ、出口に向けて全力で走った。
 マクファーレンが投げた手榴弾が空中で撃発レバーを跳ね上げ、雷管に発火する。
 残り時間、あと三秒。
 渡部は一旦身を屈め、反動をつけて飛び上がる。
 華麗とも言える見事なフォームで放った飛び回し蹴りは、空中を飛来する手榴弾を右足の甲に捕らえた。
 渡部の足に弾かれた手榴弾はホールの中を飛び越え、窓ガラスを割って外に飛び出す。
 閃光と爆発音がホールの外で轟き、割れた窓ガラスや壁の破片がホールに飛び込んで来た。
 沙織達の前に飛び出したハヤブサは、その防御シールドのパワーを全開にする。
 爆風と危険な破片は、ハヤブサの防御シールドによって完全に遮断された。
 沙織は詩織を抱きしめた腕を緩め、静かに顔を上げる。
 ドルフ・マクファーレンの姿はもう見えなかった。
 沙織と詩織は目を合わせ、にっこりと微笑む。
 身を伏せた渡部はゆっりと立ち上がる。
 「すまなかった… 渡部君。君には酷い事をしてしまったようだ…」
 白髪混じりの痩身の男は、静かに詫びていた。長い監禁生活による心労のせいか若干やつれてはいたが、特にこれと言った体調の悪さは無いようだ。
 「石橋教授…」
 渡部は男を真っ直ぐに見つめる。
 突然、二人の間に割り込んで来るショートカットのグラビア美女。
 沙織は石橋教授の胸ぐらを掴む。
 「あんたが石橋教授かっ?!クソ迷惑なっ!この落とし前、どう付けてくれるんだよっ?!」
 がなり立てる沙織の背後から、呆れた詩織の声がする。
 「やめなさいよぅ、沙織おねーちゃん。大体私たちも人のこと言えた立場じゃないでしょう…」
 「うっせぇな!」
 石橋は沙織に胸ぐらを掴まれたまま、目線を落として淡々と語り始めた。
 「あの事故の時… 大学病院に運び込まれた君が助からないと、医学部の連中から聞かされた時。私は悩んだ挙げ句に決断したのだ。何より、娘の悲しむ顔が私には耐えられなかったんだ…」
 沙織は石橋の胸からそっと手を放す。
 「イチかバチかだが、駄目で元々の賭けでもあった。組織レベルでの生体改造は、文字通り危険が伴う。内緒で医学部の協力を得て、蘇生手術は成功した。でもこれは、未だ未完成の代物だ。いずれ副作用として発揮されていた強大な力は失われる。渡部君、君はあと数ヶ月足らずで普通の人間に戻る事になるんだ。」
 渡部は両手を見つめる。この力はやがて消え、元の普通の学生に戻る事が出来る。
 「そうだったんだ。それを奴らは軍事兵器として第三国への売買を狙っていた。」
 沙織はそっと呟く。
 「私たちもね… うぐ…」
 反射的に沙織に口を押さえられ、詩織はばたばたともがいている。
 「貴方達にも迷惑をかけてしまった。何より有紀の事を気にかけてくれた上に、守ってくれた事。親として心から感謝しています。」
 「あははぁ… 気にしなさんなって。“一日一善”があたしのモットーだから。」
 沙織はもがき続けている詩織を口を押さえたまま押しのけ、無理な作り笑いをする。

 外でサイレンの音が響いて来た。このベティのアジトを、到着したパトカーが次々と包囲している様子だ。
 「やべ!ポリ公だっ!さっさとバッくれるぞ、詩織!」
 沙織はデリンジャーをブーツの内側に納め、拾い上げたグロック26を脇のホルスターに差し込む。
 「ちょ、ちょっと待ってよ!沙織おねーちゃん!なんで逃げないといけないのっ?」
 詩織は慌てて叫ぶ。
 「なんでもへったくれもあるか!ともかくズラかるんだっ!」
 「あ〜ん、待ってよ。沙織おねーちゃん。…私は立派な被害者なのにぃ。確かに沙織おねーちゃんは悪いことしてるけど…」
 「ぐだぐだ言ってねえでさっさと来い!あたしゃね、ややこしい話とポリ公は大嫌いなんだよ!渡部さん、有紀さん、またね!」
 沙織はロビーの出口に向かって走る。
 その時、見覚えのある肥満体型が沙織の目指す出口に現れた。
 「沙織ちゃぁ〜ん!無事だったんだねぇぇぇ〜っ!」
 「いっ?!」
 沙織の顔が引きつる。
 沙織に向かって走って来る肥満体型は、公安の刑事、高橋だった。
 「うわわっ!嗅ぎつけられてたっ!よりによって…」
 沙織は向きを変え、別の出口を目指す。
 ところが、その出口の前に小柄な影が立ちふさがっていた。
 「おっと、ここまでだよ。また会えたねぇ、おじょーちゃん。」
 沙織の前に立ちはだかった、初老の刑事がにこやかに微笑む。
 「あ… あん時のおっちゃん…」
 小柄な滝は長身の沙織の顔を見上げ、嬉しそうに言う。
 「慌てなさんな、おじょーちゃん。話は帰ってゆっくりと聞こうかのう…実は儂も、“瞼の君”にまた会えて嬉しいんじゃよ。」
 あの夜に見た老刑事の鋭い眼光は、笑顔の皺に埋もれて見ることは出来なかった。
 「はぁ…」
 沙織はがっくりと肩を落とす。
 「がはは!」という、滝の豪快な笑い声がホールに木霊した。
 
 渡部の肩にそっと柔らかく暖かい感触が触れた。
 有紀が静かに渡部に寄り添い、頬を渡部の肩に寄せている。
 渡部と有紀は穏やかな表情で、警察官と思しき男達と傍目には仲良くやりとりをしている沙織を眺めていた。

 君が好きだ…

 言えなかった。
 言えなくてよかったと思った。

 渡部はふと、ハヤブサのタコメーターに透過光で表示されている文字を視界の隅に捕らえた。
 覗き込んだ渡部は小さく笑い、有紀の肩を叩いてハヤブサのタコメーターを指し示す。
 タコメーターを覗いた有紀は驚いた表情を見せ、再び渡部と目線を合わせくすりと笑った。
 
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I love "SAORI" ……

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To be continued …