セルジオ・メンデスとブラジル’77から現在まで Part-10
SERGIO MENDES


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モーニング・イン・リオ限定盤


「モーニング・インリオ」 原題 [ENCANTO]   セルジオ・メンデス  SERGIO MENDES  2008 

-2008-
大ヒットアルバム「タイムレス」からわずか2年でこの新作が発表されました。前作に引き続きブラック・アイド・ピーズのウィル・アイ・アムが
プロデュースに参加しています。しかし、ウィルのプロデュースがメインであった前作に比べ、今回はセルジオ自身もアルバム作りに深く関
わった作品です。そのため、「ラップのセルジオ」は影をひそめています。セルジオ自身が「自分の使命」とも考える「ブラジル音楽を世界中
に広めたい」との思いが十分伝わる内容になっています。アントニオ・カルロス・ジョビンやジョアン・ドナート、カルリーニョス・ブラウン、トニ
ーニョ・オルタなどの曲を取り上げ、メロディーの美しさと、アフリカがルーツとも言えるブラジルのリズムの多彩さなどを前面に押し出した作
品になりました。タイムレスで初めてセルジオ・メンデスを知った方、特にヒップ・ホップ系ファンの方は、前作の流れで聞くと、かなり戸惑う
かもしれませんね。今回もコラボ盤の形になっていますが、その参加アーティスト達の顔ぶれを見ると、とても驚いてしまいます(下記参照)
いろいろなミュージシャン達がセルジオ・メンデスのプロデュースの元で歌っているのは、とても素晴らしいことです。コラボ盤、大いに結構

又、今年はボサノバ誕生50周年と言われる年でも有ります。それは1958年にアントニオ・カルロス・ジョビンの曲「想いあふれて」
(Chega de Saudade) が初めて録音された時が一般的にボサノバ誕生の年と言われ、今年がちょうど、それから50年と言うわけです。
セルジオ・メンデスも、ほぼ、この歴史と共に歩んで来ています。2008年2月の来日公演中に何と67歳の誕生日を迎えました。ボサノバ
ブラジル・ミュージック界の巨匠と言われるのは当然で有りますが、今再び、セルジオ・メンデスの大ブームが起きているのはファンにとっ
て本当にうれしいことです。 by セルメン党

[CD発売・販売元]ユニバーサル ミュージック株式会社 2008年2月27日発売    
日本先行リリース(期間限定特別価格) [Limited Edition] UCCO-9160


爽やかにブラジル回帰している! ファンキーなブラジリアン・ミュージックに変身
収録曲 参加アーティスト コンポーザー
1

ルック・オブ・ラブfeat.ファーギー[3:59]
THE LOOK OF LOVE feat FERGIE (Burt Bacharach-Hal David)
2

ファンキー・バイーアfeat.ウィル・アイ・アム&サイーダ・ギャレット[3:58]
FUNKY BAHIA feat Will.I.am & SIEDAH GARRETT (Carlinhos Brown-will.i.am)
3

三月の雨feat.レデシー [3:58]
WATERS OF MARCH feat.LEDISI (Antonio Carlos Jobim)
4

オドヤーfeat.カルリーニョス・ブラウン [3:50]
ODOYA feat. CARLINHOS BROWN (Carlinhos Brown)
5


サムホエア・イン・ザ・ヒルズfeat.ナタリー・コール [4:00]
SOMEWHERE IN THE HILLS (O MORRO NAO TEM VEZ) feat. NATALIE COLE
(Antonio Carlos Jobim-Vinicius De Moraes-Ray Gilbert)
6


ルガール・コムンfeat.DREAMS COME TRUE [4:16] (吉田美和)
LUGAR COMUM feat.DREAMS COME TRUE (Joao Donato-Gilberto Gil,additional Japanese lyrics by Miwa Yoshida) Japanese translation of the original lyrics by Mana Kuniyasu
7

夢見る人feat.ラニ・ホール&ハーブ・アルパート [4:43]
DREAMER feat. LANI HALL & HERB ALPERT (Antonio Carlos Jobim-Gene Less)
8

モーニング・イン・リオ [4:19]
MORNING IN RIO (Toninho Horta)
9

イ・ヴァモス・ラ [4:19]
E VAMOS LA (....LETS 'GO) (Joao Donato-Joyce)
10

カタヴェント feat.グラシーニャ・レポラーセ [3:50]
CATAVENTO (CATAVENTO E GIRASSOL) feat.GRACINHA LEPORASE (Guinga-Aldyr Blanc)
11

アコーヂ feat.ヴァネッサ・ダ・マタ [4:27]
ACODE feat. VANESSA DA MATA (Vanessa Da Mata-Sergio Mendes)
12

おいしい水 feat.ウィル・アイ・アム [4:02]
AGUA DE BEBER feat.Will.I.am (Antonio Carlos Jobim)
13

三月の雨 feat.ザップ・ママ [3:56]
LES EAUX DE MARS (WATERS OF MARCH) feat. ZAP MAMA (Antonio Carlos Jobim)
14

イ・バモス・ジャfeat. ファネス [4:18]
Y VAMOS YA (....LETS 'GO) feat. JUANES (Joao Donato-Joyce) Spanish translation by Asdru Sierra
■ Produced by ウィル・アイ・アム&セルジオ・メンデス ■




 1曲目 ルック・オブ・ラブfeat.ファーギー[3:59]
THE LOOK OF LOVE feat FERGIE (Burt Bacharach-Hal David)
 ルック・アラウンド~恋のおもかげ   
「ルック・オブ・ラブ」は1967年全米シングルチャートで第4位まで上がりました。
上記:左は当時の収録アルバム。 右:は当時日本で発売されたシングル盤です。(意外にもB面扱いでした。)
「ザ・ルック・オブ・ラブ」の邦題は「恋のおもかげ」です。又は「恋の面影」などの表記の場合も有ります。
今回初めて「ザ・ルック・オブ・ラブ」を聞いた方は、元の演奏もぜひ一度聞いて下さい。当時アメリカで大ヒットしただけに
かなり良い感じの演奏とアレンジがされています。ジャケ買いOKのこのアルバムは現在でも世界標準盤として通用する。

今回めでたく、日本では「ザ・ルック・オブ・ラブ」がファースト・シングルとして大ヒット中です。
ブラック・アイド・ピーズのウィル・アイ・アムとファーギーが歌うダンサブルにアレンジされたこの曲は最高にカッコよく
歌われています。ウィル・アイ・アムは本当に才能あるアーティストです。彼が十代の頃からセルジオ・メンデスを聞き
「僕こそ世界一のセルジオファンだ」なんて言っているのは、セルジオ・メンデスファンからしてもラッキーな話です。
ウィルがいたからこそブラジル’66時代の曲がリメイクされ、再度セルジオ・メンデスの大ブームがやって来たのです。
この心地よい「ルック・オブ・ラブ」は4分弱のタイムでは短かいですね。ロングタイム・リミックスが出ることを願っています。
 2曲目 ファンキー・バイーアfeat.ウィル・アイ・アム&サイーダ・ギャレット[3:58]
FUNKY BAHIA feat Will.I.am & SIEDAH GARRETT (Carlinhos Brown-will.i.am)
アメリカではこちらの曲がシングル扱いです。セルジオは3月に入ると、この曲のプロモーション・ビデオを撮るためブラジル
に行く予定です。曲はカルリーニョス・ブラウンとウィルの共作。歌はウィルとサイーダ・ギャレット(女性歌手)です。 
「ファンキー・バイーア」 タイトルのイメージ通り、とてもファンキーなブラジルのリズムに充ち溢れています。参った!
 3曲目
13曲目
三月の雨  feat.レデシー [3:58] 3曲目      feat.ザップ・ママ [3:56] 13曲目 
WATERS OF MARCH feat.LEDISI (Antonio Carlos Jobim)
一つのアルバムに2タイプの演奏・歌が収録されている。13曲目の方はフランス語バージョンです。
しかしそれにしてもセルジオ・メンデスはこの曲がほんと好きなんですねぇ・・・’74年の「ビンテージ’74」で一度目の録音、
二度目は’78年の「ブラジル88」で、そして3度目の録音が今回のアルバムです。しかも2タイプの曲が入っています。
そう言えばコンサートでも必ず歌っていますね。とにかくセルジオ・メンデス個人がこの曲が大好き!ということです。
 4曲目 オドヤーfeat.カルリーニョス・ブラウン [3:50]
ODOYA feat. CARLINHOS BROWN (Carlinhos Brown)
カルリーニョス・ブラウン自ら歌うこの曲はまさにブラジリアン・ファンキー  このアルバムの色づけに貢献している。
 5曲目 サムホエア・イン・ザ・ヒルズfeat.ナタリー・コール [4:00]
SOMEWHERE IN THE HILLS (O MORRO NAO TEM VEZ) feat. NATALIE COLE
(Antonio Carlos Jobim-Vinicius De Moraes-Ray Gilbert)
ウィル・アイ・アムやファーギー、ブラジル’66の初代シンガーラニ・ホール、ハーブ・アルパート、カルリーニョス・ブラウン
等々話題のアーティストが参加している中、さり気無く、何気に・・大物シンガー ナタリー・コールまで入っていたなんて・・
実力100%発揮のジャズ風ボーカルで、ボサノバの名曲をさらりと完璧に歌いこなしている。すごいね・・・
 6曲目 ルガール・コムンfeat.DREAMS COME TRUE [4:16] (吉田美和)
LUGAR COMUM feat.DREAMS COME TRUE (Joao Donato-Gilberto Gil,additional
Japanese lyrics by Miwa Yoshida) Japanese translation of the original lyrics by Mana Kuniyasu
日本盤のボーナストラックとして収録されている。DREAMS COME TRUE 吉田美和の日本語ボーカル曲。
(US盤ではイタリアのジョヴァノッティーの歌が収録されている。)
で、この日本語盤ですが、これが実にいい感じなのです。元々が、ジョアン・ドナート/ジルベルト・ジルのコンビの曲なので
完成度の高さは間違いないのですが、歌がうまい吉田美和の日本語とバックのポルトガル語の掛け合いが全く違和感
無く、とても心地よい仕上がりになっています。セルジオ自身の言葉によると、日本語の語感もなかなか良いとのことです。
実はセルジオ・メンデス自身のグループでも過去に4曲ほど日本語で歌った物を出しています。ご存知の方いますか?
と言っても、知るわけ無いですね・・・・ここまで読んだ方へのプレゼント情報でした。
 7曲目 夢見る人feat.ラニ・ホール&ハーブ・アルパート [4:43]
DREAMER feat. LANI HALL & HERB ALPERT (Antonio Carlos Jobim-Gene Less)
古くからのセルジオ・メンデス ファンには驚きの出来事です。この曲を歌っているのはセルジオ・メンデスとブラジル’66
の初代ボーカリスト ラニ・ホール なのです。しかもトランペットはハーブ・アルパートです。ハーブ・アルパートは自身も
ティファナブラスというグループを組み、60年代のアメリカで演奏物のヒット曲を連発していました。更にA&Mレコードの
創始者でも有り、いち早くセルジオメンデスの才能を見出し、世に送り出した本人でも有ります。ブラジル’66の「マシュケ
ナダ」の入ったデビューアルバムに「副題:ハーブ・アルパート・プレゼンツ」と記載されていますね。
セルジオ・メンデスのルーツをたどったかの様にこのお二人(夫婦)が参加されているのは感激です。
 8曲目 モーニング・イン・リオ [4:19]
MORNING IN RIO (Toninho Horta)
このアルバムのためにトニーニョ・オルタが書いたインスト曲(スキャット入り) ブラジルの爽やかな涼風が駆けぬける。
 9曲目
14曲目
イ・ヴァモス・ラ [4:19]   9曲目           feat. JUANES(フアネス)  14曲目
E VAMOS LA (....LETS 'GO) (Joao Donato-Joyce)
   
この曲も、今回のアルバムには2バージョン収録されている。9曲目はポルトガル語でセルメン自身のグループが歌って
いる様だ。女性ボーカル中心に軽めに流されている。14曲目は9曲目の音源をバックにフアネスによりスペイン語を絡ま
せた曲になっている。印象的なリズムでとても耳に残る曲調だ。さすがジョアン・ドナートの曲と言える。
10曲目 カタヴェント feat.グラシーニャ・レポラーセ [3:50]
CATAVENTO (CATAVENTO E GIRASSOL) feat.GRACINHA LEPORASE (Guinga-Aldyr Blanc)
セルメンの奥さんグラシーニャ・レポラーセがギンガのニューボッサをいつも通り安定した歌声で歌っている。
11曲目 アコーヂ feat.ヴァネッサ・ダ・マタ [4:27]
ACODE feat. VANESSA DA MATA (Vanessa Da Mata-Sergio Mendes)
ヴァネッサ・ダ・マタとセルジオ・メンデスの共作曲。何かとてもスリリングな感じが印象に残ります。今後の活躍が期待
できる女性歌手と言えそうです。
12曲目 おいしい水 feat.ウィル・アイ・アム [4:02]
AGUA DE BEBER feat.Will.I.am (Antonio Carlos Jobim)
セルジオ・メンデスとブラジル’66のデビューアルバムに収録されていた曲。ボサノバの名曲です。
やはりウィル・アイ・アムが歌うブラジル’66ものはカッコイイですね。ブラジル’66のデビューアルバムからは前作
「タイムレス」ではマシュケナダ他2曲が取り上げられ、今回もこの1曲が選ばれています。ウィルにとっても、この
ブラジル’66のアルバムには特別な思い入れが有るのでしょうか。どうせなら全部やってもらいたい気がします。
この曲も、ルック・オブ・ラブ同様にロングバージョンが出ることを期待したいところです。



























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セルジオ・メンデスとブラジル’66ディスコグラフィー
Part-1 ハーブ・アルパートプレゼンツ BRASIL’66
Part-2 分岐点 EQUINOX
Part-3 ルック・アラウンド LOOK AROUND
Part-4 フール・オン・ザ・ヒル FOOL ON THE HILL
Part-5 クリスタル・イリュージョンズ CRYSTAL ILLUSIONS
Part-6 イエ・メ・レ YE-ME-LE
Part-7 ライブアットEXPO’70
Part-8 スティルネス STILLNESS

セルジオ・メンデスとブラジル’77から現在まで    
Part-1 パイス・トロピカル / プライマル・ルーツ
Part-2 ライブアットグリークシアター/ ライブインジャパン
Part-3 ラブミュージック / ヴィンテージ’74
Part-4 セルジオメンデス/ ホームクッキング
Part-5 ニューブラジル’77 / ペレ / ブラジル’88
Part-6 マジックレディー/ アレグリア / セルジオ・メンデス
Part-7 コンフェティ / ブラジル’86 / アララ
Part-8 ブラジレイロ / オセアーノ
Part-9 タイムレス

Part-10 モーニング・イン・リオ
セルジオ・メンデスジャズピアニストの時代
Part-1
Part-2

セルジオ・メンデス関連アーティス
Part-1 ボサリオ Hello ! Bossario
Part-2 ラニ・ホール / エドゥ・ロボ / 他

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