セルジオ・メンデスとブラジル’77から現在まで Part-1


















ロールオーバーでLPのBACK COVERが見れます 洋封筒型に開くジャケットに横型の「帯」は革新的だった


「パイス・トロピカル」 PAIS TROPICAL  Sergio Mendes & Brasil'77

--1971 LP--
 グループ名がブラジル’66からブラジル’77に変わりました。実にしゃれた感動的アイデアですね。メンバーにオスカル・カストロ・ネベスも加わりまし
た。ボーカルでは、グラシーニャ・レポラーセの声がメインとして聞かれます。彼女は前作「スティルネス」から参加していますが「スティルネス」では、
旧メンバーであるラニ・ホールのボーカルがメインであったため、実質的にこのアルバムからグラシーニャ・レポラーセの声が聞ける様になりました。
これ以後現在までグループのボーカルを長ーく担当しているわけです。彼女はセルジオメンデスの奥様であり、したがいまして、長ーく行動を共にす
るのも、当り前ということでしょう。(ジャケット写真の向かって左ですよ・・)さてこのアルバムですが、とてもブラス・サウンドが効いた力強い音になっ
ています。 クールなストリングスを多用したブラジル’66の音から、今回はトム・スコットらの参加により、大胆なホーンアレンジとファンキーなサック
スプレイが聞かれる音に変わっています。これらブラスやサックスによるアドリブパートの多様などは、今までに無い新しい試みです。「ザンジバル」
でのセルジオメンデスの超ファンキープレイにも圧倒されます。又ブルース・ハープなども初めて使って演奏されているが、それらが実に硬質でシャキ
っとしたサウンドイメージを作り出しています。今回のアルバムは今までのブラジル’66ファンにとっては、少し驚いた音です。ちょっと好みが分かれる
アルバムかもしれませんね。とは言っても、しっかりセルメンサウンドは健在で一度ハマッタ方は もうセルメンマジックの世界から逃れられません。
今回とても面白いのは「パイス・トロピカル」が日本語でも歌われていることです。(当時日本語バージョンはシングル盤でのみ発売されました)この
時代 外国人アーティスト達に、たどたどしい日本語で歌ってもらう企画がはやっていたようです。当時日本が世界的にも大きなマーケットになりつ
つあった証拠とも言えます。

レコード[発売元:キングレコード] AML−115
CD[発売元:ユニバーサルミュージック]  UICY3708 24bitデジタルマスター 発売年月:2002年8月21日 
CDにはボーナストラックとして日本語「パイス・トロピカル」が収録されています
[発売元:ユニバーサル・ミュージック] UICY−93152 2006年9月13日発売 紙ジャケ・リイシュー
最新CD[発売元:ユニバーサル・ミュージック] UCCM-3085 2008年2月27日発売

 
CDの購入は下記リンクからお進み下さい
パイス・トロピカル+1



  ★  グループ名が66から77へ変更!硬質ブラスサウンドが聞ける  ★                                    
収録曲 TrackTitle  Time   Composer
パイス・トロピカル PAIS TOROPICAL 2:46 (Jorge Ben)
ソー・メニー・ピープル SO MANY PEOPLE 3:29 (P.Williams,R.Nichols)
なつかしき丘 MORRO VELHO 4:28 (Milton Nascimento)
ザンジバル ZANZIBAR 5:07 (Edu Lobo)
トンガ TONGA 3:25 (Toquinho& Vinicius Moraes)
ゴーン・フォエバー GONE FOREVER 3:37 (Paul Williams)
アサ・ブランカ ASA BRANCA 2:21 (Luiz Gonzaga & Humberto Teixeria)
アイ・ノーユー I KNOW YOU 4:12 (P.Williams,R.Nichols)
アフター・ミッドナイト AFTER MIDNIGHT 3:57 (John J.Cale)
Aranged by Sergio Mendes Orchestrations by David Grusin and Tom Scott
Personnel ボーカル:グラシーニャ・レポラーセ/キャレン・フィリップ
ベース:セバスチャン・ネト ドラム:クラウディオ・スローン
パーカッション:ルーベンス・バッシーニ コンガ:ラウジールソアレス・ジ・オリベイラ
ギター:オスカル・カストロ・ネベス ピアノ:セルジオメンデス様
■テンション高すぎ!「ザンジバル」 ■シャキっと決まった「アサブランカ」 ■ウーン心地いい!「トンガ」
■クールだぜ!「ソー・メニー・ピープル」 ■これはブラスロックだ!「アフター・ミッドナイト」


A面「パイス・トロピカル」 B面「トンガ」 PAIS TROPICAL/TONGA
--1971--

[発売元:キングレコード] AM-95


写真:
でメンバーの顔を覚えましょう(*^_^*)立っているメンバー向かって左から 
そ、メガネの方から・・ドラム:クラウディオ・スローン
次、コンガ:ラウジールソアレス・ジ・オリベイラ  ベース:セバスチャン・ネト
右端、パーカッション:ルーベンス・バッシーニ
座っている方
向かって左、キャレン・フィリップ 中心はSergio Mendes殿
右の方が今でもSERGIO MENDESの奥様であるグラシーニャ・レポラーセ様







A面「パイス・トロピカル 日本語バージョン」 B面「ザンジバル」
PAIS TROPICAL[JAPANESE]/ZANZIBAR

--1972--
[発売元:キングレコード]AM-131
オリジナルアルバムには収録されてない日本語のパイス・トロピカル!日本市場を
狙った、いや日本のファンに感謝の気持を込めて録音されたものと思われます・・・
上のレコードでメンバー紹介しましたが、この時期メンバーの入れ替わりが頻繁に
おこなわれた様です。
写真:
中央の女性はジェラルディン・スティーブンス(キャレン・フィリップは退団)
中央一番上はオスカル・カストロ・ネベス









ドイツ盤「パイス・トロピカル」 海外盤コーナー「ドイツ編」へ

A面「アフター・ミッドナイト」 B面「ゴーン・フォエヴァー」
AFTER MIDNIGHT/GONE FOEVER

--1972--
[発売元:キングレコード]AM-117

激しいブラスロック?です。セルジオ・メンデスとブラジル’66が好きだった方たちが
はたしてこのサウンドに付いて行けたのか??少し疑問です。66からブラジル’77
へと名前が変わり、確かに劇的なサウンドの変化が感じられる。
それにしてもテンション高すぎ!


写真:
パイス・トロピカルのLPと同時期の写真です。LPの方は全員微笑んでいますが、
こちらは皆さんお口をしっかり閉じたおすましポーズの写真です。
こうして、何種類もの写真撮影をするのですね。レコードを並べて写真を見比べると、
同じような写真でも一人だけポーズや向きが変わっていたり・・などを発見すると
なかなか面白いものですよ・・・
こんな趣味に同感できる方はぜひご連絡下さいネ!







「プライマル・ルーツ」 USA原盤LP
(国内CDはこのジャケット写真です)
ロールオーバーでLPのBACK COVERが見れます


「プライマル・ルーツ」PRIMAL ROOTS SERGIO MENDES & BRASIL'77

--1972 LP--
1971年にはブラジル’66名義最後のアルバム「スティルネス」、さらにブラジル’77名義の「パイストロピカル」と順調にアルバムを出しているセルジ
オメンデスが1972年に発表したのがこの「プライマル・ルーツ」です。もちろんファンとしては、従来のスタイルの作品を想像していたはずです。しかし
この「プライマル・ルーツ」は特別な作品になっていました。つまりこのアルバムはブラジルの土着的音源の収録作品と言うのでしょうか、従来からの
ボサノバ風ポップス音楽からは、かけ離れている異色作品となっています。セルジオメンデスがなぜこの時期にこの様なアルバムを製作したのか、
また必要で有ったのかは不明ですが、とにかく一度総決算的意味合いで、このような音を記録しておきたかったのでしょう。本来の姿、魂はブラジ!
とアピールしているかの様です。レコードセールス抜きの(セルジオメンデスがレコードセールス抜きなんて考えたはずは無いのかも知れませんが・・
・・)とにかく貴重な作品と言えます。レコードB面では、組曲のように各プレーヤーがそれぞれの楽器でアドリブ演奏し、聞き応えのある作品となって
います。現在のコンサートで必ず演じられる各自のアドリブからパーカッションプレイにいたる聞かせどころ(見せ所)の原型が収められています。
女性ボーカルはカレンフィリップが抜けジェリー・スティーブンスが新メンバーとして参加しています。

レコード[発売元:キングレコード]AML−150  
CD[発売元:ユニバーサル・ミュージック] UICY3709 24bitデジタルマスター 発売年月 2002年8月21日 
CDにはボーナストラックとして「ザ・クラブ」THE CRABが収録されています。(私もCD製作に少しだけ協力させて頂きました)
[発売元:ユニバーサル・ミュージック] UICY−93153 2006年9月13日発売 紙ジャケ・リイシュー
最新CD[発売元:ユニバーサル・ミュージック] UCCM-3086 2008年2月27日発売


 
CDの購入は下記リンクからお進み下さい
プライマル・ルーツ+1


  ★  異色盤!ブラジルの土着的音源の記録と言える  ★                                  
収録曲 TrackTitle  Time   Composer
漁師の祈り PROMISE OF A FISHERMAN 3:30 (Dorival Caymmi)
アフター・サンライズ AFTER SUNRISE 3:29 (S.Neto,O.Neves)
信仰への誓い CANTO DE UBIRATAN 2:09 (OriginalArrangement by S.Mendes)
イエマンジャ IEMANJA 2:59 (Baden Powell)
ポンバ・ギラ POMBA GIRA 2:30 (OriginalArrangement by S.Mendes)
サークル・ゲイム THE CIRCLE GAME 18:17 (Edu Lobo,Ruy Guerra)
漁師の祈り PROMIS OF A FISHERMAN 0:40 (Dorival Caymm)
Produced by Sergio Mendes for Sergio Mendes Productions
Personnel Piano and vocals : Sergio Mendes
Bass : Sebastian Neto /Drums : Claudio Slon/Guitars : Oscar C.Neves
Timbales and percussion : Rubens Bassini/
Congas,percussion and vocals : Laudir Soares de Oliveira
Female vocals : Gracinha Leporase and Geri Stevens


■全曲ブラジルの土着的な雰囲気が感じられる異色作なのね・・すごいわ・・・大作よ!


A面「イエマンジャ」 B面「ザ・クラブ」 IEMANJA/THE CRAB
--1972--
全編、セルジオメンデス自身のスキャットからなる曲!変わりダネ盤?・・・・・・
2010年、今あらためて聞くと不思議な魅力が感じられます。このアルバムは
決してポップス的ヒットを狙ったものではないが、アルバムからは必ずシングルを
出すという当時の日本の風潮からして選ぶとこれしかない・・・かな・・という感じ
で出たものだと思います。
尚、B面の「ザ・クラブ」はこのシングル盤にのみ収録されています。(LP未収録)
写真:それにしても上記2枚のアルバムを合成した、見事!??なジャケットだ!
[発売元:キングレコード]
AM-147













フランス盤 FRANCE 「ザ・クラブ」はA面になっています。LPには収録されていない不思議な曲ですね。Joao Donatoの作品
海外盤コーナー「フランス編」はこちら













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セルジオ・メンデスとブラジル’66ディスコグラフィー
Part-1 ハーブ・アルパートプレゼンツ BRASIL’66
Part-2 分岐点 EQUINOX
Part-3 ルック・アラウンド LOOK AROUND
Part-4 フール・オン・ザ・ヒル FOOL ON THE HILL
Part-5 クリスタル・イリュージョンズ CRYSTAL ILLUSIONS
Part-6 イエ・メ・レ YE-ME-LE
Part-7 ライブアットEXPO’70
Part-8 スティルネス STILLNESS

セルジオ・メンデスとブラジル’77から現在まで    
Part-1 パイス・トロピカル / プライマル・ルーツ
Part-2 ライブアットグリークシアター/ ライブインジャパン
Part-3 ラブミュージック / ヴィンテージ’74
Part-4 セルジオメンデス/ ホームクッキング
Part-5 ニューブラジル’77 / ペレ / ブラジル’88
Part-6 マジックレディー/ アレグリア / セルジオ・メンデス
Part-7 コンフェティ / ブラジル’86 / アララ
Part-8 ブラジレイロ / オセアーノ
Part-9 タイムレス

Part-10 エンカント
Part-11 ボン・テンポ
セルジオ・メンデスジャズピアニストの時代
Part-1
Part-2

セルジオ・メンデス関連アーティス
Part-1 ボサリオ Hello ! Bossario
Part-2 ラニ・ホール / エドゥ・ロボ / 他

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